Cry Me to the Moon
2010/11/24 Wed
m25
内頬の肉を纏わりつかせて扱き、舌をはしたなく棹に絡めて濡らす。
口の中で唾液と粘液が絡まりあい、酷く卑猥な音が体内に響いていく。
先端から零れる先走りも丁寧に舐め取ると、独特の味に喉が厭うように痙攣した。
それでも吐き気を押さえて、先端を啜りあげると次から次へと先走りが溢れてくる。
グスタフが僅かでも感じてくれているのだ、と分かれば、涙が出るほど嬉しかった。
「……は、―――…畏まりました。ほかの者にもその様に伝えておきます」
けれど、落ちてくる低音にはブレの一つもなくて、いつもと何ら変わりない。
口一杯に頬張った場所だけが別のもののように熱く、滾り、いやらしい。
ユウキは口元をベタベタにしながら、息を吐き出し、亀頭に舌を擦りつけてただひたすらグスタフに尽くす。
忙しない吐息がグスタフの屹立に絡んで、熱気が増した気がした。
少しだけ顎を引いて、先端に唇を押し付けるとリップノイズを重ねて接吻を降らせる。
触れ合う瞬間に軽く吸い付いて内側の性感も煽って、亀頭全体を舐めるようにキスをした。
「………………、」
初体験ながら献身的な奉仕にグスタフは腕を伸ばし、ゆっくりと金色のメッシュを入れた茶髪を梳いた。
ユウキはその優しい仕草に一瞬、驚いて肩を揺らすも、緩やかに頭を押し付けられて、続きを促される。
「―――…その件でしたら、既に手配は出来ていますので…」
再び口付けようとしたら、もっと直接的な奉仕を強制されて、キスのために尖らせた唇をグスタフの熱が割った。
ズル、と生々しい音を立てながら、咽喉奥まで強引に飲み込まされて、顎が痛んだ。
ともすれば反射的に歯を立ててしまいそうになりながらも、所作に逆らわず、舌腹を性器裏に擦り付け、血管を探って摩擦を繰り返す。
口腔の粘液を絡みつけると、卑猥な音が立ち、粘膜に熱い先走りが塗り付けられた。
こんなに間近で雄の匂いを嗅いだことのないユウキにとって、苦行にも等しい時間だったが、これでグスタフがこちらを見てくれるなら安いものだと思った。
しかし、それも幻想に終わり、現実はと言えば、常のポーカーフェイスを崩さないグスタフの前に跪き、男の欲を咥えこんでいるにすぎない。
自分のしていることがどれほど惨めか、理解できているのに、それでも口腔で育つグスタフの熱から離れることが出来なかった。
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酔っ払いの作法 >>
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