*Secret Face










新一がソファに座って、ジュースを飲んでいると程なくして姫子が部屋に入ってきた。

部屋の入り口辺りで、俯き立ち止まる。

(はぁ・・・シャワーも浴び終わってしまったよ。緊張するぅ。)

姫子の小さな身体には少し大きいのか、着ているパジャマがダボっとして見える。

その姿がまたかわいらしかったりするのだけれど・・・。

「こっちこいよ。」

「あ、うん。」

姫子は小さく頷くと、新一の横に腰を下ろした。

新一が肩を抱くと、びくっと身体を震わし顔を真っ赤にして俯いてしまう。

(はぁ。やっぱり駄目。まともに顔見れないよぉ。)

そんな姫子の姿に、新一は優しく微笑むと手を顎に乗せこちらを向かせる。

「大丈夫だから、安心しろって。・・・怖いか?」

「・・・少し。あ、初めてだから、その・・・・・優しく・・・して。」

「当たり前だろ。俺の大事な女なんだから。」

姫子の顔から眼鏡をはずすと優しく口づける。何度も角度を変えて。甘く・・・そして深く。

少し開いた唇から、舌を滑り込ませると一瞬姫子の身体がびくっと反応したが、たどたどしく新一のそれに答える。

それが新一には嬉しかった。

「はっっ・・・んっっ。」

少し苦しくなってきたのか、姫子の口から時折吐息が漏れる。

切なげに眉を寄せる顔に、この上なくそそられる。

新一は唇を離すと、鎖骨辺りに落とし首筋を通って耳の後ろまで這わす。

「あっ・・・・ん・・・」

反応のいい声が返ってくる。

(何か・・・自分の身体じゃないみたい・・・・どうなっちゃうの、私)

姫子の身体に合っていない少し大きめのパジャマのボタンをはずし、ゆっくりと肩からずらす。

風呂上りだからか彼女はブラを付けておらず、白い肌と形のいい胸が露になる。

「すげぇ、綺麗。」

愛しげに見つめそう囁くと、姫子は恥ずかしそうに頬を赤く染め自分の腕で隠そうとする。

「やっ・・・・・ダメ。はずかしい・・・・・。」

「何で?もっと見せてよ。・・・全部見たい。」

隠そうとする腕を掴み、ソファに押し付けると唇を先端の蕾に付ける。

「あっ!!ん・・・・・や・・・ぁ。」

蕾を中心に口に含むと、軽く吸い上げ舌でコロコロと転がすとびくびくっと姫子の身体が敏感に反応を示す。

あいた片方の手はもう一方の胸を手のひら全体で包み優しく揉みあげると先端の蕾が硬く尖ってくる。

それをきゅっと摘むと、姫子の身体が少し後ろに仰け反る。

「ひゃっ・・・・あ・・・ぁ、んっ・・・」

(やっ・・・何コレ・・・・・身体が熱くなってくる。)

