「な、なんで?」
痴漢、もしくはわいせつな行為を行いながら加害者が被害者に対して問うということは無責任以外の何ものでもない。
「?!そ、それは私の台詞だ!」
驚きに見開かれた目をこれでもかと睨みつけ、どう尋問すべきか過程を練っていると
「ご、ごめん‥その‥ぼく自身も何でこんなことしたのか分からなくて。で、でも嫌がらせとかじゃないのは確かなんだ」
まだ、混乱しているのか身体は硬直しながらも泳ぐ視線と額に冷や汗を滲ませ彼は弁解しようとする。
「嫌がらせではない?それは貴様が決めることではなく被害を受けた側がどれほど不快に思うかが焦点になるのだ。たとえいかなる理由があろうとも、衝動的な行為であったとしてもわいせつな痴漢行為は立派な性犯罪だと、法曹人である君が知らないはず無いではないか!それが言うに事欠いて自分でも理由が分からないだと?貴様には人が人としてあるべき知性や理性が欠落しているのか!」
いや、混乱しているのはお互いなのかもしれない。息継ぎ一回だけで一気に捲くし立てあまりの息苦しさに、咳き込めば
「御剣、君を!‥‥君を見ていたらどーしようもなくなっちゃってっ‥どーしようもないくらい君にキ」
「っ、待て。そ、そのような‥アレなことを論じるにはこの場は相応しくない」
理性も知性も関係ない、感情的な台詞を弁護席で突き付けるように発する。これから発せられる言葉の持つ響きや意味‥羞恥心を煽りながらどこか背徳感の滲む台詞をこの場で‥真実を白日の下に晒し正義を貫徹すべきこの建物内で口にしてはいけない。そんなモラルから言葉を被せることで遮り冷静さを取り戻すべく深呼吸した。
「キス‥したかったんだ。どうしても」
「貴様はまだ言うか!」
折角の深呼吸は意味を成さず、検察側の机を力いっぱい叩く勢いで紙コップを握り潰す。
論争は感情的になった方が負けだ。主観的なものの考え方になるし矛盾を孕んだものの言い方やバランスの悪い感情論が先にたつ。会話の流れや主導権を掴みたいならばことごとく冷静で常に客観的に相手の考えそうな内容の先の先を読まねばならない。完璧で完全である為に自らを律してきたつもりが‥この男の前では冷静さを忘れそうになる。
背広を着た中年の男性と目が合い
大人しめの色合いのスーツの女性とも目が合い
売店のおばちゃん二人とも目が合い、血の気が引いた。
握り潰した紙コップから漏れ出る紅茶はひんやり冷たく拳を伝い、醜態を公然と披露したことでの悔恨を奥歯で噛み締めながらダストボックスに潰れたコップを捨てる。
ポケットからきちんとプレスされたハンカチを取り出し醜態の痕跡を拭い、溜息を落とす。
真昼間、地方裁判所本館地下一階売店前で突然始まった言い争いに周囲の人間は足を止め、遠巻きに事の成り行きを見守る。好奇心と非難の合わさった独特の視線は今年一番の惨めな出来事をダントツで更新し、情けなくて泣きたくなった。
行動に至るまでの心情を追求し原因の究明をすべきか、このままなかった事にして不可解な行為を黙殺するか。選択肢は二つ。どちらを選んだとしてもそれなりのリスクを負わねばらないが周囲の目と限られた時間を考えれば迅速に行動せねばならない。
後者は迅速と言う点では遥かに優れているが行為そのものがうやむやになってしまう。自らが掲げる理念と正義に反するし時間が経てば経つほど根拠の無い憶測ばかりが募るのも事実だ。
前者は事態の真相の解明に適しているが圧倒的に時間を浪費する。しかも動機や要因が分かったところで事件そのものが解決するわけではなく、新たな疑問が生まれるのも確かで‥。もしかしたら‥今後の人生が大きく変化してしまう恐れがある。あくまで予感なのだが。
