*Secret Face










「今日、俺ん家来る?」

突然バイトの帰り道、新一が呟いた。

付き合いだしてから、新一は私がバイトの日はいつもこうやって迎えに来てくれる。

何か落ち着かないんだって。何が起こるかわかんねぇって・・・私って信用ないのかしら?

「・・・はへ?」

突然の事で訳がわからず、私は素っ頓狂な声を出した。

「いや、今日うちの親が旅行に出掛けて2人共いねぇんだよ。折角だし、俺ん家来るかなぁって 思ってさ。いっつも姫子ん家だろ?たまにはいいかなぁって。」

彼は少し照れくさそうに、鼻をかいた。

びっくり。だって、新一の家に呼んでもらえるなんて思ってなかったから。

そりゃ、興味がないって言ったら嘘になるけど・・・その、昔の彼女とかも入った部屋かと 思うと少し複雑な心境でもあったりして。私から部屋を見てみたいって言った事もなかったし。

「えっと・・・あの、いいの?私なんかが行っても。」

「お前だから、呼ぶの。今まで誰も呼んだ事ないんだけど・・・。」

「えっ!!・・・一度も?」

「あ?あぁ、一度もねぇなぁ。俺の領域に入り込まれたくなかったからさ。」

「私はいいの?」

「姫子だからいいの。んで、来る?」

現金なもんだよね、他の女の人が入った事がないってわかると途端にすごく行きたくなる。

私は迷わず、うん。って笑顔で頷いていた。

その声に微笑むと、新一は前を向いてバイクを発進させる。

うわぁっ!もっとゆっくり走ってぇ!!まだこの速度に慣れないんだからぁ。

最近ずっと原チャリ2ケツなんだけど、そのうち捕まらないかちょっと心配・・・・・。



***** ***** ***** ***** *****




新一の家に着くと、私は思わずその家を見上げてしまった。きっとすごい間抜け顔。

大きくてかわいいレンガ造りの家。カントリー風って言うのかな?

庭とかにもガーデニングがされてて、とっても素敵。

「うわぁ!!すっごくかわいいお家。」

「そうかぁ?かわいすぎるだろ。ま、お袋の趣味だけどさ。とりあえずそんなとこでぼぉっと 突っ立ってないで、中入れよ。」

「あっ、うん。」

私は門の前で立ち止まってるのに気が付くと、新一に続いて玄関に入った。

中に入るとこれまたかわいくインテリアされた空間。

新一のお母さんてすっごく素敵な人なんだろうなぁ。温かくて優しくて・・・そんな事を 感じさせる家の中の雰囲気。

「俺の部屋2階の一番奥だから、先に行っといて。飲み物とか持って行くから。」

「うん。わかった。」

そういってやってきた彼の部屋。

・・・・・広。なんじゃこりゃぁ!!これが新一の部屋?16帖くらいあるよ?

しかもモノトーンで統一された洒落た配置。その中心には大きなダブルサイズのベッド。

ちょっと・・・凄すぎない?私が部屋の入り口で立ち尽くしていると、新一がやってきた。

「何やってんの?早く入れよ。」

「新一・・・・・部屋広すぎ。」

「そうかぁ?まぁとりあえず、座布団とかねぇからベットにでも腰掛けて。」

私はカバンをベットの脇に置くと、腰をおろして辺りを見回す。

整理整頓された綺麗な部屋。本棚には難しそうな本がずらっと並んでいる。

はぁ・・・私の部屋とは大違い。うわっ、テレビも大きい!!これって32型とか?

きょろきょろ辺りを見回す姿を見て、少しおかしそうに笑いながら新一が後ろから私に 抱きつく格好でベッドに腰を下ろす。

「何だよ、さっきからきょろきょろと。何か変か?」

「変!凄すぎる!!贅沢品ばっかだぁ。」

「あぁまあ否定はしねぇよ。俺もここまでしなくていいって言ってんのに、親が勝手に 買ってくるんだよ。」

新一ってもしかしてお金持ちのお坊ちゃま?そんな事が頭をよぎる。

ご両親はどんな仕事してるんだろう?・・・そんな事を私が知っても仕方がないのだけれど。

「はぁ・・・何かため息しか出ないよ。凄すぎて。」

「クスクス、変なヤツ。」

私は新一から手渡されたジュースをコクコクっと飲んだ。

「あっ、でもここに入ったのって私が一番乗りだよね。何か嬉しい。」

「一番乗りって言うか、お前しかここには入れないから。ま、ヤローは入るけどな。」

クスっと笑うと、新一は私の髪を横に避けると首筋にちゅっとキスをする。

「きゃっ!!あっん、もう危ない。ジュース持ってるんだよ?」

「ん?だって俺、もう我慢できねぇもん。早く姫子を抱きたい。」

首筋に唇を這わしながら、私の体にまわされた手が服の下から入って来てそっと 胸を包み込む。

「やっ!!・・・ぁん、待って・・・ジュース、ジュース置かないとこぼれちゃう!!」

私はやっとの思いで新一の手から逃れると、ジュースをガラスのテーブルに置く。

途端に後ろから引っ張られ、ベッドに倒されてしまった。

「きゃっ・・・んん・・・もぉ・・・新一、待ってよ・・・ぉ。ぁん。」

「嫌。待てない。」

倒されてすぐに唇を塞がれて、新一の舌が私の唇をなぞり開いた所から入ってくる。

神経がピリピリと刺激され、私はもう何も考えられなくなっていた。

口内で動き回る新一の舌に答えるように私の舌を絡める。

最初は翻弄されるばかりで、返すことなんて出来なかったのに・・・・。

今はしっかりと答え、自分からも求めている。

広い部屋に響く二人の唇を吸い合う音がたまらなくいやらしくて・・・私の体の中心が それに反応して熱くなって行くのがわかる。

新一の手が内腿を這い、下着の横から私の敏感な部分に直接触れてくる。

「うわっ、もうこんなに・・・姫子のエッチぃ。」

「やっ・・・ぁん。変な事・・・言わないで。」

嬉しそうに笑って、私からスカートを引き抜くと再び私の敏感な部分に触れ、中に入ってくる。

くちゅっと音をたてて新一の指を飲み込むと、新たな蜜が溢れてくるのがわかる。

「はっぁん!!」

私の中で新一の指が動き回り、何度も出入りを繰り返す。

「指だけでも、すげぇ締め付けてくる・・・早く中に入りたい。」

新一が私の首筋に唇を這わした時、2人を邪魔するかのように携帯の音が部屋に鳴り響く。



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