第9章  〜霧にけむる島〜

あらすじ、西方諸島に左遷ですか?左遷です。orz
「やーんド田舎ー。というか未開地?」
「はいそこ!ちょっと育ちが良いからって地方を馬鹿にしない!!」
「ふふ、ロイったら田舎領主代理だからひがんでるのね。見苦しいわ。」
「ムカー!!」
「はいはいー、来て早々ケンカしちゃだめよー。」
「はーい。ロイのバカ」
「ハラ立つなぁ・・・」
「はいはい、お仕事お仕事。」
「はー、折角リキアも落ち着いてゆっくり出来るかと思ってたのになー。何だってこんな島に流されなきゃなんないんでしょーか。」
「ごめんなさいねー。先生も頑張ったんだけどロアーツ宰相に押し切られちゃってねー」
「あ、いえ先生を攻めてるわけじゃ無いですから。」
「西方諸島の出陣の代わりにリキア同盟軍のオトコの制服を褌一丁に代えるって案提出したんだけどねー。会議の結果僅差でこっちになっちゃたのよ」
「出陣の方がまだマシですよ!!」
「ゴチャゴチャうるさい子ねー、さっさと用意して行ってらっしゃい。」
「はーい・・・皆ー準備してくださーい。」
「それじゃお仕事頑張るのよー。」
「えー、先生は帰っちゃうんですか?」
「エトルリアでも仕事が色々山積みだからねー。先生がいなくてもちゃんとお勉強しておくのよ。」
「はーい・・・」
「はーい」
「寄り道して買い食いしたり知らない人について行っちゃダメよ。」
「幼稚園児じゃあるまいし・・・」
「2人とも頑張るのよー。それじゃーねー」



「それじゃ仕方ないのでロイと一緒に進軍しまーす。一応支援効果あるからって隣接したらファイアーするからね。」
「はいはい、3マスギリギリラインうろついときますよ。」
「よろしー。それにしても凄い霧よねー。」
「そうだねー。」
「霧といえばアレよねー。」
「どれ・・・?」
              









                
                〜怪談〜
まだ初春の時期。とある山で野宿をする事になった4人の男達がいた。
夜になれば霧が辺りに立ちこめ、見えるものは焚き火のユラユラとした炎。
最初のうちは酒が入った事もあり4人は馬鹿げた話をしていた。
しばらく経って、その4人の内の一人が「用を足してくる。」と言って席を立った。
残った3人はそのまま馬鹿げた話を続けていた。
それから数十分経ったが男はまだ帰ってこない。
だんだん不安になってゆき口数も少なくなっていった。
1時間が経った。
男が帰ってくる気配は全くない。ただ夜の不気味な静寂のみが辺りを支配していた。

「いくらなんでもおかしい。道に迷ったのでは無いだろうか。」
「探しに行くべきではないだろうか」

そんな話をし出した折。


「何かが聞こえる」 

一人がそう呟いた。

そういわれ男達は耳を澄ました。そうすると音が聞こえてきた。
最初の内は木の葉の擦れ合う音かと思ったが明らかに違った。
人の声だ。子供、しかも一人や二人ではない。

かーごーめかーごーめー・・・

そんな歌が聞こえてきた。こんな山の中。しかも深夜に・・・男達の顔が恐怖に彩られていく。
聞こえる声がどんどん鮮明に成ってゆく。男達の方に近づいてきている証拠だ。

かーごーのなーかぁーのとーりーはー・・・

どんどん。どんどん声が近づいてくる。男達は動けない。

いーついーつでーやーるー・・・

匂いだ。青臭く何かが腐ったような。

よーあけーのばーんにー…

焚き火の炎が小さくなる。

つーるとかーめがすーべったー…

もう傍まで来ている。

うしろのしょーめん・・・・


声が止まった。
再び静寂が支配する。

ガサッ。

音がした。
男達が慌ててそっちの方を見ると、席を外した男が立っていた。
男達は駆け寄ろうとしたがすぐにその足を止めた。

男の顔は青白く生気が全く無かった。
虚ろな目。明らかに死人だった。




そして死人が呟いた。




うしろのしょーめん………























「誰だー!!」
「わぎゃひぇおうへろうべれへぎょぐわひー!!!」
「あはははははは!こんにちわ!ロイ様!」
「・・・あれ?ロイ様・・・?」
「死んじゃった。」
「あははは、ゴメンねロイ様。面白そうな話してたからついつい・・・」
「・・・」
「話によるとその時の霧も丁度こんな感じの白くて濃い霧だったそうよ。」
「あははは。それにしても随分非科学的な話だったね。」
「魔法使いのクセなのにリアリスト?」
「何たって理魔法使いだからね。」
「何となくムジューン。まあいいわ。それじゃロイは此処に捨てていって進軍しましょ。」
「うん」
「とりあえずアレンさんに先陣切らせてノンビリ進軍でーす。」



「のんびりしてたら左下の民家襲われちゃったみたいだよ。」
「見なかった事にしまーす。」
「悪は斬る!!」
「きゃー勘違い娘さんとうじょー。ノアさん投げて無問題。」
「シンさんも仲間にして後はフィルさんと僕で増援部隊も排除して御終いだね。」
「ルゥ君つよーい。」
「あははは、料理は得意だからね。」
「料理の意味がちょっと違うけどね。」
「おのれ賊共!よくも騙したな!!そこになおれ!!」
「レベル1なのに妙に強いフィルさんも大暴れしてまーす。レベル12まで上がりましたー。やーん強すぎー」
「敵将も僕とリリーナさんのダブルファイアーで御終い。」
「リセット実は一回あったけど特に問題はありませんでした。」
「うぁぁぁーん、ヒドイよリリーナ!あんな所に一人で置き去りにしていくなんてー!」
「あ、後ろに青白い顔の人ー。」
















       〜まとめ〜
リセット  1回
クリア時間 1時間
支援


ルトガー&クラリーネ →B


CC ルゥ君→賢者



「はい、ここで今回も突っ立てるだけで制圧以外する事のなかった将軍さま。分岐ですけどどっちになさいますかー」
「ムサイオッサン+美形兄ちゃんor姉御+カワイコちゃん!選ぶまでも無し!!全軍に通達せよ!北へ進軍!」
「はいそういうわけで今回も姉御ルートになりましたー。」
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