「訊かないの?」
足踏みしている状態に焦れたのだろうか、彼は迷いの無い眼差しで問いかける。
「‥何をだ」
「何故って。それは君の台詞なんだろ?」
彼には選択することはないのだろう。黙殺も曖昧も許さず追求されることを望んでいる。
まるではじめからこれが目的だったかのように。
睨まれたら睨み返すだけの意地はある‥だが正面切って濁りのない眼差しを受けたら逸らしたくなる。整然とソレを受け止めるだけの純粋さは自分には無い。逃避も手段の一つだと知っている自分にはその勇気が、もう、無い。
「‥‥長居しすぎた。失礼する」
ハンカチをポケットに仕舞い、束の間の休息を理由に売店横を後にした。
「え?!お、おい‥御剣!」
何なのだ。
普通罪を犯したものは追求されることを嫌う。
よほどの覚悟で腹を据えている者なら別だが、とことんまで追い込まれると憎しみさえ抱くらしい。蔑むような目を追及者である検事に向け、侮蔑のこもった恨み言を搾り出す。プライベートな事柄になればなるほど、深層心理に近づけば近づくほどそれは顕著に現れる。
「待てよ‥御剣ってば!」
見過ごそうとしているではないか。
この場は無かったことにしてやるつもりなのだ。
罪になど問わない。犯罪性も問わない。深く言及したりしない。拘留期限ギリギリまで拘束したりしないから。
追いかけてくるな。
「御剣、逃げるな!」
腕をつかまれ足止めを食ったのは薄暗い踊り場で。
逃げるな、そう息を荒げ叫びながら引き止める手は力強く上着越しにでも痛い。
「は、放したまえ」
「いやだ。放したらお前逃げるじゃん」
「逃げるのではない、君の卑劣な行為を見逃したのだ」
「何故?!卑劣だと言うんなら問い詰めれば良い!ぼくの行動も心理も洗いざらい並べあげて突き付ければ良い!君は検事だろ?そんなこと朝飯前じゃん!社会犯罪には毅然とした態度で立ち向かうのに、自分の身に降りかかった火の粉は払おうともしない。君は、臆病だ!」
素手で心臓を鷲掴みにされた気がした。
人通りのない階段に響く声。遠くエコーがかかり、低い音響が脳髄を奮わせる‥その振動に地場が揺らいだ。
「ならば訊こう‥何故君はあんなことをしたのだ!」
売り言葉なのは分かっていた。それが引き止める為の手段なのは分かっていた。攻撃的な挑戦をいちいち相手にしていたのでは一日が四十時間あろうとも足りないことぐらい分かっていて、愚かにも向き直ってしまう。
真っ直ぐな瞳に‥
聞けば人生が変わってしまうかも知れない言葉に。
何故‥。それは自分自身への問いだ。

 ソレは腹の底で煮えたぎる怒りも確信をつかれたことへの焦りも先の未来への不安も何もかも、何もかも、丸ごと喰らい尽くすようなものだった。
 生命を維持しようとする力も自らを奮い立たせ気丈に立とうとする意欲も浅はかなプライドも、何もかも、丸ごと呑み込もうとするものだった。
 一度目では感じなかった高い熱量と剥き出しの感情。真っ白な脳裏を真っ青な色で塗り潰される、壮絶な勢いで侵食してゆく感覚で酷く息苦しい。
 咥内に蠢く何かしらの生き物は湿っていて量感に溢れ縦横無尽に弄り、暴れ、その時も知覚するコーヒーのほのかな香り。

息も吐けない、感じる生命の危機に身を捩れば強く肩を掴まれ逃げ場を塞がれる。
後退りをすればドンと硬いコンクリートに背面も閉ざされ困窮し小さく呻き声を上げた。見知らぬ暴漢相手なら習得した護身術を適用し捻じ伏せることも可能。嗚呼、でもこの場合は。僅かな戸惑いが決断を鈍らせ、それならばと顎を上げ僅かな助走で
ガッ!
