お勉強しましょだぶついた学生服、ところどころ染みまでついて。大きすぎて、きちゃな過ぎて袖のところなんか 折り返したいぐらいだ。でもせめて次の仕送りが届くまでは、この制服で我慢しなくちゃ……。 「あ、ちなみに俺の中学時代のお古ね」 だぁ、すける!人のモノローグに勝手に入ってくんな! 結局、あたしは男として学校に通っている。いろんな悪い噂が、どうもあたしを追い出すために 一部の先生らが故意に流したらしいことが分かり、一応いじめも無くなった。 「まひる、テスト前なのに今日も部活なの、学年末テスト大丈夫?」 香澄が声をかける。 「実は結構危ない、でも行くのだ」 「あ、そ。ところでまひる、数学の範囲変更&絶対出る重要ポイントは聞いてた?――な訳 無いわよねぇ」 慌てて振り返り、香澄がちらつかせるノートに飛びつく、さっと上に逃げられる、飛びつく、 逃げられる。飛びつく……… 「うー香澄はあた…ボクのこと嫌いかぁ!」 涙目で腕を振り回す。目一杯背伸びしたところを、香澄に前からムギュっと抱きしめられる。 「やーもう、可愛いんだから!無理してボクなんて言っちゃって」 振りほどこうにも腕力に差がありすぎて…その上、豊満な胸を顔に押し付けられて脱力するばかり。 「駄目ぇ、こんなところ小鈴ちゃんに見られたら、拗ねられちゃうよぉ」 やっと腕を振りほどく。いや、香澄が力を抜いてくれたのか。 「そうよね、まひるには小鈴ちゃんがいるのよね。もう少し、私の愛玩動物でいてほしかったのに」 悲しげに額に手を置きうつむく香澄に、あたしは声をかける。 「まぁまぁ、香澄も他の男の人にでも目を向けてみたら。ほら、例えば、あそこに雄雄しく一人 立つ男なんか、いかがっすか?」 「どれ…ってあれ透じゃない、あ、ノート返しなさいまひる!」 香澄のノートを抱え、一目散に部室に向かう。でもなぁ、あたしはこっそり思う。 結構二人お似合いだと思うんだけどな。何せ香澄はあの通り完璧星人だし。すけるだってごく稀に いい事言うし、体育の授業のときなんかたまぁーーーに格好よく見えなくも無いときもあるし… 考えてみるほどに、すけるには香澄は勿体無く思えてきた。やっぱり今のなしなし、片手で空間を 払いながら部室に入る。 「何してるんですか」 目を丸くする小鈴ちゃんにあたしは答える。 「ワイパーの真似」 部室には美奈萌もいた。ノート奪ってこなくても良かったか。 * * * * * * * * * * * * * * ミーティングも終わり、あたしと小鈴ちゃんと美奈萌の3人は部室に残り、しばらくおしゃべりを していた。 「さぁて、じゃ、お先に」 しばらくして美奈萌が腰を上げながら言った。 「えー、にゃも、もう帰るの」 「にゃも言うな。もうすぐテストでしょうが、あんたも少しは勉強なさい。小鈴ちゃんは頭いいし、 余裕あるだろうけど」 「いやぁ、なんとかなるものだよ、世の中。いじめもあのとおり収まったし」 のほほんと構えるあたしに、美奈萌はにやっと笑って言う。 「おうおう、流石、私のことを二度も振った人の言うことは違いますなぁ」 「え、何二度もって」 聞こうとしたあたしを無視し、美奈萌は小鈴ちゃんに意味ありげな目配せをする。 「さて、後は若い二人に任せて、私は失礼しますかな、じゃあね」 そう言うと、背を向けてを振りながら美奈萌は出て行った。 あたしは小鈴ちゃんのほうを向いて言った。 「じゃあ、あたしたちも帰ろうか……家来る?」 嬉しそうにうなずく小鈴ちゃん。それを見ているだけであたしは幸福感で胸がいっぱいになる。 * * * * * * * * * * * * * * 家に着き、制服を脱ぎスカートに履き替える。ん、こっちのほうがやっぱり落ち着く。一応二 人でお勉強会。