ZERO START
ミッション5 驚愕 1
「・・・アキ? ちょっとお願いがあるんだけど」
「ん? なあにススムちゃん」
アキは指で僕の髪をもてあそびながら問い返してきた。小首をかしげるその姿に、僕はおもわず萌えたけど、とりあえず首を振ってそれを追い払う。
「あのねアキ、家に帰らなくっても・・・いいの?」
ちなみに時刻は夜の九時。明らかに家に帰らないと危険な時間帯です。
ハッキリ言おう。まさかここまでこられると結構精神的に揺さぶられます。いろんな意味で勘弁してもらえないでしょうか?
が、アキは非常にかわいらしい仕草とんでもない事を断言した。
「あ、大丈夫。パパもママもお兄ちゃんもお姉ちゃんも応援してくれてるから♪」
おいおい、今なんていった? 相手の家族全員で応援してやがるのかよ!! よくぞまあ落ち着いてやがるなオイ。その言葉がどういう意味かぐらい予想つきませんかアキ。
つまり、家族総手でアキを応援していくという事でしょうか? ナナセVSアキの仁義無き戦いがスタートするという事に・・・。
「みんな驚いちゃったけど、『戦国時代の将軍みたいだね』って納得してくれちゃった」
「待てい!!」
いくらなんでもそれはないだろ!? 理解が良すぎるぞ家族達よ。
が、そんなことはお構いなしなのか、アキは猫のような表情を浮かべると抱きついてきた。
「とりあえずさ、第二ラウンド・・・しない?」
・・・我慢できませんでした
翌朝、僕は朝日と同時に目を覚ました。強化された肉体は体力回復も尋常じゃないのか、寝たのが夜の二時ぐらいだったのにもかかわらず、すでに眠気は吹っ飛んでいた。
それは身体能力の向上だけにとどまらず、毎日かなり負担のかかるトレーニングをしているおかげだろう。腕立て伏せの時は背中に鉄アレイをたくさん入れたカバンを背負って行なっているし、腹筋を鍛える時も同じようにやっている。極めつけは毎朝のランニング。リリィが全速力で自転車をこいでいるのを追いかけて全力疾走を行なっている。その際は変身していないので常人の三倍程度の筋力なのでかなりキツイ。ちなみに三十分ぐらい全力疾走しています。
「考えただけで常人なら死んでいるな。・・・ったく、今日は明日から忙しいってのに・・・」
いってる途中で言葉を止めてしまった。そうでもしないと心が持ちそうになかった。
なぜかというと、今の僕の状況は裸で上半身がシーツから出ていて、その上でアキが裸で隣に眠っている。むろん、この状況から推測できるものは唯一つしかない。そしてもう一つ、今の僕の前にはリリィがいた。
「むにゃ・・・? ススムちゃんどうしたの・・・・あ」
寝ぼけ眼でアキがおきだし、そして眼前のリリィの姿を見て固まった。
僕も固まっていた。一応いっておくと僕は恐怖で固まっていた。
そして、リリィは怒りで震えていた。硬直しているといっても過言ではなかったが、その周りには怒りのオーラが漂っている。
アキもそのオーラに気付いたのか震えだしている。が、時すでに遅し、ハッキリ言って殺し合いが起こってもおかしくありませんねこれは。
そして予想通りにリリィはぶちきれてました。懐から拳銃を取り出し、ご丁寧にサイレンサーをつけてから向けた。
「あんたら高校生だという自覚をもてぇえええええええええっ!!!!!」
なんで、朝っぱらから殺されそうにならなきゃいけないんだ? イエス・キリスト、シヴァ神、阿弥陀如来などの神様仏様に心の底から問いかけた。まあ、答が返ってくるわけがないのだけれども。
「おそいでススム・・・って、・・・どうしたん?」
「おいおい、なんか体中かすり傷だらけだぞ?」
「いや・・・家でちょっと高速で飛来してくる物体をよけまくっててね」
とりあえず嘘にならない程度に言葉を濁しながら、僕は待ち合わせ場所まで到達した。
なんとかリリィから殺されずに住んだ僕は、朝食もとらずに着替えて財布をとって出発した。アキを見捨てる形になったけど、とりあえずリリィは僕を追いかけてきたわけだからアキに危害が加わる可能性は非常に低いだろう。ま、頑張れ。
とりあえず、気を取り直そう。ここは冷静に対処してオバケだかなんだかをぶちのめさないと。幸いなことに、今の僕相手に勝てるやつは非常に少ない。この調子でいくならばあっさりと勝利できる事だろう。・・・本物だったら無理だけど。