敏感に反応を示す姫子の身体を楽しみながら、肩や首筋・・・いたるところにキスを落とす。

時折強く、自分の物と示すように赤い痕を残しながら。

新一の手は胸から腹部を伝い、ズボンに手をかけるとすっと器用に引き抜く。

いつの間にか上着も脱がされていて、姫子は下着だけの姿になっていた。

露になった下着の上から姫子の一番敏感な部分にそっと触れる。

「あっ!!・・・・・や・・・ん。」

「もう濡れてる?・・・お前って感じやすいんだ。」

そんな事を囁くと、何度もそこに指を這わす。

「やっ・・・そんな・・・・・変な事・・・言わないで・・・あぁんっ!!」

「すっげぇかわいいよ、お前。・・・その顔もたまんない。」

「ふじ・・・わらく・・・ん。・・・あっっ、んっ!!」

姫子の身体から下着を引き抜くと、ゆっくりと指を中にすべり込ませる。

「すげっ・・・締まる・・・俺、入ったらやべぇかも。」

そう呟きながら、少し嬉しそうに姫子の中で指を動かす。

新一の指が動くたび、くちゅっと音を立てる。

「あぁっっん!!」

今まで感じたことのない感覚と感触に姫子の中は反応を示し、じわりと蜜で潤いが増す。



「もうダメ・・・我慢できねぇ。早くお前の中に入りたい。」

姫子の耳元で新一は擦れかかった声で囁く。

その声が凄く艶っぽくて・・・ぴくっと姫子の中も反応を示す。

新一は姫子の身体をそっと持ち上げると、ベッドまで運ぶ。

そして、自分も着ていた物を脱ぎ捨て姫子に覆いかぶさった。

「入ってもいいか?」

「ん・・・・・でも、優しくしてね・・・。」

「わかってる。力抜いて・・・まだちょっと入るのにはキツそうだな・・・。」

姫子の敏感な部分にもう一度指を沈めると、ぼそっと呟く。

新一は指を動かしながら、姫子の唇に自分の唇を重ね、そこから首筋を通って胸の蕾を刺激する。

キスで攻められ、敏感な部分を指で攻められて姫子の中もより一層反応を示す。

「あっん・・・あぁ!!」

新一のキスが胸からずっと下へ移動する。そして、姫子の敏感な部分までやってくると指を抜きそっと舌を何度も這わす。

「やっ!!・・・藤原君・・・だめ・・・そんなっ・・・あんっ!!やめてっぇ」

「ん?お前のココも綺麗だよ。全部見せてって言っただろ?」

「んっ・・・でもっ!!や・・・ぁ」

びくっと姫子の身体が反応して仰け反る。そんな姫子から顔を離すと、身体を割って硬くなった彼自身を十分に熱い蜜で潤った入り口にあてがった。もちろん避妊具を付けて。

「・・・入れるよ?力抜いて・・・・痛かったら言えよ?」

「う・・・うん。」

不安そうな姫子の顔を見ながら、ゆっくりと新一は自身を、姫子の中に入れていく。

「あっ!!・・・っぅん。」

十分に潤っていても初めてだからかやはり辛そうに姫子の眉が少し寄る。

苦痛に歪む姫子の顔に新一は顔を近づけると、額や頬にキスを浴びせる。

「大丈夫・・・ゆっくり息を・・・吐いて。」

「・・・はっ・・・ふぅ・・・んっっ!!」

徐々に飲み込まれていく。・・・姫子のそこは想像以上にキツくて新一を締め付ける。

「っく・・・キツっ・・・」

気を抜くとイッてしまいそうになる自分を抑えながら、彼女の花芽を刺激しながらゆっくりと根元まで自身を沈めた。

姫子の瞳には薄っすら涙が浮かんでいる。

「・・・ごめん。痛いか・・・?」

「ん・・・少し。・・・でも、大丈夫だよ・・・藤原君だから。」

「ごめんな・・・でも、お前の中・・・よすぎ・・・すげぇ、気持ちいい。ヤバイ。」

お前に溺れそう、と呟きそっと姫子に口付けをする。甘く、そして優しく。

「あっ・・・ん。藤原君・・・」

「名前で呼べよ・・・・・姫子。ちょっと動くぞ・・・」

そういってゆっくりと新一が動き出すと姫子の顔が苦痛で歪む。

それでも、しばらく花芽を刺激しながら動いていると彼女の中で何かが変わり始めているのか艶っぽい声に変わる。

「っ!あ、あぁっ!ん・・・んっ!やっ・・・しん・・いちっ!!」

途端に姫子の中が新一を強く締め付ける。

「っ・・・!く・・・そんな、締め付けたらっ・・・・・ぁっ、クソっ!」

新一は姫子の腰を抱き、激しく突き上げる。

「あっ、ああぁっん!・・・だめっ・・・そんなっ!あんっ・・・新一ぃ!!」

「っく!・・・っ姫子・・・!」

「やぁっ!ん・・・!!!」

「・・・っぅ!!!」

新一は2.3度大きく動いてから止まると深いため息と共に姫子の中で果てた。

新一は最短記録であっけなく果ててしまった。それだけ、姫子の中はよかったわけで・・・。

念の為にと下に敷いていたバスタオルには、姫子の処女の証が形として残っている。

2人の処理を済ませると新一は姫子の隣に横たわり、ぎゅっと彼女を抱きしめた。

「ごめん・・・痛かったよな?」

「ううん、大丈夫。初めてが、新一でよかった。」

そういって微笑む姫子を見て、新一はもう一度強く抱きしめる。

「お前、よすぎ。・・・初めてだよ。こんなに気持ちよくて早くイッちまったの。ったく、ヤバイよな。姫子となら、何度でもできそうで怖ぇよ。マジお前に溺れそう。」

そう言って、姫子の首筋や肩に何度もキスをする。

「んっ、新一。・・・嬉しいよ。私、新一のものになったんだね。」

「ああ、そうだよ。俺もお前のもの。絶対離さねぇから、覚悟しろよ?」

「うん。私も離さない。覚悟してね。」

そういって微笑み合うと、2人はもう一度深く口づけを交わした。

                                    Fin



神楽のちょこっとあとがき(笑)

はぁ・・・遂に突入してしまった濡れ場シーン(笑)
こんな感じでさらっと(ぇ)甘くしてみました。徐々に変貌を見せる新一。さてさてどうなる事やら。


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