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コパアメリカ2011大会自己ベストイレブン

GK ベガ
DF カセレス チャベス M・ペレイラ
MF ペレス アレバロ ディジョルジ A・ペレイラ
FW バルガス アランゴ フォルラン
監督 ファリアス
大会MVP:アランゴ

以下ネタバレと選出理由詳細です
続き
GK ベガ(ベネズエラ)
GK大豊作の今大会でしたが、非常に変わり種で面白かったベガをベストGKに選出します。174㎝と小柄のせいか、セービング時にやや空気感はあるものの、スローにしてもキックにしても素早く正確なフィードでベネズエラの速い攻撃の起点になっていて、大きくチームに貢献していました。南米って面白いところだな、こんな選手が隠れていたのか、と思わせられる選手でした。

DF カセレス(ウルグアイ)
今大会のウルグアイ代表の影の主役。今大会フシレの不在が響くんじゃないかと個人的には思っていたんですけど、どす黒い瘴気を発散して左サイドを制圧し、特に守備面で大きく貢献しました。アルゼンチン戦におけるPKで最後に登場し、こりゃ無理だわ的ドSなコースに突き刺したことだけでもベストイレブンに選出されるには充分だと思います。

DF チャベス(メキシコ)
顔が好みなんです、体型が好みなんです、身長が好みなんです。とにかく自分の好きなタイプの攻撃センスのあるサイドバックで、ウイングでも使われてましたが、とても素敵でした。今後メキシコのフル代表とかでも観る機会があったら嬉しい。

DF マキシミリアーノ・ペレイラ(ウルグアイ)
彼は何つーか…何なんですかねあの運動量…しかも後半になればなるほど元気に上がって来ると言うか…。いつも同じ顔でマイペースに走りまくり、反対サイドで毒気を撒き散らすカセレスとは対照的に、癒し担当でした。走りまくってる割にはあまり得点に結びついた記憶がない気もしますが、何だか独特のリズムで別次元に存在していると言うか、見ているだけで面白かったです。

MF ディエゴ・ペレス(ウルグアイ)
2010W杯当時ウルグアイ代表の中盤の潰し屋として黒子役に徹し、コンビを組むアレバロ君と共になんかこいつを褒めときゃいいこと言ってる気がする的に実況解説に大人気だった兄貴ですけど、まさか今大会の彼にこんなに派手な運命が訪れるとは思っていませんでした。アルゼンチン戦での先制ゴール、そしてチームに大迷惑を掛けた前半での退場、決勝に復帰しての優勝と、今大会一番天国から地獄を味わった選手なんじゃないでしょうか。決勝で交代した後に見せたいい笑顔がとても印象的なんですけど、やり切った兄貴が今夜うっかり死んじゃわないかちょっと心配です。

MF アレバロ・リオス(ウルグアイ)
兄貴のことはカード貰わないか退場しないかハラハラし通しで観てましたけど、彼に関しては何の心配もなく信頼し切って観られました。非の打ちどころのないプレーぶりで、決勝ではフォルランのゴールをアシストもしました。彼はフォルランのラッキーアイテムですね。やはり守備力は名だたるウルグアイ代表の中でもナンバーワンだと思います。こういう選手が居ると監督は楽だろうなあ。

MF ディジョルジ(ベネズエラ)
顔が好み過ぎて好み過ぎて体型と身長が好み過ぎて…(分かったよ)いやーベネズエラ代表の風貌が大好きなんですけど、彼は特にやばかったです。東南アジアの王子様みたいです!えっと、プレーも運動量が多くて良かったと思います!またどこかで会えたらいいな!

MF アルバロ・ペレイラ(ウルグアイ)
いや~、チームが苦しい時に2得点と、本当によくやってくれました。得点以外にも特に攻撃への貢献度が高かったですし、守備も頑張っていましたよね。彼とゴンサレスは本当によく走ってたと思う。お疲れでした!あと彼すごいスタイルいいですよね…。脚が長過ぎてドキッとする。

FW バルガス(パラグアイ)
「とにかく負けなければ勝ち進めるんだろ」と言う哲学?の許、それを徹底してオール引き分けで決勝まで勝ち進んだパラグアイ代表のサッカーはむしろウル代より新しい…と言うか(いや古いんだけど)衝撃的と言うか前衛的だった気がするんですけど、その中で唯一得点の匂いと言うか少なくとも得点を取りたいと言う気持ちを発散し続けた彼を是非ベストイレブンに選出したいと思います。特に準々決勝のブラジル戦で脚を攣りながらも走り続け、観客を煽り続けた彼はとても美しかったと思います。決勝でも彼だけが点を取ろうとしていた気がします。さらにはもっさりした顔で長髪と言うのもわたしの心をキュンとさせます。

FW&MVP アランゴ(ベネズエラ)
国際大会では必ずヒーロー的に入れ込んでしまう選手が出るんですけど、(2010W杯のフォルランとか、ユーロ2008のヤンクロフスキとか)今大会夢中にさせてくれたのは彼でした。リーガもブンデスも全く観ないので知らなかった選手なんですけど、靴下を下げてボールが止まってようが動いてようが左脚から恐ろしく正確なキックを繰り出し、目も眩むようなレフティファンタジスタで恥ずかしくなるくらいなんですけど、そこら辺のファンタジスタや10番様とはちょっと一線を画す選手のように感じます。一見儚げに見えてもそれだけでは終わらないと言うか、プレスキックのフォルランを超えるのではないかと言うリーサルウェポンぶり、副審もうっかり空気を読む決定力、際立ったテクニックと球離れの良さで潰されることもなく、ものすごく芯が強い人なんじゃないかとかそう言うことです。彼、自分がこんな栄光の日を迎えると思っていたかな。思っていたとは思いますけど。(なでしこの澤みたいに)代表チームだけでなく今後も追い掛けたい選手です。ブンデス観ようかしら…

FW フォルラン(ウルグアイ)
いやスアレスだろってわたしも思うんですけど、決勝での2ゴール、やっとゴール決めた時のむしろゴールよりすごい大ジャンプ、ウルグアイ代表の象徴であり太陽神であり、特にアルゼンチン戦の後白ユニで担ぎ上げられたあの神々しいばかりに美しいお姿は、ウルグアイ国民の子子孫孫まで語り継がれ、信仰され続けるのではないかと思っています。

監督 ファリアス(ベネズエラ)
いやタバレスだろってわたしも思いますが、自己ベストイレブンなんで敢えて彼を選出させて下さい。監督も豊作でしたなあ。(ペルーも凄かった)
38歳!イケメン!ベネズエラ出身!青年監督!!ってことでユーロ2008のビリッチさんを非常に思い出させる彼でしたけど、ビリッチ監督のようにゴールの時に大騒ぎせず、ただにっこり笑っていたお姿も素敵でした。快進撃でベスト4まで来ましたけど、三位決定戦ではペルーに研究されて完敗。しかし高い志の許、ベネズエラ代表にひたむきな現代サッカーを植えつけ、いつかまた会いましょうね、って言いたい素敵なチームにしてくれました。これからはノーマークの存在ではなくなり、勝つのも難しくなるとは思いますが、同時に彼らも進化すると思うので、会見でおっしゃっていた通り、2014ブラジルW杯でまた会えるといいなと思っています。

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