それは沿うとして、少し気になる事がある。とりあえずシンジに聞いて見ることにした。
「・・・で、いくのは僕ら三人だけ?」
「いや、他にも三人ほど一緒に連れてくことになってる。・・・一応三人一組、二班でいったほうがいいだろ?」
なるほど。一理ある。
で、問題は誰が来るかだけど、この際それは同でもいいだろう。よほど嫌いな相手じゃなければ僕は気にしない。
まあ、やばくなったら僕がアレを使えればいいけど、できればあまり見せたくないからさっさと逃げる方向でいこう。その三人にも僕から提案しておけばいいか。
「お、来たで」
トモがふと横をみて気付いた。それをみて僕はそっちの方をみて・・・凍りついた。
「お、ススムじゃねえか。お前も幽霊とか言ってやがるヤツの正体を調べるのか?」
「なにいってるのよ。定光寺君は幽霊を除霊しようとしてるのよ。ね?」
出てきた相手はなんとツトムとアキラ。まあ、この状況下ならばこの二人がでばるのは予想ができる。ある程度は僕も予想はしていたりしていたし、まあこの二人は考えない事にしておこう。
問題は最後のほうだ。一体何がどうなってるんだ? なんで彼女が出てくるんだ? 彼女はつまり・・・。
「何でここにいるの、ナナセ?」
そう、ナナセだ。なんでナナセがこんな所にいるんだ?
ナナセは一瞬キョトンとしていたが、やがてどうしたものかと考えてから口を開いた。
「えっとぉ・・・ちょっと面白そうだったし、それに被害を受けた小田さんの後輩って、私の知り合いなんだ」
へえ、そういうことなのか。だとしたらもうちょっとやる気を出さないとな。うんうん。
「よし、いくぞみん・・・」
「あ、定光寺君ちょっとこっちに来て!!」
「ぬごぉっ!?」
掛け声を言おうとした直後、永尾にラリアットの勢いで首を引っ張られてつんのめった。そしてそのままの勢いで引っ張られていく。なんでこんな目に!?
そのまま皆から少し離れた所まで連れて行かれると、障害物に隠れるような形になってから介抱された。ったく、なんでこんな目にあわなきゃいけないんだよ!!
「いきなりなんだよ!」
「・・・ちょっと話があるんだけどさ」
以外にも真剣な目つきできた永尾に見られて、僕は思わず後ろに下がった。
おいおい、なんでこんなに女難のそうが・・・
「今朝、リリィさんに追われる三舟さんを見たんだけど、何かあったの?」
「・・・ノーコメントで」
ま、確かにリリィの存在はあまり知られないようにしないといけないんだけどね。そこまで気を使わなくってもいいですよ。ハイ。
さて、そんなこんなでやってきました廃工場。で、確かにちょっと寂れて今にも出そうな勢いだけど、真昼間だからあんまし怖くないのはラッキー。
「ほな、とりあえず二班に分けるで〜。クジ引きや〜」
用意がいいのかクジを出してくるトモ。最初からそのつもりだったな?
まあ同でもいい。なんとしてでもナナセと組ませてナナセと組ませてナナセと組ませ・・・
「ハイ、じゃ、うちら女性陣と男性陣にきっかり分かれたな」
「「チクショー!! むさくるしい」」
「・・・」
ははははは。君ら元気有り余ってるね〜。
心から絶叫する二人を見ながら、僕は自分が灰色になっていくのを感じた。ああ、僕ってなんてついてないんだ。くっそぉ、普通に落ち込むだけで住んでいるこの二人が羨ましい・・・。
とりあえず何とか気を取り直しながらも、僕は夏の暑さがわからなくなっているのを良く理解していた。ま、運がなかったと考えるか。一応肝試しみたいなわけだし・・・ね。
「ま、しゃあねえよな。とりあえずささっといって帰るぞ」
半ばやけくそ気味のシンジの言葉に後押しされて、何とか立ち上がって起き上がる。みれば女性陣はすでに出発していた。こういうときは女性が強いって本当だったんだ。ちょっと関心。
だが、女性陣は何故か止まると、ナナセが振り返って笑みでこういってきた。
「・・・ススムくんも頑張ってね」
「うおっしゃいくぞぉおおおおっ!!!」
元気爆発!! こうなったらとことんまで先を進んでやるぜ。覚悟しやがれバケモノどもが!!