額を打ち付ける。相手のこめかみ付近に。
「っ‥‥てっ!ひ、酷いよ御剣!」
「‥ト、トウゼンだっ!そのつもりでやったのだからな」
またしても、加害者が被害者を責める由々しき事態。何故、の疑問がまた一つ増えた。
口元の不快感に手の甲で拭えばどちらのとは判別できない唾液に濡れていて総毛立つ。
「貴様は何なのだ!一度ならず二度までも‥それは私への挑戦状か?!」
屈辱感にブルブルと唇を震わせ渾身の睨みをきかせれば
「同じことが二度あればもう見過ごせないじゃん‥て言うより、したかったからなんだけど」
悪びれもせず得意の根拠の無い自信に満ちた笑顔。ぺロリ、上唇を舌先で舐める行為が過ぎた瞬間の記憶を髣髴とさせる。
「私は‥‥君の考えていることが分からない。君は‥どうしたいのだ」
「どうしたいのかわかんないからしたんだよ‥衝動に任せて君にキスしたんだ」
「君が何事か模索するのは勝手だがその解決策が‥アレなことだと言うのは合点がいかない」
「そう?ぼくとしては一番分かりやすい方法なんだけど」
「分かりやすい?それは‥その‥‥」
「‥あぁ、違うよ。キスがじゃない。結果としたらそうなんだけどその前‥ぼくが君に感じる衝動。それが知りたかったんだ」
この会話、根本的に間違ってはいないか?
この期に及んでまだ及び腰なのではないか?
普通、一般、常識的に考えて‥偏見、差別的な考えは除き有り得ない。ここは酒の席ではないのだ。冗談で済まされる場ではないのだ。
「何故だ」
「それは好きだから」
「‥違う、何故あんなことをしたのだ」
「だから、好きだから」
「意味が分からん」
「だからね、ぼくは君に対して友情親愛とは別の感情を抱いているらしい」
やはり、ダメだ。
「前からなんとなくそうかなって思っていたんだけど、ここ数日色々考えてみてそれなりに愕然となって、でもさっき自分の中の割と否定的な部分を取り払って正直になってみたら案外素直になれたって言うか‥本当の部分だけが残ったって言うか」
「色々と言う表現は実に便利なものだな。色々、その言葉一つで思考を透明化しているようでまったく何も言い表していない。巧妙に全てを隠している‥君は卑怯だ」
それ以上はダメだ。
頭の中で制する声がする。
本能の鳴らす警笛が激しく聞こえる。
「酷いなぁ…隠してなんか無いよ。色々、って言ったのはあからさまかなぁって思ったからで、答えはもう言ったじゃん」
「ム‥」
「君こそぼくの言葉を軽く聞き流してるんだよ。追求すべきことからも逃げて何も無かったかのように振舞うんだろ?」
防衛本能がそうさせたのだと思う。
今ある日常に何の不満も無く何の変化も望んでなどいないから、恙無い日常を根底から揺るがす事実から逃げたいと思うのはトウゼンではないか?あえて踏み込まず回避するのはあながち間違いではないだろう?
