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見知らぬ天井

2010/10/19 Tue
m25



!注意

オズワルド×ジェネラル小話。
意味も無くいちゃついています。


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「模様替えでもしただろうか?」

ふいに問いかけてきたジェネラルに、オズワルドは軽く首を傾け、いいえ。と応じた。
既に二人で夕食も夜のティータイムも済ませて、柔らかな寝台に潜り込んだ後の一声だった。
うつ伏せになりながら、アナログの目覚まし時計を弄っていたオズワルドは僅かに身体の向きを変える。
寝室にまで仕事の資料を持ち込んでいるジェネラルの視線は、A4用紙に落ちたままだ。
オズワルドは意味も無く目覚ましの針をくるくると回しながら、意図を測りかねて続きを促すよう視線を流す。
横顔に向けられた視線に気づかないはずは無いだろうが、ジェネラルの視線は頑なに資料の束が独占していた。

「最近は少し忙しかったので。それに動かすほどの物もありません」
「―――…そうか」

ベッドヘッドに背中を預けているジェネラルからは、僅かながら腑に落ちないような声色が漏れる。
普段は黒手袋に隠している指先で起床時間を決めると、ベッドサイドに目覚ましを置いて身を寄せた。

「浮気の気配でもしましたか?」
「貴方は、もう少し現実味の在る冗談を言うかと思ったぞ」
「おや、閣下の笑いは取れたようですが」

お互いに小さく含み笑いを零して、他愛無いやり取りを愉しむ。
シーツに皺を刻みながら、ジェネラルの顔を下から覗き込むと、資料の束が上昇していく。
オズワルドは空けてもらった膝の上に細い顎を乗せつつ、洗い立ての心地よい香りに目を細めた。

「いや、大した意味は無い。ただの気のせいだろう」
「私も帰ってきたのは久しぶりですからね、以前帰ってきたのは―――」
「言わなくて良いぞ、オズワルド」

ジェネラルが先に釘を刺し、オズワルドの含み笑いに続く言葉を遮った。
実際、前回いつ帰ってきたのかは分からないが、オズワルドの顔を見れば明白だ。
恐らく、以前ジェネラルと共に帰って以来なのだろう。
そして、その日の夜のことまで誘発させて思い出させようとする紳士のやんちゃぶりに苦笑する。
結局、こうして思い出している時点で掌の上と思えなくも無いが、努めて平静を装う。
カサリと乾いた音を立てて、資料を一枚捲るが、膝に感じるオズワルドの自重によって集中は途切れてしまった。

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[Serene Bach 2.23R]