机は拾ってきたちゃちな作りのちゃぶ台。 「―――だから先輩そこは係り結びだから……」 「あー、なるほど『こそ〜已然形』ね。確か遥か昔に聞いたような…」 「えー、一年生で習うんですもんね」 何故か楽しそうに答える小鈴ちゃん。 一年生と二年生でお勉強、とはいえ勉強が苦手なあたしが小鈴ちゃんに教えてあげられるはずも 無く、逆に教わる始末。 「次は数学かぁ」 数学は流石に教われないな、そんな考えを見透かすように、小鈴ちゃんはにっこり笑いながら言う。 「数学は教えてあげられませんね」 「あう」 うなだれながら返事するあたしを覗き込むようにして、小鈴ちゃんが言う。 「同じ学年だったらよかったんですけどね」 「あう」 「そうしたら学園祭も修学旅行も一緒に行けるんですけどね」 畳み掛けるように小鈴ちゃん。 「留年しちゃいません?先輩。」 「あ……え?」 危うく頷きかける。 今度はこっちが小鈴ちゃんの顔を見る。冗談めかした口調だけど、もしかしたらマジ?小鈴ちゃん てば小悪魔?ちょっと前のはやりの……。 とりあえずスカートをめくって調べてみる。 「きゃっ、何するんですか、まひる先輩」 「尻尾が無いかと思って」 「もう、私のお尻だったら何度も見てるじゃないですか」 ついでにお尻をなでつつ、あたしはこの小悪魔ちゃんへの仕返しを思いつく。 「ねぇ、小鈴ちゃん、やっぱり柳川先生、転勤するってね」 急に何の話だろ、そんなきょとんとした表情で小鈴ちゃんは返事する。 「ええ、そうみたいですね」 「寂しくない?」 「え、何でです?」 「柳川先生のこと好きだって言ってたでしょ?」 小鈴ちゃんは少し慌てて答える。 「昔の話じゃないですか。それならまひる先輩だって―――」 「だって、あの時、あたしは女だったんだもーん」 「私は!」 少し怒ったように小鈴ちゃんが続ける。 「まひる先輩が柳川先生にいつも素敵な笑顔を見せてるのを見て、大好きな先輩がこんな顔を見せられる 人って、きっといい人なんだろうなって、だから、少し気になってただけで―――いけませんか?」 必死にあたしに語りかける小鈴ちゃんを思わず『そんなことないよ』と抱きしめたくなるのを堪えて あたしはもう少し続けてみる。 「でもさ、柳川先生だったら満足させてくれるかもしれないよ?」 「何をですか」 「あたしのより、ずっと大きなものがここに入ってくるんじゃないかって事」 下着の上から指でそっと小鈴ちゃんの入り口に触れてみる。小鈴ちゃんはぴくんと体を震わせなが らも呟く。 「そんなこと…関係ないです」 「普通の男の人のが小鈴ちゃんの中を出たり入ったりしちゃうんだよ、どきどきしてこない?」 指をそのまま入り口から、彼女の敏感な尖りまでなぞり上げる。 息が次第に甘くなっていく。 あたしは彼女の背中側に廻り込んで、右手を上着の裾からもぐりこませ、左の乳房をつかむ。 左手の中指は、少し湿り気を持ち始めた下着の上から優しく愛撫を続ける。 「ほら、感じてきている」 「やだ、違います。先輩の指が――息も首や耳にかかって…」 「そう?おっきくて、ふといのを想像してるんじゃないの?こ・こ・に」 あたしの吐息に合わせ、背中をくねらせる小鈴ちゃん。中指を穴に突き立ててあげるとしびれた ように全身を震わせる。 「そんなの、いや!」 目の周りを赤くして、泣きそうな怒ったような声を小鈴ちゃんが上げた。 「いやです。小鈴の中はまひる先輩のじゃなきゃ、いや。まひる先輩のだけでいっぱいになっちゃう んだから―――」 強引に身体をこちらに向けると、小鈴ちゃんがあたしの唇を奪う。上気した頬、興奮のあまり、 小鈴ちゃんは自ら舌をあたしの口に中に割り込ませる。 二人で舌を絡ませながら、小鈴ちゃんの下着を脱がせる。両脇の紐をほどいてやるだけだから、 簡単に…あ、でも。 