俺は呼吸を整え、腰を浮かし、ゆっくりした動作で男根を挿入した。
 じゅぷり
「っ!」
 姉さんは一瞬身を強張らせる。
「ね、姉さん大丈夫?」
 俺は慌てて男根を引き抜こうとした。
「だ、大丈夫だから……」
 しかし、姉さんがその行動を制止する。
「いいから続けて……」
「う、うん」
 俺はそのまま、挿入する動作を続けた。
「ああっ……」
 姉さんは目を瞑った。
 姉さんによって大きく育てられた陰茎が、姉さんの赤く花咲いた花園の中へと埋没していく。
 すぐさま指を入れてきた時と同様に、膣壁が陰茎を締め付けた。
「あ……ううっ……」
 強烈な締め付けに俺は表情を歪めながら、止めることなく奥へ奥へと押し込む。
「はぁ……あっ、んんぅ!」
 俺は肉棒を最深部にまで到達させると、今度は逆にゆっくりと先端まで引き抜いた。
 そして再び奥に押し込んでは引き抜くといった動作を何度も何度も繰り返す。
 クチュ……クチュ……
 愛液によって滑りやすくなった膣壁と怒張した陰茎が擦れあい、淫靡な音を響かせる。
 同時に先程とは全く比べ物にならない快感が生まれた。
「うぅ……ん、んぁぁ!!あっ、あっ!!」
 姉さんの嬌声に、俺の腰の動きが自然と早くなっていく。
 もっと見たい!もっと聞きたい!姉さんのことをもっと感じたい!!
 クチュ、クチュ
「んあっ、はぁ、ああっ!!」
 姉さんは身悶えしながら、嬌声を上げ続ける。
 結合部から溢れ出てきた愛液が、太股を伝ってベッドのシーツへと流れ落ちていった。
「ね、姉さん!すごく、気持ちいいよっ!」
 俺は快感を貪るかのように腰を振り続けた。
 ずっとこのままこうして挿れていたい、そんな気分にさえ駆られる。
 それほど姉さんの胎内は暖かく、居心地が良かった。
「んあああっ!あああっ、ああんっっ!!」
 膣壁が蠢き、快楽を得ると同時に俺を絶頂へと誘う。
「あ、ああっ……ふぁっ、んああっ!!」
 急速に射精感が高まっていく。もう限界だ!
「ね、姉さんっ!!」
 俺はペニスを引き抜こうとした。
「っ!!」
 しかし半分ほど引き抜いたところで、我慢できずに精液を放出してしまう。
 びゅく、びゅく
「あっ、あああっ!!あぅ……はあぁんっ!」
 姉さんは一際大きな嬌声を上げて、躰を弓なりにしならせた。
 俺の思考が停止し、行動が止まる。
 気持ちいい……なんて気持ちよさなんだ……
 締め付けられた肉棒からは精液が止まることなく、膣内に注ぎ込まれていく。
 やがて射精が終わると、俺は我に返り、慌てて肉棒を引き抜いた。
 一緒に胎内に注ぎ込まれた精液が愛液と混ざって溢れ出してくる。
「ね、姉さん……その……ご、ゴメン!!」
「…………」
 恍惚の表情を浮かべた姉さんは、ぐったりとしながら無言のまま、ジッと俺のことを見つめていた。


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