「男ってホンマにバカばっかやな」
「本当ね」
なんか女性二人が意気投合しているみたいだけど、とりあえずここはスルーだ。
「わかりやす。なあシンジ・・・」
「・・・・・・」
「な、なんで灰色になってんの!?」
なんか妬みの視線と混乱が生じているみたいだけど、こっちもとりあえずスルーしておこう。
「なんでだ。なんでコイツだけ声援が送られるんだ。チクショー俺だって・・・」
「いい加減にしてくれよ。僕とナナセがなんだっていうんだ?」
あれからずぅ〜っとシンジが後から恨めしい視線を送ってきては、ぶつぶつとつぶやいてくる。正直言ってかなり精神的にめんどうなんだけど大丈夫かアイツ。
まったく、ただ僕に声援を送ってきただけだというのになんでそこまでかんぐられなきゃならないんだ? どうやったらそんな風に怪しまれなきゃなんないんだよ。
が、いきなり後からツトムがぼそっとつぶやいた。
「あれでばれないほうがおかしいだろ」
「え、マジ!?」
「マジマジ。あんなの間違いなくばれるっての」
シンジにまで呆れた口調で言われて、僕は正直落ち込んだ。まさかここまでバカにされるだなんて思ってもいなかった。そんなにバレバレだったのか?
まあ、いくらなんでも最大問題点は何とかできそうだから心配はないよな。っていうかそれがばれると独身男性に殺されるしな。うん。
まあウワサにはなってないし、とりあえずリリィはそういう他人の視線を逃れる事には慣れているから問題ないよな。僕も基本的にばれないように気を使ってるし。
とりあえずそんなことで馬鹿な事を言い合いながら歩いてみたが、別段怪しい所は何も無い。もう少しぐらい変な所とかがあってもおかしくはないと思うんだけど、さてさてこのまま帰るって言うのも問題だしどうしたものか。
「なあ、もお帰る?」
シンジ、人が何とか萎えた気合を入れなおしているときになんて事を。
ツトムもかなり呆れたようだ。めがねをかけなおすと盛大にため息をついた。
「おまえな、このまま返ったらバケモノを語っているやつの正体がわかんないだろ」
「・・・まあでも、帰ったほうがいいとは思うけどね」
冷静になってみると、ふとツッコミを入れたくなったのでそうした。
最近僕の人生は混乱が起きている。思わず衝動的に自殺してしまいそうで怖い。が、そういうことになっているから油断していられないのが現状だ。
なにせ、僕はすでに奴らのサイボーグ部隊と互角の戦いを行なっているのだ。下手をするといっせいに襲い掛かるというテロ行為も考えられない事ではないのだ。なんで気付かなかったんだ僕? いや、もしかしたら考えたくなかっだけなのかも知れない。いや、きっとそうだ。
ってことはかなり危険なんじゃないのか? ナナセたちは大丈夫かよ。いや、冷静に考えてみれば、もしバケモノの正体が本当のバケモノじゃないとすると、あいつらの作った生体兵器・・・いや、サイボーグかも知れない。危険すぎるんじゃないのかそれって。
「おい、大丈夫か?」
ツトムが僕の様子をおかしく思ったのか肩をゆすろうとした時、事態は急変した。
「「「きゃぁあああああっ!!!」」」
遠くから三人分の悲鳴が届く。
いきなり予想どおりの展開になって、僕は一瞬で恐怖に駆られた。よりにもよってナナセの見に危険が降りかかるだなんて・・・!
僕はそう考えながら条件反射で走り出していた。ほぼ同時にシンジも走り出す。
「くそっ!!」
「ナナセ!!」
「え、お、おい!? まてよオイ!?」
後でツトムが騒いでるけど、悪いが気にしている場合じゃないのでほおっておきましょう。
三人の所に駆けつけた僕の視界に、前回戦ったあのバケモノの姿が見えた。よりにもよって濃いつらですか!? お願いだから勘弁してくれよ。
急制動を駆けながら僕はあの腕時計を取ると構えた。どんな理由でこっちに着たのかの予想はつくが、ナナセに危害を加えようとするのなら絶対ゆるさないぞ!!
「す、ススム君!?」
僕の存在にいち早く気付いたナナセが振り返りながら僕を呼ぶ。
僕は片手を上げながら無理矢理笑みを浮かべた。
「大丈夫! 永尾、あとは任せた!!」
「定光寺君ナイスタイミング! ・・・とりあえずみんな逃げるわよ!!」
永尾は不意打ちでナナセとトモの首根っこを掴むと走り出した。ってそれだとかなり歩みが遅いと思うのですがどうなのでしょうか?
