「……いいんだな、本当に……?」
「は、はい……アオくんの好きなようにしてください……」
 辺りは既に闇に包まれています。
 アオくんと二人っきりの寝室……
 いつもでしたらなんとも思わないのに……
 今日だけは、胸が張り裂けそうなほど恥ずかしくって、気絶してしまいそうです。
 二人とも裸という事が原因なのでしょうか?
 要ちゃんやお巡りさんの前で裸になった時はこんなに緊張しなかったのに……
 どうしてでしょう?
 何故、こんなにも大胆になれるんでしょう……
 わかりません。
 わかりませんが……
 これだけははっきりと言えます。
 わたし、アオくんのことが大好きだっていうことが。
 世界で一番愛してるっていう事が。
 ……だからこんなにも緊張してるのかもしれませんね。
 だって……世界で一番好きな人と結ばれるのだから……
「まったく……お前がこんなに大胆な女だったなんて知らなかったぞ」
「アオくんだからこんなに大胆になれるんです」
「それじゃあ、どんなことをしても大丈夫だよな?」
「えっ!?そ、そんな……酷いことしないでください」
「ん?そんな優等生ぶった発言するのは……この口か!!」
「んっ!!」
 強引なくちづけ。
 アオくんの舌がわたしの歯をこじ開けるようにはいってきます。
「んっ……」
「んんっ……」
 わたしの口の中は既にアオくんの唾液だらけです。
 アオくんの口の中もわたしの唾液でいっぱいです。
 お互いにゆっくり、そして時には激しく舌を絡ませあいます。
「玲奈の唇ってとって柔らかいんだな」
「はぁはぁ……」
「どうした?言葉がしゃべれないなら、こんなことしちゃうぞ?」
「ああっ……!み、耳たぶをかじらないでください……」
「じゃあ、ココだったらかじってもいいのかな?」
「あぅ!!」
 アオくんの口元がわたしの左のおムネに吸いつくと、先端をカリッと軽くかじります。
「あーあ、こんなにかたくなっちゃって。乳首が勃ってるぞ?」
「あ、アオくんの……せい……です……」
「俺のせいか?それじゃあ責任とらないとな」
「ああんっ!!」
 アオくんの左手がわたしの右のおムネをもみだすと、それに合わせるかのようにチューチューと吸い始めました。
「や、やぁ、ん!!ああっ!!」
「どうした?」
「も、もっと……」
「もっと、なんだ?」
「もっと、強く吸ってください……」
「……わかった」
 チュー!!
 アオくんは先程よりもさらに強い力で吸い始めます。
「ああん!!」
「どんな気分だ?」
「き、気持ち、いい、です!!ああっ!!」
「そんなに大声出して……恥ずかしくないのか?」
「あ、アオくんしかいないから、平気、です!」
「じゃあ、もっと恥ずかしいことしちゃおっと」
「ひゃん!!」
 アオくんはわたしのおムネから唇を離し、おまたに顔を近づけると、そのままペロペロと舐め始めます。
「あっ、や、やぁ……」
「なにがイヤなんだい?」
「だ、だって、そんな汚いところ……舐めるなんて……」
「汚くなんかないよ、全然」
「で、でも……」
「とってもきれいだよ、玲奈」
「き、キレイだなんて……ああんっ!!」
「ちょっと股を広げよっか」
「は、恥ずかしい、です……」
 アオくんはわたしの両太ももを広げておさえます。
 ピチャピチャピチャ
 エッチな音をたてながら、アオくんの行為はなおも続きます。
「玲奈ってエッチだなぁ。こんなに濡れてるよ」
「そ、それは、アオくんが舐めたから、です」
「そっかぁ?それじゃあ、もっとイジメちゃおっかな」
「あっ!!し、舌を入れないでください!!」
「いいじゃん。別に減るもんじゃないし」
「そ、そんなことされたら……ああ!!」
「どんどん溢れてくるぞ。玲奈って変態だな」
「へ、変態さんじゃ、ない、です……」
「どれ、味はどうかな?」
「えっ!?」
 ジュルルルルルルルル
 アオくんはわざと大きな音を立てながらそれを飲み始めます。
「や、やぁっ!!そ、そんな、大きな音立てて飲まないで、ください!!」
「恥ずかしいのか?」
「は、恥ずかしい、です!!」
「じゃあ、もっと大きな音たててやろ」
「い、いやあああ!!」
 吸いつくのが終わると、再び舌で舐め始めます。
 おかげで何回も頭が真っ白になります。
「あ、アオくん……」
「なんだ?」
「アオくんは、どうしてわたしにこんなに優しくしてくださるんですか」
「好きだからに決まってるだろ」
「で、でも、わたしばっかり気持ちよくなるなんて、不公平です」
「不公平なもんか。お前が気持ちいいんなら、それでいいよ」
「そ、それではわたしの気が治まりません」
「それじゃあ、どうしたいんだ?」
「あ、あの、そこにお立ちになってください」
「こう、か?」
「はい」
 アオくんは舐めるのをやめると、ベッドからでます。
 やっぱり、わたしだけが気持ちいいのは不公平ですよね。
 アオ君も気持ちよくしてさしあげないと。
 わたしはアオくんの少し硬くなっているおチンチンを口の中にいれました。
「お、おい?」
「んんっ……」
 手、舌、口全体を使って柔らかくマッサージするように優しく舐めます。
 ちゅぽちゅぽ
「お、お前……いつからこんなにうまくなったんだ?」
「わ、わたしだっていつまでも子供じゃありません」
「そ、そっか……そうだよな……」
「はぁはぁ……んんんっ……」
「す、すっごく上手だ、玲奈……」
「あ、ありはほふ、ほはひはふ」
「何いってるのかわからんぞ」
「は、はひ……」
 ちゅぽちゅぽ
 アオくん、とっても気持ちよさそうです。
 わたしもとっても嬉しいです。
 優しく、包み込むように……
 あの日、アオくんから言っていた言葉を思い出し、心をこめてひたすら舐め続けます。
「れ、玲奈、もういいよ」
「どうして、ですか?」
「も、もう、でそうだ」
「……いいですよ、出しちゃっても」
「えっ!?」
「わたしが、全部受けとめてあげます」
「玲奈……」
「ですから、心配しないでください」
「あうっ!!」
 わたしは先程よりも激しい動作になります。
 アオ君も必死で我慢していますが、限界が近いようです。
「で、でるぞ!!」
「ど、どうぞ!!」
 どぴゅ!!
