「それじゃあ、今度は二人で一緒に気持ちよくなりましょうか」
「えっ?二人でっ……て」
 要ちゃんもう立ちあがって大丈夫なのでしょうか?
「とりあえず、あなたはベッドの上に腰掛けてなさい」
「う、うん」
 要ちゃんなんだか楽しそうです。
 とりあえず、要ちゃんに言われたとおりベッドに腰掛けてることにしましょう。
 それにしても、このベッドって大きいです。
 わたしと要ちゃんがねっころがっても、まだ一人分眠れるスペースがあるんですもの。
 それにしても要ちゃん、なにをやっているんでしょ?
 さっきからごそごそタンスの中をみているようですが……何か探してるのでしょうか?
「要ちゃん、なにやってるんですか?」
「うん、ちょっとね……あ、あった」
 なんでしょう、あれは?
 要ちゃん、嬉しそうに宝箱のような箱抱えています。
「はい、お待たせ」
「これを探してたんですか?」
「そうよ」
「中になにがはいってるんですか?」
「それはね……これよ」
 要ちゃんは宝箱の中から大きな松茸のような形をした物体をとりだしました。
「要ちゃん、それは?」
「これはね、大人の玩具よ」
「大人のオモチャ、ですか?」
「そうよ」
「でも、どうやって使うんですか?」
「知りたい?」
「はい」
「それじゃあ、特別に教えてア・ゲ・ル」
 要ちゃんは微笑むと、ゆっくりと先ほど指を入れた所にその物体を入れていきました。
「あっ……」
「凄いわ……どんどん入ってく」
「か、要ちゃん……」
「心配しなくっても大丈夫よ」
 そんなこと言われても……
 わたしは異物が入ってくるようで、少し気持ちが悪くなります。
「ほーら、全部入っちゃった」
「そ、それで、これからどうなさるんですか?」
「決まってるじゃない。このスイッチを入れると……」
 ヴィィィィィィィィン
 その物体は小さなモーター音を響かせながら激しく振動しはじめました。
「あん!!あん!!」
「どうしたの?もう感じちゃった?」
「ああん!!か、要ちゃん、と、止めてください!!」
「どうして?」
「あ、頭が……変になりそう……!!」
「仕方ないわね……」
 ヴィィィィィン……
 要ちゃんがスイッチをきると、その振動が止まります。
「もうちょっと遊びたかったのにな」
「あ、う、うん……」
 要ちゃんはそのおもちゃをわたしの中から出してしまいました。
 ちょっと気持ちよかったな……
 わたしがそんなことを思っていると、再びおまたの辺りになにかがくっついたような感覚を覚えました。
 なんだかとっても気持ちがイイです。
「か、要ちゃん?」
 なんと、要ちゃんがわたしのおまたに自分のおまたをくっつけていたのです。
「どう?気持ちイイ?」
「は、はい……なんだか変な気分です」
「そう?それじゃあ、こんなことしてみたらどうかしら?」
「ああん!!」
 要ちゃんは擦り合わせるように動きます。
 先ほどとは違った快感がわたしに襲いかかります。
 要ちゃん、なんでこんなに気持ちイイことを知っているのでしょう?
「ホント、玲奈っておいしいわ。他の男に上げるなんてもったいないくらい」
「そ、そんな……あっ、あっ……」
「玲奈の赤貝、とってもオイシイわよ」
「あっ!あっ!……か、要ちゃんのも、です……」
「ありがと。そんな風にいってくれるの、玲奈だけよ」
「あん!あん!!」
「だから、最後は二人でイキましょ?」
「あっ……は、はい……」
 ピタリ、と要ちゃんの動作が止まります。
 また何かを宝箱の中から取り出すようです。
「要ちゃん?」
「心配性ね、玲奈は。大丈夫よ」
 要ちゃんの手には、先ほどと少し違った形をした物体が握られています。
 やはりこれも、大人の玩具なのでしょうか?
「要ちゃん、それは?」
「双頭バイブっていう、大人の玩具よ」
「でもすっごく長いようですが……」
「あたりまえじゃない。あなたとあたしがひとつになるためのものなんだから」
「えっ?ひとつになるって……あっ……」
 要ちゃんは先ほどの要領でその物体をわたしの中に入れていきます。
 なんだかドキドキします。
「か、要ちゃん……」
「大丈夫よ。ほら、あたしもいれるから」
 要ちゃんもやはり同じ要領で、もう一方の先端から自分の中へと入れていきます。
「準備できたわね」
「は、はい」
 う〜……
 要ちゃんの顔が、すぐそばにあります。
 こんな側で一緒に寝てるなんて……
 心臓の鼓動が、どんどん高くなっていきます。
「それじゃあ、スイッチいれるわよ?」
「は、はい!」
 要ちゃんはスイッチを入れました。
 ヴィィィィィィィィィィン!!
 途端に激しい振動がわたし達を襲います。さっきよりも強いです。
「やああああああ!!か、要ちゃん!!わたし、怖い!!」
「だ、だいじょうぶよ玲奈!!あたしはちゃんと、ここにいるから!!」
「か、要ちゃん!!ああん!!」
「れ、玲奈!!」
 がしっ!!
 お互いに力強く抱きしめあいます。要ちゃんとわたしの胸が重なり合い、さらに不思議な快感が生まれます。
「も、もうダメ!!」
「頑張って玲奈!!イク時は一緒よ!!」
「そ、そんなこと言ったって……あああああん!!」
「あ、あたしも、もうダメ!!」
「か、要ちゃん!!」
「れ、玲奈!!」
 チュ!!
 お互いに激しく唇を重ね合わせました。
 そして……
「あああああああああっ!!」
「イクぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
 わたし達は一緒に、絶頂を向かえました。
「はぁはぁ……」
「ふーふー……」
「要ちゃん、大丈夫?」
「玲奈こそ……」
「わたしは……気持ちよすぎてもう動けない……」
「そうね……あたしも同じ、かな」
「あはははははははは」
「うふふふふふふふふ」
 お互いに顔を見合わせながら笑います。
 でもよかった……
 一時はどうなることかと思いました。
 でも、おかげで要ちゃんとますます仲がよくなれたような気がします。
 それに、きもちいい思いもいっぱいできましたし。
 ありがとう、要ちゃん。
 あれ?要ちゃん……?
 一体どうしたのでしょう?部屋のドアなんか見つめちゃって。
「もうそろそろは入ってきたらいかがかしら?」
「えっ!?」
 要ちゃんのその一言に、わたしは心臓が止まるような思いになります。
 誰か、いるのでしょうか?
 慌てて近くにあったシーツで身を隠します。
 ギィィィ
 ドアが静かに開きます。
「ご、ご主人様!?」
 どどど、どうしてご主人様の姿がここに!?
 ひょ、ひょっとして今までのこと全部見られていたんじゃ……
 どどど、どうしましょう!!恥ずかしくって、もうお嫁さんにいけません!!


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