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スリル・ミー

03 19 *2013 | 雑談::2.5次元

1年越しの良知さんと小西さん回を見てきました!
はじめて見れた!!
去年は公演知った時にはすでにこにたん回は完売御礼!でみられなかったのですごく楽しみにしてましたー!(そのための事故)

今まで一人芝居は「審判」で体験しましたが、二人芝居は初、ということでどんなかなぁ、と思ったら天の声はありました(笑)
まぁ、そこは核心には至らないのでよいのです。
ピアノの生演奏付き、というのもよかったですねー!
最初にピアニストが出てきて、ぼんやりと照らし出される小部屋と照明が星空のようで、とてもきれいでした。

良知さんの「私」とこにたんの「彼」、二人の危うい若くて才能があるが故の暴走、ニーチェの言葉を借りた陶酔と振りかざす正義となのる狂気、バランスの崩し方も最後の持っていき方も王道といえば王道なストーリーなんだと思います。
でもこれがミュージカルで二人芝居っていうのがいい。
二つの対立する者の感情が歌の中で引きあったり反発しあったり。しかもメロディめちゃくちゃ難しいから引っ張り上げたりしててね。
ほかの2組がどうなのかはわかりませんが、良知小西ペアはすごくグラグラする関係な気がしました(いい意味で)
「私」自身が妙な間を持つから観客も「私」目線になりづらいし、「私」の語る「彼」はそもそも「私」の視点で語られているから行動が理解しづらい、というか。

で、この「私」役、三津谷さんに10年後やって欲しいなぁ。今じゃないよ、今は少年役をいっぱいやってもらって、10年後に大人と少年の狭間を演じてもらいたいのです。彼ならとても魅力的な「私」になれると思うなぁ。

ちなみに銀河劇場自体は赤の神紋の劇中劇をいずれやって欲しい劇場であります。はい。誰か舞台化してくれないかしらね、白泉社。(たぶん作者さんの持ってるモデルイメージは渋谷や池袋なんですが)

こにたん初めて舞台見たけど、今回はとても低い声に挑戦してて、今度は高い声で歌える歌がたくさん入った舞台見たいなぁ。あ、でも今回の少年を惑わす天使のこにたんすごく悪魔じみててよかった。あんなに歌声天使なのに、目だけ悪魔って。スーツ姿がめっちゃ「こんなかっこいい課長、たまにどこかの会社にいる」と思ってしまったけど、「レイ」って囁くところもまたよかったよね。
「レイ」って言葉がだんだん懇願に変わるところとか。
好きです。

そいや「私」って誘い受けですね(突然)

22:48