久々お題に挑戦
久々すぎて文章スキル0から再出発です。

「たわいない嘘」ってどんなんよ?とか色々考えて、物凄い曲解になってしまいました…因みに辞書には


たわいな・い 4 【たわい無い】
(形)[文]ク たわいな・し
〔近世以降の語。「たあいない」とも〕
(1)しっかりしたところがない。(幼くて)思慮分別がない。
「―・く言いくるめられる」「―・い子供の言い分」
(2)手ごたえがない。張り合いがない。
「―・く負けてしまった」
(3)取るにたりない。とりとめもない。
「―・い話で時間をつぶす」
(4)酒に酔って正体がない。
「酔いつぶれて―・く寝込む」
[派生] ――さ(名)

とのこと。自分が普段使うときには3番目の意味なんですけど、そんな感じの嘘がさっぱり思い浮かばずで、4,5回転位転がしたものになってしまいました。ううう…難しい。その上、恐ろしいほど乙女思考なものになってるので、いけそうな方だけ、下のタイトルクリックでどうぞ。







気まずそうに、目線を逸らしながらククールが僕に尋ねる。
「…お前昨日の事…その…覚えてるか?」
「なに?」
僕は身支度を整えながら聞き返した。
「昨日…一緒に酒飲んで…それで…」
「ああ、ごめんね。僕、酔っちゃったみたいで…お酒飲んだところまでは覚えてるんだけど」
「そ…そっか…それならいいんだ」
僕が「覚えてない」と言ったから、ククールは安心したみたいだ。
すぐに普段どおりの態度で僕に接してくる。


ごめん。本当は、昨日の事を全部覚えてるんだ…



きのう、酔った勢いでククールにキスをされた。
そのまま押し倒されて…

僕は全く抵抗しなかった…というか、抵抗する気が最初からなかったんだと思う。
いつからか、なんて正確にはわからないけど僕はククールが好きなんだ。
女の人と一緒にいる、楽しそうなククールを見る度に息が詰まりそうな位苦しくて
「そこにいるのが自分だったら…」なんてありえない事を考えて…

酔った勢いでの事だから、と面と向かって言われるのが嫌だから、僕は嘘をつく。

僕の気持ちも、昨日の事も全て蓋をしなくちゃいけない。
大事な旅の途中なんだから。大事な仲間だから。

嘘をつくのが苦手で、今も心臓が破れそうな位ドキドキしてるし、手も震えてしまっている。
動いてごまかしているけれど、もしかしたらバレているかもしれない。

それでも僕は嘘をついた。
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