いよいよ運命の日が1週間後に迫ってきた。
何か夕鈴ちゃんにプレゼントしたいけど、果たして彼女はどんなものを喜んでくれるのだろう?
どうせなら二人の思い出になるような記念のものをあげたいし……
ボクはそんなことを思いながら女性週刊誌をパラパラっとめくっていた。
なかなか参考になるような記事、特集はない。
まったく、役に立たないなぁ……
ボクはその雑誌を元にもどすと、違う雑誌を手にとった。
これで3冊目だ。
なかなか望む情報は手に入らない。
はぁ、どれもこれもゴミくずばかりだ。
ボクはそんなことを思いながらパラパラっと雑誌をめくった。
ふと、ある特集に目が止まる。
「これは……」
ボクはその記事を熱心に読んだ。
とても興味深いことがかかれている。
「そうか、こういうプレゼントもあったんだ」
ボクは興奮にも似た感情を覚え、その記事を何度も何度も読み返した。