「もう、いい‥それ以上言わなくて良い。もう、分かったから」
黒く大きな瞳。濁らず歪まず、クリアに輝く大きな瞳。信念を貫きいつだって自信に溢れ、真正面から向き合おうとする瞳を直視できないのは怖いから。ひたむきさが怖いから。
「分かった?分かったって言った?ぼくが君を好きだって‥キスがしたくなるくらい好きなんだって分かったのかよ」
「だ、誰かを慕うと言う感情は一種の恋愛感情だと私は思う。男女の枠や年齢の垣根を取り払いその‥人柄や思想、観念に惚れこむというのか‥か、関係が近しくなれば多少の触れ合いに抵抗感が無くなる。そ、そういう意味で君は私に心を砕いているのだと‥」
「………あのさ‥君がそう思いたいって言うならそれでも構わないけど‥その中でもぼくは特別だって思ってくれないかな。確かにぼくは人として君のことが好きだよ?友達で気のおけない仲間で法曹人として充分理解してるつもりで、でも、君以外に同じ条件の人間がいたとしてもそいつ相手にキスしたいなんて思わない、絶対に」
目を逸らしたかった。耳を塞ぎたかった。
この場から消えてなくなり、今までの会話全て記憶の奥に沈めてしまいたかった。
もう結構だと言っているのに、どうして気づかないふりをさせてくれないのだろう。それをつまびらかにして何の得があると言うのだろう。
「御剣‥君が好きだよ?君に恋をしている。キスをして分かったんだ‥ぼくは君という人間が好きだけど、それ以外にもっと違う‥心の一番やわらかい部分で君のことが好きなんだ。これは恋愛感情でぼくは君に性的欲求も感じる‥巧妙に隠すつもりなんか全然ないよ。ぼくは君と心の身体も繋がりたいんだ‥どお?理解できた?」
「成歩堂‥そ、そのようなアレは‥正直、困る」
「困る?それって気持ち悪いってこと?言っとくけど、ぼくはゲイじゃないよ。今までもこれからもヘテロセクシュアルだから」
「そう豪語するなら異性と恋愛すれば良いではないか。それに世界人口は六十億人以上なのだ‥もっとグローバルな視野を持てばその若さで一人に固執する必要も無い」
「地球レベルでモノを言うなよ!お前、動揺してるからって広げすぎだから、視野」
散々爆弾を投下しておきながら動揺するなとは勝手な言い分だ。
ついさっきまで友人もしくは法曹人として認識していた者に、いきなりキスをされ、す‥好きだとか恋しているとかあまつさえ性的欲求を感じるとまで言われた身にもなって欲しい。さほど人生経験を積んでいるわけでもないのだから混乱もするし動揺もする。それが普通なことではないのか。
これだから直情型な人間は対応に困る。
「その‥好意を持ってもらえるのはありがたいと思う。だが、私は今のところ自分のことだけで手一杯で恋愛に興じるゆとりは無く‥故に、君だけではなく誰もそういう対象で見ることはできない。ざ、残念だが‥理解してくれたまえ」
相手を刺激することなく穏便にこの場を治めるには、感情的にならずある程度理解を見せ自尊心を傷つけないよう遠巻きに断るのが得策だろう。
彼も一時的な感情で告白してきているのかもしれず、時を置けば考えも変わるやも知れない。
「うん‥まあ、御剣ならそういうかなって予想はしてたから‥」
どうやら冷静に相手も対応してくれたようでホッと息を吐く。
「でも、ほんとのとこどう思った?男の君相手にに告っちゃうぼくのことキモイとか変なヤツだとか友人解消とか思った?」
「いや、恋愛には色々なカタチがあっても良いのではないだろうか。誰かを大切に想い慕うことを嫌悪したり否定したりするのは心貧しいものだし、想う相手が誰であれ愛情を胸に抱くことは尊いことで優しさと慈しみを育てるよい土壌になるだろう。成歩堂、君の恋が君に良き幸せをもたらすことを願っているよ」
「よかった。ぼく、君に気持ち悪がられないかそれだけが心配だったんだ」
「見損なうな。友人の恋路を応援しないほど私は心が狭くは無い」
剣呑だった空気もどうにか和らぎ、紙コップを付き合わせた時のような穏やかな心地で笑みが零れた。
