「アオちゃん……あたし……」
楓は頬を紅く染めながら、俺を見る。
「わかってるよ。とっても気持ちよかったんだろ?」
「うん……」
楓は恥ずかしそうに頷く。
「気持ちよかったんなら、それでいいじゃねえか」
「でも……あたしだけこんなに……あたしも、アオちゃんのこと気持ちよくしてあげたいな……」
「……それじゃあ、俺のことも気持ちよくしてもらおっかな?」
「うん!」
楓は嬉しそうに頷く。
「それで、あたしはどんなことすればいいの?」
「それはな……これを舐めるんだ」
俺はズボンのファスナーをおろし、中から男根をとりだす。
「えっ!?そ、それを!?」
楓は戸惑いの声を上げる。
「男っていうのは、好きな女の子からこれを舐められると、とっても気持ちよくなるんだ」
「ふーん……男の子って、変わってるんだね」
楓は目を丸くしながら俺の男根を物珍しそうに眺める。
「さっ、楓」
「う、うん」
楓はしゃがみこむと、ゆっくりと顔を近づける。
楓の柔らかい唇が、俺の亀頭に触れる。
瞬間、電流が流れるような衝撃が全身を駆け巡り、男根が大きく反応する。
「わっ!?」
驚いたように楓は唇を離す。
「な、なんか今、ビクッて動いたよ?」
「それは、楓の唇がとっても気持ちよかったからだよ」
「あたしの唇が?」
「そうだよ。言っただろ?男ってのは、好きな女の子にこうしてもらえると嬉しいもんなんだって」
「えへへ……そうなんだ」
楓は恥ずかしそうに顔を上気させる。
「アオちゃん、もっと気持ちよくしてあげるね」
楓は再び俺の亀頭に唇を触れさせる。
そして少し離すと舌をだし、亀頭に這わせていく。
「うっ……」
俺は思わず声を上げる。
温かく弾力のある楓の舌が、俺の愚息を舐めて行くたび今まで味わったことのない快感が、体中を駆け巡っていく。
「な、なかなかうまいじゃないか、楓……」
「ホント?アオちゃん、気持ちいいの?」
「あ、ああ……とっても」
「よかった……」
楓はホッとしたように、嬉しそうに笑顔を浮かべる。
「あたし、アオちゃんのこと、もっともっと気持ちよくしてあげたいな」
「それじゃあ、しゃぶってもらおっかな?」
「えっ?しゃぶるって、これを?」
楓は自らの唾液をたっぷりと付着させた俺の男根を見る。
「ああ。アイスキャンディーとか舐めたことあるだろ?」
「う、うん」
「そんな感じでやってくれればいいからさ」
「わ、わかったよ。アオちゃん」
楓は口を大きく開けると、俺の男根をパクッと咥える。
楓の歯が亀頭に当たり、体中に激痛が走る。
「いたたっ!!」
俺はたまらず悲鳴を上げる。
「ご、ゴメン!!大丈夫!?」
楓はすぐさま口を離し、申し訳なさそうに俺を見る。
「大丈夫だけど……気をつけてくれよ?歯なんか立てられたら痛いから」
「う、うん……今度から気をつけるよ。ゴメンね」
楓は俺の陰茎に手を添え、再びパクッと咥える。
そして歯を立てないように気を使いながら、ゆっくりとしゃぶり始める。
「んっ……んっ……」
楓の舌と唇が亀頭を摩擦し、快感が身体全体を支配していく。
「アオちゃんの……どんどんおっきくなってくよ」
「あ、ああ……楓が、とっても上手だから、反応してるんだよ」
「ホント?アオちゃん、とっても気持ちいい?」
「あ、ああ……と、とっても気持ちいいよ、楓……」
「よかった……もっともっと、気持ちよくしてあげる」
チュパチュパ、チュパ
楓は首を動かし、刺激を与えていく。
楓の甘い吐息が亀頭にかかり、唾液が舌と唇によって絡みついていく。
俺の陰茎がどんどん熱くなっていき、何かがこみ上げてくる。
「ああっ!!楓、も、もういいっ!で、でるっ!!」
「ちゅ……で、出るって、何が?」
「だ、だから……うっ!!」
俺は我慢できずに、楓の口の中にそれを放出する。
「んっ!!」
何が起こったかわからない様子で、楓の動作が止まる。
ドピュ、ドピュ
その間にも、俺は楓の口の中へ射精を続ける。
「…………」
楓は無言のままじっと動かないでいる。
「……んんっ……」
やがて射精が終わったことを確認すると、楓は俺の男根からゆっくりと口を離す。
楓の動作にあわせて白い糸がだらっと伸びていき、地面へと垂れ下がって落ちていく。
「ご、ゴメン……楓。その、外に出そうと思ったんだけど……つい……」
「別に気にしなくってもいいよ。それよりも、このとっても苦いの何?飲むのがちょっと辛かったけど」
「えっ?お前、飲んじゃったのか?」
「う、うん。飲んじゃまずかった?」
「いや、まずくはないけど……」
「それなら大丈夫だよ。それで、アオちゃんから出てきたの、何だったの?」
「アレか?アレは精子だ」
「精子?」
「赤ちゃんの素、って言ったらわかるか?」
「ええっ!?じゃあ、あたし赤ちゃんが出来ちゃうの!?」
楓は驚いたように声を上げる。
「出来るわけないだろ。あんなことくらいで」
俺は楓の言葉に苦笑する。
楓って、本当に何にも知らないんだな……
「そっか。赤ちゃんデキないんだ?でも……アオちゃんとの赤ちゃんだったら、あたしデキてもいいかな?」
楓は恥ずかしそうにニコっと笑う。
あの元気の塊な楓が見せるとてもしおらしい笑顔。
俺の心臓は張り裂けそうになるくらい高鳴る。