唇を離し、やさしく抱きしめながら耳元で囁く。 「脱がせてあげる前に濡れちゃったね。せっかく期待してはいてきたひもパンだったのに」 さっきよりも顔を赤らめ、やっと呟くようにあたしに言う。 「あまり、いじめないで、まひる先輩」 そんな風に言われたら、可愛くて、又いじめたくなる。今度は直接、小鈴ちゃんのぬかるみを 中指でかきまぜる。わざと音が聞こえるように、でもじらすようにゆっくりと。 くちゅ、くちゅ、―――淫猥なリズム、それに小鈴ちゃんの吐息が加わる。 「ん、あん、やだ、音が聞こえちゃう」 「小鈴ちゃん、おもちゃ買ってあげようか?」 「え?」 「大人のおもちゃ、バイブ。あたしが入れてあげるから、少しずつ。そしたら入るようになっ ちゃうかもよ、この中に」 くちゅくちゅくちゅくちゅ―――リズムを早めていく。 「いやぁ、いやです、そんなの入れるの」 あたしは指の動きを止め、熱い吐息を耳元にかけながら聞く。 「じゃあ、何ならいいの?」 「え?」 「何ならこの中に入れてもいいの?」 「そんな…言えません」 「じゃあ、あたしの指も駄目なのかな」 あたしがゆっくりと指を抜こうとすると、小鈴ちゃんは切なげに訴える。 「あ、駄目、指抜いちゃ」 「他は駄目なの、指だけ?この中にほしいのは」 くちゅん、指に吸い付く感触を楽しみながら、なおも問い詰めると、我慢できなくなった 小鈴ちゃんはとうとう言ってしまう。 「指でも舌でもおちんちんでも、まひる先輩のだったらほしいの」 あたしの頬に自分の頬を寄せ、喘ぐように呟く。 「小鈴は…まひる先輩のおもちゃになってもいいから…先輩の好きにして欲しいの」 それならとばかりに、あたしは小鈴ちゃんの服もブラもすっかり脱がせてしまうと、両手で 両方の乳房を包み込む。それから、優しく、柔らかくもみ始める。 「ん、ん、あ…」 全てを口にしてしまった小鈴ちゃんの身体は火照り、喘ぎ声の漏れてしまうのも押さえられない。 尖った乳首を口に含ませ、舌で転がせながら更に尖らせていく。 「あ、ん、気持ちいいです」 耐えられない、とでも言うように腰をくねらせながらも、両手はあたしの頭をしっかり抱え込む。 逆の乳首も同じようにしてあげる、喘ぎ声は止まらない。 そのまま舌を身体に這わせながら、左手でふとももをなぜながら、囁く。 「さぁ、足を開いて見せて」 「恥ずかしいです」 「あたしのおもちゃなんでしょ、言うこときかなくちゃ…花びらのところもちゃんと開いてね」 「あ―――ん」 甘えとも嘆きとも取れる声を上げながらも、小鈴ちゃんは言葉には逆らえず、ゆっくりと足を 広げ、両手の中指で花びらを左右に広げて見せた。 あたしは顔を近づける。 「綺麗な色をしてるよ、だけど、すごくいやらしく濡れてる」 「あぁ、いや――」 あたしに言われたことで、自分が淫らになっていることに気づかされ、小鈴ちゃんはますます 昂ぶっていく。花びらの奥が妖しくうごめく。半ば、それに誘われるようにあたしは顔を近づけ、 そのまま舌を入れる。愛液をなめ取るように、あるいは逆にあふれさせるように。小鈴ちゃんの中の うごめきに従うように、逆らうように、舌を自在に動かしていく。 「先輩―――すごいの、中でくねくねして…」 そういう自分も舌の動きに合わせ、全身をくねらせていることに多分、小鈴ちゃんは気づいて いない。そんな様子に刺激されて、舌でなおも責めつづける。 「わたし、そんなにされたら、ん、ん、」 それから、敏感な尖りを口に含み、そっと吸いながら、舐め上げる。 「あ、あ―――!」 くねらせていたからだの動きが止まり、切ない声を上げ、身体をそらせ、小鈴ちゃんは イってしまった。 拭いてあげよ、ティッシュをとりに行こうとする、あたしの右手を掴み、小鈴ちゃんが言った。 