少し時間を食ったがこれで心置きなく車に戻れる。地上に向かって伸びる階段に目を向け動きだそうと姿勢を正そうと弾みをつけた時だった‥。
「じゃあ、これで心置きなく御剣にアタックできるね。良かった‥本当に良かったよ」
‥‥我が耳を疑う。言葉通り、ギョッとして階段から目の前の男に視線を戻す。
「言っている意味が分からないが」
「だから、ぼくは君が好きなんだって。そして君と心も身体も繋げたい。ぶっちゃけ、恋人同士になりたいんだ。でも君が同性間の恋愛を嫌悪するならそこから攻略していかなきゃなんないでしょ?どーしようかなぁって思ったら恋愛に偏見は無いってことだし、応援までしてくれた」
「そ、それはそうだが相手が私で無ければいけないわけではなかろう」
「え、何言ってんの?ぼくは君しか好きじゃないよ?男だとか言う以前に君という人間に惹かれたんだから君以外の全人類は除外だよ、対象外。最初プラトニックなものかと思ったけどそうじゃなかったみたいで、想像段階でのセックスは問題なかったし、確認の為のキスはすっごく気持ちよかったし」
頭痛がしてきた。
先ほどまでのやり取りでどうも大きな間違いを犯したらしく、遠まわしに断ったつもりが逆効果で士気を高める結果になったようだ。
このままではますます厄介なことになりそうだったから
「いや、待て、私は君とそのような関係になるつもりはまったくないし、君に恋愛感情は抱けない」
はっきりきっぱり断言する。
「恋ってさ、しようと思ってするもんじゃないでしょ?いつの間にかその人を好きになってるものだから、まだ君は気づいてないんだよ」
‥‥今度は眩暈が。
心なしか寒気も。
「も、申し訳ないが私はきっと一生涯君の言う感情に気づくことは無い。ほ、他をあたってくれたまえ」
「あ、それなら大丈夫。ぼくは何年でも何十年でも、来世までだって待つ覚悟はあるよ」
「ム、来世まで?!」
どれだけ前向きなのだ、この男は。
ズキズキ奥歯まで痛み出し、嫌な汗がこめかみを伝う。
逃げ場は無いのか?いや、それ以前に
「君が無駄に時間を費やす間、私が誰かと恋に落ちるかもしれないのだぞ?」
「君の心にぴったり合う人なんかぼく以外にいないよ。何かの間違えでソレを恋だと錯覚するならぼくがその前にちゃんと正してあげるから心配しないで」
「いやいや、そのようなお節介は遠慮する」
ずっと鳴り続けていた警笛やあの胸に残る不安感の正体がはっきりした。
訊いてしまえば今後の人生が大きく変化してしまう恐れがある。
予感がはっきりとしたカタチで的中した‥それも悪いカタチで。
「ん〜、でもどうせなら今生きてるうちに自覚して欲しいよね。ね、御剣‥もう一度キスしようか」
「は?!」
「ぼくも最初のキスで確信を持ったんだし、何がきっかけになるかわかんないじゃん?モノは試し、じゃないけど真実の究明は迅速にってのが基本だからね」
そう勝手に納得した男は恐怖を覚えるほどの笑みで顔を寄せてきて‥。
「待て!そ、それ以上近づけば血を見るぞ」
硬く握り締めた拳を顔と顔の隙間に挟み込み威嚇した。
「えー、ぼくの恋路を応援してくれるんでしょ?それともアレは嘘だったとか、だったら君は酷いよね」
もう‥どこをどう修正したら良いのか分からない口上をしれっとした表情で述べる。
予感は的中。
まともに訊いてしまえば人生そのものが狂うこの男の話を、聞いてしまったが最後どうしようもない。たとえこの場を力ずくで逃げ仰せたとしても来世まで付き纏われるのは必至。
強気上等、はったりすらも勝利への武器として、揺るがぬ信念と根拠のない自信で法曹界に殴りこんできた相手にどう立ち向かえば良いか。
これからが平穏だったはずの日常を取り戻す為の戦いなのだと、しなくても良い覚悟をする羽目になる。

これは弁護士成歩堂龍一と検事御剣怜侍のプライベートでの壮絶な攻防戦のはじまり。
どういう結末を迎えるにしろ、二人に最良の幸せが訪れることを願って。




おしまいv

  



2007/11/24
mahiro