が、そんな事を考えている場合じゃない。とりあえず長尾がナナセたちを放しているまでの間は逃げ出さねば。なんとか相手の気をそらさねば。
などと思いながら距離をとろうとしたが、運が悪かったのかそのタイミングでシンジが登場。近くにあった廃材を掴むと、怒鳴り声とともにバケモノにたたきつけた。
「・・・の野郎!!」
アホーッ!! などと思いながらも僕はどうすべきか考えた。が、バケモノはすでに反撃の態勢を整えていた。この状況下だと非常にまずい。いったいどうすりゃいいんだ?
が、何故かシンジをバケモノの攻撃をかわしてみせた。おいおいなんていう反射神経なんだ!? その上でシンジは廃材をバケモノに投げつけながら飛び退って逃げた。だけどこのままだと時間の問題だ。こうなったら僕が変身するしか方法は・・・。
「・・・シンジッ!!」
げっ! 最悪なタイミングでトモまでもが駆けつけてきた。この状況下だと変身している暇がないだけではなく、トモにまで危害が加わる恐れが出てきたってことに・・・ヤバイ、やばすぎる。
シンジもそう思ったのか、血相を変えて口をパクパクさせる。よりにもよってそんな事をするだなんて、そりゃ驚くってもんだろう。が、なんかそれとは微妙に違う気がする。
「トモ・・・! この馬鹿っ!! なんで戻って来るんだよ!!」
「馬鹿とはなんや!! あんなのと戦ったりなんてしたら死んじゃうなないか、馬鹿!!」
ちょっとまて、なんだこのどっかのマンガのカップルみたいな展開は!? そういえば最近一緒にいると思ったけど、まさかこいつら付き合ってるのか!?
と、言う事は、なんとしてもこの二人は助けないといけないな。恋人達が引き裂かれるのはかわいそうにも程がある。こうなったら手段を選んでいる余裕は存在しない。
仕方が無い。ここはあっさりと変身して大暴れしてやる!! こうなったらやけくそという言葉の意味を全世界に知らしめてやるさ今畜生が!! いくぜ、決め台詞とともに変・身・だ!!!
直後、バケモノの顔の皮膚が爆発した。
「「「・・・へ?」」」
な、な、な、何があったの!?
そのとき、思いっきり息を切らしながらツトムが駆けてきた。
「お、お〜い。助けを呼んできたぞぉおおおおっ!!!」
「大丈夫か皆!? って・・・サイレント!?」
ツトムの後から出口が出てきた。一体なんでこんな所に来たのかはわからないが、なんかドンドンやばい事になってるぞ、オイ!
「ススム君!!」
さらに不幸は重なる。永尾の制止を振り切ったのか、ナナセがいきを切らしながら駆けつけてきた。そこに暴れまわっているバケモノの腕が振り下ろされた。
僕は瞬時に駆け出すと当時に、ナナセを抱きかかえながら飛び退った。直後バケモノの腕が振り下ろされて地面が破裂する。なんなんだよこの展開は!!
「す、ススム君・・・。ありがとう」
「大丈夫? ・・・出口、急いで逃げてよ、危険すぎるから!!」
出口が何故かこんな所に来ているのかさっぱりわからないけど、そんな事を考えている余裕は今の僕にはまったくなかった。だが、良く考えてみるとその謎は非常に問題がある事だったし、それ以前の問題もあったのだ。
そして、それに気付いたのはナナセを追いかけてきた永尾だった。
「ちょっと待ってよ! なんで出口はあのバケモノの正体を知ってるの!?」
「・・・あ」
僕はその言葉で謎に気付いて、攻撃をかわしながらツトムの所へと駆けつけた。
冷静に考えてみれば永尾の言うとおりだ。この中でサイレントとそれ相応のかかわりを持っているのは僕と永尾だけ、そしてあのバケモノはいまだにメディアでは公開されていない代物だ。普通に考えてそんなものを知っている高校生は、この世には存在しない。
そう、サイレントの関係者を除いては・・・。
「・・・うかつだったね」
出口はあっさりと自らの非を認めた。その端整な表情に邪悪な色が浮かび、ツトムに静かに手を伸ばす。
が、そのときには僕がすでに間に合っていた。こんな事もあろうかと、リリィから渡されていた強化樹脂製の小型拳銃を取り出す。緊急事態のために飛行機にも持ち込めるシロモノだ。もちろん撃つ事にためらいを持っている暇はない。条件反射で足元を狙って一発撃った。
