8.就寝前III

「それじゃあ、次はシェラが上になる番ね」

「えっ……?」

「あんたがあたしに馬乗りになるってこと」

 イリスは仰向けに寝そべった。

「ほら、はやく」

「う、うん……」

 シェラは立ち上がると、イリスにまたがりゆっくりと腰を下ろしていく。

 垂直に立ったペニスバンドの先端がシェラの中へと沈んでいった。

「あっ……」

 一瞬シェラは小さな声を上げるが、先程よりもスムーズに腰を上下させる。

「ああっ、はぁ、ああん……」

「それくらいのスピードが気持ちいいの?」

「う、うん……」

「もっと早い方が気持ちいいわよ?」

「う、うん……」

 シェラはイリスにいわれるまま、腰を動かす速度を上げた。

「あっ、ああっ、はぁ、ああっ……」

 シェラが動くたびに少し小さめの乳房が揺れる。

 イリスはそれをわしづかみにすると、ゆっくりと揉み始めた。

「ほら、こうした方が気持ちいいでしょ?」

「う、うん……」

「それじゃあ、もっと気持ちよくしてあげないとね」

 イリスは自らの腰も動かし始めた。

「ああっ!!だ、ダメ、イリス、そんなに動いちゃ!!」

「あら?どうして?」

「だ、だって、だって!!」

「今のシェラ、とってもいい表情してるわよ」

「は、恥ずかしいよ!お願い、そんなに、見つめ、ないで!!」

「何言ってるのよ。とってもかわいいわよ」

「そ、そんな!ああっ、イク!!イッちゃうよ!!」

「我慢は身体に毒よ?」

「いいっ!!ボク、我慢、できない!!おかしくなって、頭の中が真っ白になって、ああっ、ああああああああっ!!ダメ!!あああああああああああああああああああっ!!」

 シェラは大きく身をのけぞらせると、グッタリとなった。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 そして肩で大きく息をすると、パタッと倒れる。

「シェラ……?」

 イリスが心配そうに覗き込む。

「スースー……」

 シェラは寝息を立てながら、寝入っていた。

「クスッ……そんな格好で寝ると、風邪ひくわよ」

 イリスはにっこり微笑むと、ペニスバンドを引き抜き、シェラに浴衣を着せて布団の中に寝かせた。

「お休み、シェラ」

 そしてイリスはシェラにキスをして、自分も布団の中に入るのであった。



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