紳士のくちづけ
2010/09/03 Fri
m25
惚れてしまえば仕方ない、とまるで自分に言い聞かせるように脳内で繰り返す。
けれど、扉のノブに手を掛けようとしたところで、背後から凄まじい力に引かれて思考が止まった。
細身の体はすっぽりとルガールに抱きとめられる。
背中越しにルガールの鼓動が聞こえ、オズワルドは首筋が熱くなった。
「夜は、……私からキスをさせておくれ。オズ」
まるで甘えるような声が耳朶に掛かる。
年甲斐もなく分かり易く跳ねあがった心音を無視して、
オズワルドは仕方のない人だ。と茶化すように笑う声を無理やりに響かせた。
それがルガールのことなのか、自分のことなのか、
はたまた二人揃ってなのかのは、今晩まで持ち越しに決めて。
mmtenさんにオススメのキス題。
シチュ:人気のない場所、表情:「気恥ずかしそうに」、
ポイント:「顎に手を添える」、「自分からしようと思ったら奪われた」です。
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