『涼宮ハルヒの…SS(2) 』 
 

 お互いが初めてで。その事に俺自身ためらいを持っている。それをハルヒに悟られぬよう、 無造作を装いつつ。でも、ハルヒが破瓜の痛みを感じないように、慎重に正確に。俺は指で襞 を広げ、自分の先端をあてがう。 「あ、当たってるのが……そうなの?」 「そうだ……」  それから、一気に突き入れる。 「あ!……うっ…ん!」  あまりにも愛液が溢れ、ぬるつかせていたハルヒのそこは、処女が本来持つはずの抵抗を殆ど 感じる事とも無く、俺のを根元まで一息に飲み込んだ。 「全部咥え込んじまったぞ、お前のおまんこ。初めてじゃなかったのかよ」 「初めて…よ」  痛みはあまり無いようだ。自分の世界だからだろうか。  俺はハルヒの太腿をつかみ、ハルヒにも繋がっている所がよく見えるように大きく開かせる と、腰を使い派手に動いてみせる。湿った音が教室に響く程に。 「あんまりグチョグチョだったから、たやすく根元までずっぽりだ。ほら聞こえるだろ。お前 自身のエロい音が」 「ん、ん…へ、変な事言わないでよ……」 「事実を言ったまでだ」  俺自身、初めての経験で、快楽の声を呻き声を上げたいのを、思うままにに腰を打ちつけた いのをどうにか耐え、冷静さを装って言う。  ハルヒを辱め、より淫らにさせるために。 「これでも、ん、少しは、痛いん…だから」    ハルヒが言う。確かに。ずきずきとした破瓜の脈動を俺のものが感じ取る。  その刺激はあまりにも新鮮で。 「なぁ、何で教室なんだ?」  自身の気持ちを紛らせるための台詞。 「ここでされたかったのか?」 「……っ!……」  言葉にならないほど動揺するハルヒ。更に重ねて言ってやる。 「いつもクラスメート達でにぎやかなここで。背徳的な雰囲気がたまらないんだろ?」 「そんなの……」  言ってる自分も興奮している。諸刃の剣って奴だな……こんなつまらない言葉遊びでも考え ない事にはハルヒが満足する前に果ててしまいそうだ。 「くっ……」   早くも襲う、白濁液を解き放ってしまいたい衝動をこらえるため、動きを止める。 「どうしたの?」  不安げに俺を見上げる。  額に汗を伝わらせ、つらそうな眉を見せるハルヒ。  彼女の表情は俺に更なる欲望を狩り立てる  俺は余裕のある顔をして見せながら言う。 「机に手をついてこっちに尻を向けろよ。エロ本みたいにされたかったんだろ?」  「そんな……」 「違うのか?」 「……」 「…ハルヒ」 「違…わない……」  おとなしく言われた通りにし、少し、ためらった後。ハルヒは自らスカートを捲り上げ、  ほの白くいかにも滑らかそうな尻をこちらに向かって突き出した。 「随分と素直だな」 「こんな事で抵抗したって、しょうがないでしょ」  気にしてない風を装いながらも、緊張のせいか、身体に力が入っているのがわかる。   俺は両手で、水晶玉でも撫でるかのように柔らかく尻を撫でる。 「や!……な、何よッ!」 「そんなに緊張してて、硬くなってたら、せっかくの尻が台無しだ」 「……」  そう言いながら俺はハルヒの秘所を観察する。そこは破瓜の血と愛液が混じり、なお赤 く、熟し、花開き、俺をなおも誘惑しつづける。 「力を抜けよ」  俺はハルヒの腰を掴むと、遠慮なく自分のを突き入れる。 「あ……ん…ん…凄い……の」  甘えたような声が耳に届く。 「もう、痛みより気持ちいい方が勝ってるのか」  俺はハルヒの奥まで自分の一物を届かせ、かきまぜながら、その感触を楽しむ。 「あ、駄目、そんな奥でグリグリしたらぁ……」 「したら?」 「子宮まで響いちゃいそう……」 「もう、そんなに感じるのはハルヒがHだからか?」  首を一生懸命横に振りながら言う。 「違う…ちがうっ……だって…だって…あ、あ…」  何かを言おうにも言葉にならない。その口の端から涎が伝う。俺は指でそれを拭ってやり ながら言う。 「こんなに涎が出るぐらい気持ちがいいのか」 「これは…違う…」 「じゃあ、なんで自分でも腰を動かしてるんだ。そんなに俺を早くいかせたいのか?」 「……もう、いっちゃうの?」  ハルヒが切なげに呟く。俺は愛おしさと欲望をない交ぜにしながら、彼女の乱れる髪を そっと、耳にかけてやり、その耳にキスをしながら囁く。 「ちゃんとイクまで付き合ってやるよ……お前がもっと感じて、失神しそうになるまでな」  そうして、俺は腰の動きを激しくさせる。ハルヒの服の裾から右手を差し込み、乳房をこ ね上げる。 「あぁ……気持ちいいっ…こんなにきちゃって…おかしくなるぅ!」  快楽に全身をひたし、目を虚ろにさせるハルヒを見て、俺はつい意地悪を言いたくなる。 「そんなに声を上げてていいのか?」 「どういう…意味よ」  ハルヒの耳元に口を寄せ、わざと熱い息を吹きかけながら囁く。 「前は二人きりの世界だったけど、今は違うかもしれないぜ…ほら、誰かの視線を感じないか? 例えば…古泉、とかな。見ながら自分の股間のものを俺みたいにギンギンにして…」  あながち出鱈目と言えないところが、嫌だが。 