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世紀末基準

2010/09/04 Sat
m25



!注意

バルバトス×ジャギの顔の話。
仲良く同棲中。


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ジャギはバルバトスが掛け値なしの器量良しだと思っている。

青銀色の長い髪は緩やかなウェーブが掛かっており、腰まで垂れる水面のようだ。
同じ色の睫を見れば、それが地の色なのだと良く分かる。
その睫も綺麗に生え揃っていて、しかも男の癖に下睫まで整っている。
褐色の肌は張りがあり、紫色の瞳はまるで宝石のようだ。
しっかりとした肩に、逞しい二の腕。それで居てジャギより細い腰は長い脚に繋がっている。
こんなに美人であるのに、身長はジャギより恵まれていて、顔を持ち上げないと視線が合わない。
飾らないバルバトスの仕草は粗野でなく、野性味を増幅させて男を上げているに過ぎない。
そこまで考えて、ジャギはほう、と見惚れるような息を吐き出した。

「どうした、もう限界か」
「違ぇよ。俺様がこの程度で音を上げるはずもなかろう」

テーブルを挟んで酒を飲み交わしていたバルバトスは不意の吐息に疑問を投げてきた。
視線は先ほどから感じていただろうに、見蕩れていたからとは結びつかないようだ。
結びついてもらっても、気まずさと気恥ずかしさでテーレッテーなのではあるが。
何はともあれ、これだけ恵まれた容姿をしていながら、バルバトスは自分の外見に疎い。
一度、暑いから。という理由で髪をばっさりと切ろうとした時は、さすがのジャギも心底焦ったものだ。

「いや、ただ。手前ェ、男の癖にえらい綺麗なツラしてんなぁ…っと思ってよ」
「………あぁん?」

既に酒が入って久しいが、真っ向から当然のように言われて、
バルバトスは眉間に皴を寄せ、考えるように小さく唸った。

「目ぇ腐ってんじゃねぇのか」

新しいビール缶のプルを容易く開けて、喉を鳴らしながら酒を煽る。
シュワシュワとした炭酸が喉を焼いて、心地良い。
ただ、ジャギの言った言葉が腑に落ちず、首を捻って青い髪を揺らした。
バルバトスの概念で言うと、“綺麗なツラ”と評されるようなのは、
どこぞの紙王のような生っちょろい優男のことだと言う先入観がある。
こんな筋肉質の三十路も過ぎた大男に一体何を言うのか。

「俺だけじゃねぇって、兄者達も別嬪だって言ってたぜ」

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[Serene Bach 2.23R]