5年目の最終話。
原作で読んだ時は映画「宇宙戦争」の記憶も新しく、あの圧倒的な恐怖も一緒に甦って「そりゃ恐い、そりゃ半泣きにもなってしまう」と感情移入したのを憶えています。ましてや長い時間を共に過ごし友情を育んだと思っていた相手が、いつか見たフィクションの宇宙人と変わらなかった…という日向姉弟にしてみれば、そのショックはいかほどか。現実(じゃないけど)を目の当たりにして「それでも信じたい」という気持ちのせめぎ合いが伝わる大好きな話でした。
真相が明らかになった瞬間の安堵の表情がいいです。
後半は軍曹さんも冬樹くんも精一杯の思いやりに満ちあふれていて、優しいエイプリルフールでした。