「いやぁ……そんな事…言っちゃあ…」  俺のをハルヒの膣がぎゅっと締め付ける。ハルヒの身体に更に熱がこもる。  「身体がさっきよりも熱くなってる……今の俺の言葉に興奮したんだろ?」 「違う、わよっ……キョンのバカ…」  いつもの優位を取り戻そうと必死に悪態をつくが、いかんせん語尾が弱い。 「そのバカにここまでおかしくされてるのは誰なのか、わかってるのか」 「そんなの…知らない…わよ、バカ……」  悪口を考える余裕すらもう無いらしい。 「あぁ、バカかもな」  つい、俺は本音を洩らす。 「…あ…ん……え?……」  身体を揺すられながら、快感で陶然となりながらも、俺の言葉に反応し、半ば、焦点の合わな い瞳をこちらに向ける。 「バカって言うより、気持ちよくて、一寸おかしくなってるかも…な」 「……キョンも……そう、なの?」   「ああ。俺だけじゃ嫌だからさ…お前も一緒におかしくなってくれよ」  俺の言葉にハルヒは口を半開きにさせ、嬉しそうに目を細める。  それはとてもエロティックな光景で。俺は堪らず、繋がったまま、ハルヒの事を後ろからきつく 抱き締め、そのうなじにキスをする。  ハルヒはビクリと背を逸らし、嬌声を上げる。 「思いっきりついてやるよ」  耳元で俺は囁いた後、身を起こし、再び俺は動き始める。 「いいの……もっと…して…きて……奥まで!!」  きっと、ハルヒの絶頂は近い。そう予感した俺は、動きを限界まで早めていく、自分の本能に 従うように。  打ち付ける音が教室に響く。後は俺の荒い息遣いと、まるで悲鳴のようなハルヒの喘ぎ声。 「や……キョン、すごいの…あたし……どうなっちゃうの」  ハルヒは経験のない快感におののくように呟く。 「イキそうになってるんだよ」  俺は優しく囁く。 「…おかしく…なっちゃう、あ……あっ…」 「ただ、イクだけじゃ嫌なんだろ?」  背筋を震わせるハルヒ。 「思いっきり中に…出して欲しいんだろ……」  ハルヒは夢中で何度も頷く。  俺は気付かない振りを装う。 「違うのか、抜いて欲しい?」 「わかってるくせに……」  ハルヒは呟くけれど、俺は許さない。 「……駄目だろ、ちゃんと口で言わなきゃわからないな」   一刻の余裕すらない、切羽詰った様子でハルヒが喘ぎつつ言う。 「あ…早く、きて……中に、あたし、もういっちゃうから…」 「何を」 「せ、精液……出して…」  とうとう、堪えきれずにハルヒが言う。 「どこに?」 「あたしの中に……わからない…の?」  切なげな声。 「言えよ、いいから」 「あたしの……お…ま…に」  俺は激しく動きながらも、なじるように言う。 「そんなんじゃ駄目だ。何をどこにどうして欲しいのか、はっきり言えよ」 「もう、お願い……」 「さぁ。お前、もう我慢できないんだろ?」  俺は無慈悲に促す。 「…あたしの……あたしの…おまんこの中に……」 「何を?」 「せ、精液……キョンのおちんちんから出る精液が欲しいの……早く…早く」  ハルヒからおねだりの言葉を引き出し、なお一層、興奮の度合いを高め、俺は動きをより 激しくさせる。 「よく言えたな……ご褒美にたっぷり注いでやるから」 「は、早く…お願い……」  自らの卑語にハルヒ自身も興奮し、積極的に腰をくねらせる。 「くっ…出すぞ……く……ハルヒ!……」  鷲掴みにしたハルヒの乳房を爪を立て強く握り締め、俺は叫ぶ。  ドビュ、ドク、ドクン、ドクン  まるで子宮に直接ぶちまけるような勢いで、俺は思いっきり精を放った。  いつものような虚しいティッシュに向かっての排出ではなく。女の膣内に。  ハルヒの身体が電気ショックでも受けたかのように激しく震える。 「あ…ん…キョンのせーえきが…あたしの中に、いっぱい出てる」  嬉しそうに呟いた後、不意にハルヒの全身の力が抜けた。言い古された表現だが、正に糸の 切れた操り人形のように。教室の床にハルヒは倒れこんだ。  俺はハルヒの股間からハルヒの愛液と破瓜の血、それと俺の精液の混合物が泡立ちながら溢 れ、床に滲んでいくのをぼんやりと眺める。  それから眩暈が俺を襲い、急激に意識が遠のいていった。  ジリリリリリ……カチッ   「これが本当にただの夢だったら、欲求不満どころの騒ぎじゃないな」   目覚ましを止めながら、俺は呟いた。  朝、何となしに早めに登校する。多分、教室に1番乗りか、2番目ぐらいになるかの早さで。  教室に入るとハルヒの後ろ姿が見えた。結局、2番乗りか。  もう俺が入って来たのに気付いているだろうに、振り返ることも出来ないで。  以前よりは幾分様になってきたポニーテールで露わになったうなじを羞恥に赤く染めて。  俺は次の瞬間に起こるであろう事をわざと考えずに、後ろからハルヒにそっと近づくと。 「……ハルヒ、ゆうべは可愛かったぞ」  耳元で囁いた。

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