出口は手を引っ込めながらすばやく飛び退る。その速度は常人の者とはかけ離れており、出口がすでに強大な力を持っている事の証明であった。
「・・・ちっ」
僕は静かに舌打ちした。ツトムをかばうように前に出ると、ナナセを静かに下ろす。
「・・・ススム君?」
「ナナセ、急いで逃げて」
僕はナナセの問いかけに静かに答える事しかできなかった。すでにバケモノと出口の二人を相手にしなければならないという事を考えると、僕はナナセに気を使う事はほとんど出来そうになかった。そうしなければナナセを守ることすらできないのだから。
出口も多少は元クラスメイトに対する気後れというものがあったのか、ナナセとツトムが下がるのを黙ってみていた。ま、僕さえ何とかできれば簡単に殺せるとでも思っているのだろう。その自信はあるけど。
「・・・出口、あの暗殺者を手引きしたのは君かい?」
「・・・流石にすぐわかるか」
出口は静かに手を振り上げる。バケモノはそれにしたがって一歩一歩こっちに近づいてくる。一撃で倒す気マンマンのようだ。おそらくあの爆発はアイツが最初から組み込んでいたものだろう。大体の予想はついていたけど考えたもんだよ。
「・・・前フリ抜きでいくよ。勝負!!」
続く
あとがき
またまたバトルがスタート! 学生メンバーのほとんどを絡ませての激戦が繰り広げられることになりましたが、次回は彼も登場します! さあどうなる次回!!
蒼來の感想(?)
ススム君の修羅場が悪化!!友達巻き込んでの戦闘が始まり状況が悪化!!んでもって蒼來の風邪も悪化中だ!!ゲホゴホガホッ!!コンチキショウメ!!ゲホガホゴホ!!
鈴菜「コメントの前半はまともなんだがなあ・・・」
観月「相変わらず、シリアス&真面目なコメントが出来ない人ですわ。」
風邪が悪化中つう内容は全てスルーかよっ!!!チーーーーーーーーーーーーーンッ(ティッシュ使用)
鈴菜「わあった、わあった。あんたは大人しく寝てろ。私達で感想やるから。」
うむ、頼んだぞ・・・・では仕事逝って来ます!!(誤字にあらず)
観月「おまちなさいっ!! (-_-#)/-----Co(_ _o))))) コッチャコイ 」
うお、何をする?!ゲホガホゴホ
鈴菜「あのな、病気なのに何故に仕事を休んで寝ない?」
観月「お客様あってのお仕事でしょう?お客様に、風邪をうつすおつもりですか?」
・・・おおおお、すまん。其の通りだ。では大人しく養生するな。では、お(^о^〃)や(^О^〃)しゅ(^。^〃)みぃ(^-^〃)♪・・・・・ZZZZzzzzzzz
鈴菜「寝るの早っ!!って其の顔文字はなんだ?!」
観月「名古屋時代のの友人に、神経図太いと言われるわけですね。ちなみに阪神大震災の時、名古屋も可也揺れたらしいのに寝てたそうですわ。」
鈴菜「ああ確かそれ続きがあって、それから約8年後に、アパートの2つ隣で殺人未遂事件があったのに爆睡してたとか・・・」
観月「地震の時は心配した母親の電話で起きて、事件の時は聞き込みに来た刑事さんの呼ぶ声で起きたらしいですわ」
(ムクッ)ちなみにその2つは紛れも無い実話です。都会って怖いなあってつくづく思いました。(ボフッ)
鈴菜「寝ぼけるなよ・・・でススム君だけど・・・リリィさんの行動はヤキモチかな?」
観月「それだといいのですが・・・しかし、ナナセさんとアキさんでは修羅場になりませんわね。」
鈴菜「ああ、仲が良いって言うか・・・大奥?」
観月「そこまでの規模ではないでしょう?大奥だと陰謀策謀が飛び交ってしまいますわ。」
鈴菜「だな。しかし、ススム君はよく罠にかかるなあ?確かに普通の一般人が、非日常的なことに巻き込まれたらどうしょもないんだけど・・・」
観月「まあ、一息ついた間隙をつかれたのでしょう・・・しかしススム君。」
鈴菜「其の歳でそこを悟るか・・・」
観月「まあ、仕方が無いんでしょうね。」
二人「自分が普通の人じゃあないって良く解ってるな(らっしゃいますわね)!!」

