楓の唇は、驚くほど柔らかく、とても心地よい。
しばらくの間、俺達はじっと唇を重ね合わせる。
楓の表情を見ると、とても気持ちいいのか、うっとりとしている。
俺は舌をちょっと出して、楓の唇に触れさせる。
「んっ……!!」
楓は驚いたように、身を強張らせる。
俺はゆっくりと楓の唇に舌を這わせる。
「ん……」
だんだんと楓の身体から力が抜けていき、口を開ける。
俺はそのまま舌を楓の口の中へと挿入し、手当たり次第に嘗め回す。
唇の裏側、歯茎、口蓋――
そして舌に触れると、楓は驚いたように慌てて舌を引っ込めようとする。
「んぅ……ん……んんっ……」
俺はゆっくりと舌を絡ませる。
ちゅぱ……ちゅぱ……
舌を絡ませあう音が次第に大きくなっていく。
「あっ……んふぅ……アオ、ちゃん……」
慣れてきたのか、楓も自ら舌を絡めてくる。
俺は舌を絡ませ続けながら、左手を楓の腰に回し、右手でブラウスの上から楓の乳房を揉む。
「ふわぁ……んんっ……」
楓は目を潤ませながら、甘い吐息を漏らす。
楓の乳房は中の上といった大きさで、とても弾力がある。
俺は乳房から手を離すと、そのままスカートの中へと忍ばせて、パンティの上から楓の股間を触る。
「ひゃっ!!」
楓は驚いたように唇を離す。
舌に絡みついた唾液が糸を引きながら下へと垂れ下がる。
俺はすかさず楓の腰に回していた手を後頭部に持っていき、軽く抑えながら強引に唇を重ね合わせ、舌を絡ませる。
そして楓の秘部をゆっくり撫でる。
「ん……ふぅ……」
楓は震えながら俺の行為を受け入れる。
しばらく撫で続けた俺は、そのまま指をパンティの中へと滑り込ませる。
指先が楓の性器に触れる。
「んぁ……」
楓は少し嫌がる素振りを見せる。
愛撫の効果か、楓の性器はねっとりとした愛液で潤っている。
俺は指を楓の淫裂の中へと進入させる。
「んんっ!!」
楓は一瞬身を強張らせるが、抵抗することもなく俺に身を任せている。
俺は挿入した指をゆっくりと動かす。
くちゅ、くちゅ……
淫靡な音を立てながら、楓の淫口からは愛液が溢れ出してくる。
「ん……やぁ……ら、らめぇ……」
楓にもその音が聞こえるのだろう。
恥ずかしそうに声を上げ、少しばかりの抵抗を試みようとする。
チュパ、チュパ……
クチュ、クチュ……
「ん……はぁ、や……ふぁ……んんっ……」
上下の口から発せられる淫靡な音が、俺と楓の感情をさらに高ぶらせていく。
俺は、抽挿を繰り返していた指先をクリトリスへとあてがい、優しく愛撫する。
「ひゃぁぁぁぁぁんんんんんんっっっ!!」
途端に楓は身体を激しく痙攣させる。
どうやら絶頂に達してしまったらしい。
俺は指を楓のパンティの中から取り出す。
指先にはてらてらと光る楓の愛液がべっとりと付着している。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
楓は瞳を潤ませ、荒い息遣いをしながら、うっとりとした表情で、先程まで自分の中に入っていた物を眺める。