『電子回路』
『彼』は『猫』が苦手である。
『怖い』とか『匂いが嫌だ』というのが理由ではない。
戦闘用の機械兵士である『彼』は、多少頑強に作られているとはいえ精密機械。
『猫』の細く小さな毛とはいえ、内部に侵入されたら少々のトラブルを引き起こすこともある。
だから『彼』は『猫』が苦手である。
――――妙に好かれてはいるが。
「あれ? またですか……ゼルフィルドさんって、モテモテですよね」
ふんわりと微笑む顔がまるで春の日差しのようだ、と『彼』の上官にいわせしめた少女が顔を覗かせる。
紺色のワンピースと白いエプロン。
仕事の途中らしい少女はあきれたように微笑み、『彼』の肩や足元にまとわりつく猫を抱き上げた。
「こんなに可愛い子にモテモテで、何が不満なんですか~?」
にっこりと笑う少女の顔に、ふっと思う。
「『猫』ハ苦手ダ―――――――ガ」
「『が』?」
「好マシイ『猫』モイル」
時々猫に囲まれて立ち往生している姿に、意外に思ったのだろう。
少女はきょとんっと瞬き、『彼』を見上げた。
「毛の短い猫ですか?」
「イヤ――――――『長イ黒髪ノ甘エン坊ノ仔猫』ダ」
臆病で警戒心が強く、そのくせ一度心を許すと甘えて擦り寄ってくる。
そんな仕草が仔猫のようだと、『彼』の上官が穏やかに微笑んだ。
漆黒の機械兵士は、それを覚えている。
■今日のご機嫌はMAXに最悪。
朝からずっと。正確には、昨日寝る前から。
ま、いいけどね。別に。
なんだかすべてが虚しい気分。
おかげで絵を描く気がゼロです。原稿描くのやめちゃおうかなぁ……ってぐらいテンションひっくいです。連載夢の続きでも書こうかなぁ。
☆以下、愚痴なのであまりオススメしません☆
■自分の基準はつねに『自分』
当たり前のことだけど、物を考えるとき基準にするのは『自分の普通』。
で、この『自分の』ってのが曲者です。
昔から人に馬鹿にされて生きてきたので、『自分は人より劣っている』『自分は馬鹿だ』『自分がどんなに頑張っても出来ないことが、他人には簡単にできるのだろう』と信じていたのですが……どうも違うらしい、と最近になって気がつきました。
あ、ちなみに気づいたのは『世の中、自分より馬鹿なヤツのほうが多い』『他人が考えても考えてもできないことが、自分には考えなくてもできる』『他人は頑張ってやっとできることが、苦労しなくても早く正確に尚且つ上手く出来る』ってとこです。
自我自賛? って気もしますが(笑)
そのかわり、なんでもそこそここなせるので、『努力する』という行為を知らないらしいです。
あと、『そこそこ上手い』のであって、『飛び抜けて上手い』ってわけでないのもポイントかな。
下手に『出来る』だけに、踏ん切りがつかなくって性質が悪い。
なんで私、いまだに絵描いてんだろう……(遠い目)
ってか、なんで私は自分以下の人間に蔑まれにゃならんのだ(それは、あんたが人を蔑む人間だからです)
イヤな自分が本当の自分。
イライラするので、物を壊したい気分。最近多いなぁ。でも、本心は『壊したい』とか『傷つけたい』よりも『死にたい』らしいので、良し。(良くない) 痛いのは自分だけ☆
■自分の受け持った仕事をしていて、何故か他人の仕事まで把握している。
誰がどんな状態にあるのか、いちいち把握できてる自分が怖いです。
一応集中して仕事してるつもりなんですが(やる気ないけどね)萌えつつ、聞き耳立てつつ、でも手は動かし、新人見張り、フォローして……ってか、私の働いてるの会社。経営陣も問題だけど、社員も十分問題ありです。仕事に関わる注意ぐらい、ちゃんとしてあげてください。
なんでもいいけど、なんとかならないかなあ。デザイン関係の仕事がみんな回ってくる上に、新人まだ仕事遅いから、それだけで仕事がたまる。こなさなきゃいけない量もあるので、それをフォローに自分の受け持ったデザイン関係(これがまた、メンドイ)を後回しにする。これじゃ仕事終わらない……とか思いつつ、しっかり片付ける自分に乾杯☆
ここまで出来ても正社員時給7??円(笑) デザイン、カット・漫画描き、キャッチコピーつくったり色々なんでもやらされております(遠い目)
あ、私。良くも悪くも「優秀」らしく(『優秀』であって『天才』ではない、ってのがうちの家系か?)暇な時期はそれにあわせて……のんびり作業します(待て) や、尻に火がつかないとやる気にならないだけかもしれませんが(笑)
ちなみに、不機嫌な時のタイピングが一番早い(笑) しかも正確。
■版権物。
私は絵も文も、人並みには描けてるとおもうのですが……書けてますか?(聞いてどおする)
時々すっごく落ちこみます。
ああ、下手だなぁって。
その丁度鬱入ってる時に、アレが(笑)
私の絵はそんなに下手ですか? すでに人間に見えないほどですか?
キャラの服着せても、『そのキャラのコスプレした誰か』との認識も出来ないほどに下手ですか?(いや、そもそも『服』でキャラ見分けられないのは、見た人間に問題があるだろう。『知らない』か『そのキャラに興味がない』だけだが(それがわかっていても、落ちこむものは落ちこむ))
まあ、時々そんなことを考えるのですが、だったらオリキャラを書けば良いじゃないか!
ってことで、鬱入ると必ずオリキャラ書きに走ります(笑) 何も気にせずかけるからです。
でもいるんですよ。そんな私の自己満足すら許してくれない人が。
私にはささやかな気分転換すら許されないらしいです。
言われますね『あ、このキャラ●●に似てる』って。
何を書いても誰かの真似と取られ、真似て(?)かく2次創作はキャラをわかってもらえず…………ふざけんなって感じです?
や、言った本人には、それが真実なんだろう。そんなものだ。
私の絵にオリジナリティや特徴や個性がなくて(注:たぶん、意味合いはみな同じ)キャラものはキャラの特徴を捕らえられていないのが悪いんだろう。
な~んて思うんですが、そうはっきりきっぱりくっきりと割り切れるはずもなく。
夏の原稿落ちても、私のせいじゃないデスヨ?(笑)
■今日はうだうだと鬱いって、落ちこんで、イライラして、最悪な1日でしたね。
こんな時は色々考えてさっぱり作業も進まない。ガッペムカツク。
あ、でもぐちゃぐちゃ考えても、結論はいつも同じです。
『考えるだけ無駄』『落ちこむだけ損』『人それぞれ』
実行できれば、少しは生きやすい人生になりそうです(苦笑)
っていうか、『さすが私』って無理矢理自分を誉めなきゃ、何も続けられないのがとても虚しい。
74.9