7.就寝前II

「それじゃあシェラ、そこに仔犬のように四つんばいの姿勢になりなさい。腰を浮かせてね」

 イリスは次の指示を出した。

「こ、これで、いい?」

 シェラはイリスに言われたとおりの姿勢をとる。

「上出来よ」

 イリスはにっこり微笑んだ。

「あ、あのさ……イリス……」

「なーに?」

「優しく、してくれる?」

「うーん……どうしよっかなぁ……」

 イリスは悪戯っぽく笑った。

「痛くしちゃ、ヤダよ?」

 シェラが不安の眼差しを浮かべながら、イリスに訴える。

「大丈夫よ。そんな酷いことしないから」

「ホント?約束だよ」

「ええっ。それじゃあ挿れるわよ」

 イリスはシェラの腰を掴むと、ペニスバンドの先端をシェラの股間へとあてがった。

 そしてゆっくりと、挿入していく。

「あっ……!!」

 シェラは小さな悲鳴を上げ、一瞬身をこわばらせた。

 自分の身体の中に異物が進入してくるのがはっきりとわかる。

 その恐怖と快楽とが入り混じる、シェラの感情を桃源郷へと誘っていた。

 イリスは奥まで入れると、今度はそれを引き抜くことを始めた。

 そしてその動作を繰り返し、徐々にスピードを上げていく。

「あっ!あっ!!」

 シェラの喘ぎ声も次第に高いものになっていった。

 ペニスバンドが肉壁に擦れ、シェラにこれ以上ないというくらいの快感を与える。

 さらに、イリスに犯されているという羞恥心が、快楽に蜜の味を加えていた。

「どう!?天然の松茸もいいけど、人工の松茸もおいしいでしょ!?」 「うん!!いいよイリス!!すっごく!!」

「シェラ、とってもかわいいわよ!!」

「ああっ!!そ、そんな、恥ずかしいこと、言わないで!!」

「もっと、もっとあなたを壊したい!!」

「だ、ダメ!ボク、それ以上、激しくされたら、やっ、ああっ、あああっ!!」

「シェラ!シェラ!!」

「はぁ、もっと、もっと、強く、突いて、お願い!!」

「とってもステキよ、シェラ!!」

「ああっ、すごい!!ボクの中に、おっきくって太いものが、入ってくる!!はっ、やぁ、あぁ、いいっ、ぼ、ボク、もぅ、おかしくなって、もぅ、我慢、できない!!」

「いいのよ!!イキたければイッて!!」

「ああっ……いいっ……すっごく……ダ……ダメ……はぁ……ああっ……ああああああああああっっ!!」

 シェラは大きく身を震わせた。

 そして恍惚の表情を浮かべたまま、崩れ落ちるようにへなへなと倒れこむ。

 イリスがペニスバンドを引き抜くと、シェラの愛液がべっとりと先端に付着していた。



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