*Love Fight 私が布団の上でぐったりとなっていると、一旦修吾君の体が離れて暫くしてからまた私の元へ戻ってきた。 ゆっくりとおろされる私のパジャマのズボン。 「あっ、やっ!修吾君?!」 「ん〜?なに?」 「なっ何をしてるんですか?」 「クスクス。何って、俺はオアズケなのかな?」 「うぇっ?!・・・おっオアズケって・・・」 真っ赤になって吃る私の体の間に入ってくると、そっと入り口に彼自身をあてがってから体を寄せて耳元で、 「・・・ごめんね、我慢できそうにないから。」 そう囁いてからゆっくりと中に押し進んでくる。 「・・はっん!!」 徐々に大きくなる私の中の修吾君の存在。 それを感じながら、私の体が仰け反り甘い声が漏れる。 その私の体に腕をまわし抱きしめると、ゆっくりと修吾君が動き出す。 「・・・んっ・・美菜・・すごく・・いいよ。気持ちいい・・・。」 「ぁっん!・・しゅう・・ご・・くんっ!!」 彼の掠れた声が耳に届き、私の体にぞくぞくっ。とした痺れが走る。 「くっ・・・美菜・・あまり締めないで・・・ヤバイから。」 「そっそんな事・・言ったってぇ・・・んぁっ!」 いつもよりゆっくりとした律動が余計に彼の存在を感じさせられて、意識とは関係なく自分の中が反応を見せる。 徐々にお互いの息が上がり、荒い息遣いがひっそりと静まり返った部屋に異様に大きく響いている気がする。 あ・・・やだっ・・・また私・・・。 意識が一点に集中し始めた私に気づいたのか、彼の動くリズムが少しずつ早くなっていく。 「んっ!ぁっあっ!・・修吾君っ・・ダメ・・・また私っ・・・んんっ!!」 「俺も・・そろそろダメ・・かも。一緒に・・イけるっ・・かな。」 鎖骨辺りから首筋にかけて這っていた唇を、私の唇に重ねると声が漏れないようにしっかりと塞いで律動を早め、奥を攻めてくる。 体が仰け反り、彼の背中にまわした手に力が入ると同時に彼の動きも奥で止まり、少し動いてから力が抜けたように私の体に覆いかぶさってきた。 修吾君が私の体を綺麗に拭いてくれて、パジャマを着せてくれた頃、階段を誰かが上がってくる音が聞こえてきた。 うわっ!お母さんだ!!間一髪? ビクッ。と体を強張らせ、耳を欹てて足音が通り過ぎるまで息を潜める。 なんか・・・すごい罪悪感というか・・・イケナイ事をしてる気分。 って、おもっきりイケナイ事しちゃってますが。 バタンッ。とドアの閉まる音が聞こえて来ると、自然と口から安堵のため息が漏れる。 あぁ・・・心臓に悪い。 「はぁ・・・バレなかったかなぁ。」 「クスクス。さぁ・・美菜の声結構聞こえてたからね。バレてるかも?」 「なっ?!やっ・・そんなぁ。修吾君が・・・。」 「ん?俺が何かな?」 「うぅ・・・何でもないです。」 ニッコリと微笑まれて、その後の言葉が続かない。 もぅっ。バレたらどうするつもりですかっ!!お泊りできなくなっちゃうかもだよ? ぷくっ。と頬を膨らますと、おかしそうに忍び笑いをしながら私の体を抱きしめる。 「バレてないから大丈夫だよ。・・・・・ほんと可愛いね、美菜は。」 「もっもぉっ!なっ何を言ってるんですかっ!!」 「本当の事を言ってるまでだけど?今日はあまり声が聞けなかったから来週はいっぱい声を聞かせてね。」 「へっ?はぃっ?!ややっやですっ!!そんな恥ずかしいもん。」 真っ赤になって修吾君の胸に顔をうずめると、クスクス。と笑いながら優しく頭を撫でられた。 何て事を言うんだ・・・声を聞かせてなんて・・・。 考えるだけで、顔から火が吹き出しそうなくらい真っ赤になってしまう。 「・・・・・ねぇ、美菜?」 「なぁに?」 「幸太郎君から貰ったモノ、あと2つあるけどどうしようか?」 「はっ?」 「クスクス。今使う?それとも・・・クリスマスまで残しておく?」 「え?あっ?・・えぇ!!」 ちょっと待ってちょっと待って・・・何を突然言ってくれちゃってるんですか? 2個・・・って、へ?あの・・・ちょと。 こんがらがる頭を必死に整理しようとする私。 そんな様子の私を見て、おかしそうに、クスクス。と小さな笑い声を立てる修吾君。 やだぁぁぁ。もぉ、頭がついていきません〜〜〜!!! + + Fin + +
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