「まだ、まひる先輩が」 あたしはいとおしげに髪を撫ぜながら、でも意地悪く言う。 「今、イっちゃったのに、おちんちんでも又、イキたいの?えっちな子だね」 「わたしは、まひる先輩にもよくなってほしいから…だから…えっちな子になっちゃってもいいの」 それから、さっきの仕返しのつもりか、軽くあたしをにらむように見て言う。 「それとも、小鈴の中じゃ気持ちよくなれませんか?」 わたしは少し笑みを浮かべ、おでことおでこをコツンとあわせて言う。 「あたしだって小鈴ちゃんが一番気持ちいいよ」 「じゃあ、来て。先輩」 「…うん」 もどかしげに服を脱ぎ捨てると、避妊具をつける。 ふと、小鈴ちゃんの理性のたがをもっと外してみたくなり、思い付きを言ってみる。 「ねぇ小鈴ちゃん、あたしのこと”先輩”ってつけないで呼んでみて」 そそり立つものを見て、期待に頬を染め、目を細める小鈴ちゃんにあたしは言う。 「え…なんでですか」 「いいから、『まひる』って」 戸惑いながらも、あたしのほうに手を広げて囁く。 「…まひる…おちんちん、ちょうだい」 あたしは彼女の両足を肩にかけると、一息に挿入する。 「は、あ、ん」 一度達したにもかかわらず、中は蠢き、程よく締め付けてくる。 ギチュ、ギチュ、ギチュ。音を響かせながら。 「あ、、ん、おかしくなるぅ」 「苦しいの?」 ギチュ、ギチュ、ギチュ。そう聞きながらもあたしは動きを止めない。 「ううん、よすぎて、おかしくなるの、まひる、まひるぅ」 「もっと、おかしくなっていいよ」 あたしの言葉に泣き声交じりで答える。 「私だけじゃ、いや、まひるも……」 「もうなってるよ、腰の動くのが止められないもん」 「あ、あ」 そううめくとあたしの首筋に手を回し、二人は濃厚なくちづけをする。口の中で別の生き物の ように、舌が絡み合う。唇をそっと離し、あえぐようにあたしは言う。 「大好き。小鈴の上のお口も、下のお口も」 「うれしい、まひる、あ、あ、あ」 つながったまま、あたしは小鈴の右足を床に下ろす、それから、左足の太腿をしっかりと抱き、 腰を動かして、自分のたぎったものを打ち付けていく。 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ 「ん、ん、駄目、そんな、中で動いたら、こわれちゃう…えぐれちゃう、まひる…だめぇ」 真っ赤な顔でどこかうつろな目でこちらを見てあえぐ。あたしもまたうわ言のように呟く。 「壊れちゃえばいい……駄目になっちゃえばいい……」 「いっちゃう、まひる、いっちゃう」 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ 「うん、一緒にいこう…小鈴、あ、ん」 「まひる、まひる、まひるぅ!」 「あ、出る!」 「あ――あ!」 どくん、どくん、どくん 甘美なほどの射精感に、二人は抱きあったまま、しばらく動けないでいた。 * * * * * * * * * * * * * * シャー。シャワーの音が響く。浴室から声がする。 「今日、泊まっていってもいいですよね?お着替えも借りられるし」 「うん」 返事しながらも考える。今晩、ううん、明日も試験勉強どころじゃないんじゃないだろうか。 『留年しちゃいません?』甘い囁きがこだまする。――それもいいかも……あわわ、考えを打ち 消すように、慌てて両手を振り回す。 と、そこにバスタオル一枚で浴室から出てきた、小鈴ちゃんがあたしの背中に抱きついてきて 耳元で甘い声で囁く。 「また、ワイパーの真似ですか?せ・ん・ぱ・い」 お わ り
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