 ネバネバしているあったかい液体が、わたしの口の中に注がれます。
 ごっくん
 わたしはそれを一気に飲み干します。
「えへへ。全部、飲んじゃいました」
「玲奈……」
「今度はちゃんと、全部飲めましたよ」
「今度も、だろ?」
「そうでした。とってもおいしかったです」
「お前……」
「これでわたしも、大人の仲間入りですね♪」
「ああ、そうだな」
 よかった。アオくんに喜んでいただけました。
 ホッと一安心です。
 でも、喜んでばかりはいられません。
 まだ大切なことが残っています。
 それは、アオくんとひとつになる、ということ……
「アオくん……」
 わたしは仰向けになってベッドに寝そべります。
「玲奈……いいんだな?」
「はい……アオくんだったら、わたし……」
「そっか……」
「でも……優しくしてくださいね?」
「ああ、約束する……」
 アオくんはわたしの太ももを持ち上げると、堅く硬直している自分のおチンチンをわたしの中へゆっくり、ゆっくり入れてきます。
「痛く、ないか?」
「だ、大丈夫、です」
「ほら、どんどんはいってくぞ」
「あ、ああん……」
「おっ、根元までスッポリ埋まっちゃったぞ」
「あ、アオくんのが……」
「俺が?どうかしたのか?」
「ど、どんどんおっきくなってく……すごい……」
「そりゃそうだろ。おまえの中、気持ちいいもんな」
「そ、そんなこと……」
「それじゃあ、動くぞ。痛かったらちゃんと言えよ?」
「は、はい……」
 心臓がドキドキ高鳴っています。
 痛くはありません。とっても気持ちいいです。
 それに、例え痛くっても痛いなんて言う気はまったくありません。
 アオくんに、とっても気持ちよくなってほしいから。
 ついに、アオくんとひとつになれたのですから……
「くっ……」
「あ、あん!!」
 アオくんがピストン運動をはじめます。
 わたしの体中に快感が走ります。
「お前の中って、きついんだな」
「そ、そんな恥ずかしいこと、言わないでください!!」
「でも、とっても気持ちいいぞ?」
「あっあっあっあっ!!」
「そんなに気持ちいいのか?」
「は、はい!!とっても!!」
「そっか。じゃあもうちょっと早く動いてみるかな」
「ああああああああああああああっ!!」
 パンパン!
 肉と肉がぶつかりあう音がおっきく響きます。
 わたし達が繋がっている部分からは白い蜜が溢れてきます。
「くぅぅぅぅぅ!!最高だ!!」
「あ、アオくん!わ、わたしおかしくなりそうです!!」
「イキそうなのか!?」
「は、はい!!」
「もう少しの辛抱だ!我慢できるだろ!?」
「ああん!!そ、そんな!!」
「イク時は一緒だろ!?」
「は、はあん!!そうです!!わ、わたしも、アオくんと一緒にイキたいです!!」
「だったら我慢しろ!!」
「は、はい!!」
「くっ!!しめつけがきつくなった!!」
「そ、そんなに、激しく動かないで!!」
「お、俺もイキそうだ!!」
「や!あっ!ああっ!!だ、ダメ!!我慢できない!!」
「玲奈ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「アオくぅぅぅぅぅぅぅぅん!!」
 どぴゅどぴゅ!!
 あったかい液体がわたしのお腹の中へと勢いよく注がれます。
「あ、アオくんのが、わたしの中にどんどんはいってくる……アオくんのおチンチンがすっごく脈うってる……」
「玲奈……」
「えへへ。やっとわたし達、ひとつになれましたね」
「玲奈」
「なんですか?」
「とっても気持ちよかったぞ」
「わたしもです」
 お互いにみつめあい、そして甘いキッス。
「玲奈……」
「なんですか?」
「愛してるよ」
「クスッ」
「何がおかしいんだ?」
「わたしも、アオくんのこと愛してます」

(おわり)


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