抱枕
2010/09/20 Mon
m25
!注意
オズワルド×ジェネラルで糖度高い話。
空枕の続き。
直接的な描写はありませんがグスタフ→ゲニ設定出てきます。
やっぱり尖兵が乙女。
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一人分の寝息しか聞こえない寝室の扉を静かに開くと、オズワルドは足音を殺して部屋へと踏み入った。
夜に慣れた視界で掛け時計を見やれば、短針が二を僅かに過ぎている。
明日は大会が無いとは言え、こんな時間まで付き合わされるとは思っていなかったオズワルドは片手で軽く額を抑えた。
「―――……こんな時間まで子守をする羽目になるとは……」
個人的には、もっと早くに切り上げる心算だったが、予想以上にグスタフの話が長かった。
亀の甲より年の甲、を地でいくオズワルドには話を卒無く切り上げるスキルを持ち合わせていたが、
今夜のグスタフにはその隙がなかったのだ。
グスタフの財布から購われる酒は上物ばかりで味は悪くなかったが、聞く話が一辺倒の上、
ピンポイント過ぎるほど一人の話しかしない酒宴ではその味を損なうばかりである。
正直、今夜飲んだどんな酒よりも、ジェネラルと飲んだ昨夜の食前酒の方がずっと美味しく感じられた。
「―――……暫く誘いは断りましょうか……」
早めに帰る心算だった為、ジェネラルに連絡を入れるのが遅くなってしまったこともオズワルドにとっては不満だった。
ジェネラルは、食事や睡眠といった行為に基本的に酷く無頓着なのだ。
職業・軍人を長らくしているせいだとも思うが、どうも食事や睡眠を必要不可欠なものではなく一種の嗜好だと捉えている節がある。
食事を摂らないと栄養が体に回らない、睡眠が足りなくては精神に異常を来たすといった知識は持ち合わせている。
けれど、それだけだ。
なまじ頑丈な身体、強靭な精神を持ち合わせ、常人であれば耐えられないような劣悪な環境でも完璧に動くことが出来るから
食事や睡眠は娯楽の意味合いが強いのだろう。
無論、見ているオズワルドにとって見れば心配どころの騒ぎではないのだが。
だから、オズワルドが夕食を共にしない時は早めに連絡を入れて、ジェネラルの重い腰を上げさせている。
今夜は常よりも連絡が遅くなったから、ジェネラルが食事を摂ったかは五分五分だ。
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