*あなたの温もり 「お前さぁ・・・もうちっと自分の体の事。把握しとけよな。俺が何も考えずにするヤツだったらどうすんだよ。」 「えー?でも、ユキちゃんはちゃんと考えてくれてるでしょ?」 ・・・・・じゃ、なくて。 きょとんと可愛らしく首を傾げてくる葵に、思わず自分の口から苦笑が漏れる。 「あのな。俺は確かに考えてっけど・・・ほらあれ。お前が勝手に合コンに行った時に、川村に強引にホテルに連れ込まれそうになってたろ?あれ、俺がその場にいなくて、無理矢理されててみろ、もしかしたら今頃お前は一児の母だったかもな。」 「えぇぇぇ!うっ、嘘ぉ!!そんなの嫌だぁ。」 「だーから、易々と知らない男についてくんじゃねーって言ってんだよっ!このバカタレ!!」 「あたっ。」 ピンッ。と指先で葵の頭を弾くと、心なしかいい音が鳴ったような気がして、ぷっ。と笑うと、ぶくっと葵が頬を膨らます。 「ぶははっ!変なかおー。」 「ひっどぉ〜い。ユキちゃんがデコピンなんてするからぁ!!」 「油断してるお前が悪い。」 「そっ、そんなぁ。」 涙目になりながら、ぷぅっと更に頬を膨らます葵に、クスクスと笑いながら、ふと自分の視線がある点で止まる。 「お前・・・この服、胸開きすぎだろーが。こんなの着てどうする気?誰を誘ってんの?」 「やっ・・・へっ、変な所見ないでよぉ。そんなに開いてないもん・・・ちょっとだもん。それに、誰も誘ってないー!!」 「へーぇ。俺は誘われちゃったけど?あぁそっか。葵は俺にキスマークいっぱいつけて欲しいわけだ。昨日のじゃ物足りねぇってか?」 俺は胸元にチラッと見える、昨日自分がつけたその印を舌でなぞりながら、服の裾から手を忍び込ませて胸の膨らみに添わせる。 「ぁっ・・・やぁ。ちが・・うもん。今日の服はお気に入りだから・・・ユキちゃんに見てもらいたくて・・・ひゃんっ!」 「相変わらずいい反応。へーぇ。嬉しい事言ってくれんじゃん、俺の為に?クスクス。ホント、たまんねぇな・・・その顔にその声。あおい〜、えっちする?」 ブラの上から蕾を刺激すると、次第に固くなり立ってくる。 「ダメっ・・・んっ・・・今日はお出掛けするんでしょ?」 「えっちしてからでも遅くねぇじゃん?」 「ダメダメっ!だって・・・ユキちゃん・・・長いもん・・・始まっちゃうと。」 真っ赤になって恥ずかしそうに俯きながらそう呟く葵。 それ・・・聞き捨てならねぇな。 長いってか?それは、お前のせいでもあるわけだろ。 「長いのは葵のせいだろ。お前が感度良すぎるのが悪い・・・何度も俺を元気にさせるからだろ?」 「なぁぁ!そんな、無茶苦茶なぁ・・・私のせいじゃないもん!!」 「お前のせい以外、誰のせいだっつぅんだよ。」 「・・・・・ユキちゃんのせい。」 「あぁ。俺のテクが凄すぎる?クスクス。まぁ、それは否めないかもなぁ?」 「もぉぉ。ユキちゃん・・・お出掛けしようよぉ。」 「こんなになってんのに、俺が素直に、はいそうですね。って聞くと思う?」 すっかり元気になった自身を、葵に擦り付けるように腰を少し浮かせる。 途端に葵は真っ赤になって、恥ずかしそうに腰をずらす。 「ひゃっ!!・・・だっ・・ダメなモノはダメなんだも〜ん!」 「ダメ?あぁ・・・俺もダメ。我慢できねぇし。どっちが優先されると思ってんの?」 「ぬぅ。」 「観念したかよ。」 「・・・・・してない。」 「往生際が悪いヤツ。葵の意見は俺の後に聞いてやる。」 俺はニヤリと意地悪く笑い、葵の唇をそのまま塞ぐ。 「んっ・・・。」 口内を優しく犯しながら、カットソーを胸の上までたくし上げ、露になった胸の膨らみをブラの上から包み込み、優しく揉み解す。 お互いの舌が口内を行き交い、葵の口から時々甘い声が漏れ始めた。 「クスクス。フロントホック?気が利くじゃん、葵。」 「ふぁっ・・・ユキ・・・ちゃ・・・。」 クスっと小さく笑い、ホックを難なく外すと、露になった葵の胸の蕾を口に含み、コロコロっと舌で弄ぶ。 俄かに俺の首にまわした葵の腕に力が入り、状態が少し仰け反る。 「あっ・・・んっ・・・ユキちゃん・・・。」 舌先で胸の輪郭をなぞりながら、時折ちゅっと音を立てて吸い上げる。 あいた片方の指先で葵の秘部に触れてみると、もう充分過ぎるほどそこは潤っていて。 「うわっ、すげっ!葵・・・もうこんなになっちゃって。あ〜あ、俺のパジャマのズボンが濡れちまったじゃねぇか。どうするよ?」 「だって、だってユキちゃんがぁ・・・。」 「俺?俺はまだな〜んもやってねぇだろ?クスクス。葵、や〜らし〜。」 「うぅ・・・ユキちゃんの意地悪・・・あっあっ・・・やぁっ!!」 「だーれが意地悪だって?」 下着の横から中に入り、葵の中をくちゅくちゅっと軽くかき回すと、途端に葵の中が反応を示す。 「ダメっ・・ダメっ・・・ユキちゃんっ・・・動かしちゃダメぇ!!」 「動かさなきゃ、葵のイクとこ見られねぇだろ?葵・・・そろそろ一発目、イっとく?」 そう俺が意地悪く囁くと、目の前で瞳を潤わせながら、ふるふるっと小さく首を振る。 「いいよ、その顔。すげー色っぽい。もっと見せろよ、その顔・・・俺にだけ。」 真正面から葵の視線を捕らえ、弱い部分を指の腹で攻め立てると、葵の中がぐいぐいと俺の指を締め付けてくる。 ・・・・・そろそろだな。 葵の果てが近い事を感じ取った時、葵が俺の目を潤んだ瞳で見つめながら、ダメ・・・。と小さく呟く。 トクン。と、小さく高鳴る俺の鼓動。 俺はその顔に引き寄せられるように唇を重ね、奥深くで舌を絡め合わせながら、葵を頂点へと送った。 |