2014.11.7
ハモってる5人にメロってる!(※ネタバレあり注意!)

ラーメンを食べに行ったら定休日、しかたなく近くのインド料理屋に入りナン食べ放題セットを頼んで食べた結果、2枚目に ものごっつデカいナン出てきてハラパンパンになったどことらです。
いや食えたけど!体型見てわざとデカしたやろ!食えたけど!!(念)

 

さて、今回ですね、大阪の「シアターBrava!」でありました、シアトリカル・ツアー「ハモれメロス」のネタバレを書きに来ました。どうもどうも。
もはやレポサイトじゃね?そのくせ、不完全な内容だし、マジ何がしたいの?アホとちゃうのん?はよやめてまえ!・・・というみなさまのツッコミ、聞こえてきそうです。
すいません、ホンマすいません・・・(泣)

ココより下、ネタバレあります!注意!

 

あ、そうそう!
申し訳ありませんが、今回はカバー曲や洋楽も非常に多いので曲名にはほとんど触れておりません。
セトリは他の方々のすばらしいネタバレを参照してくださいませ。

ネタバレというよりもお芝居のストーリーを中心にメモ書きしております。
そんなストーリーも、記憶力悪いからすべてを網羅できてるワケがないです。いろいろハヌケです。マヌケです。ヌケ&ヌケです。
さらに内容が前後している場合もございます。

それでもよければ、下に下にィ〜。

 

 

まず会場の「Brava!」ですが、以前何かのお芝居を見に行ったことがあります。
外観の見た目よりも会場内は広く感じます。それなのに後ろの方の席でもステージに近く感じるっていう、なんともフシギな空間。
1階の後ろのブロックは、頭上の2階の客席のせいでちょっと圧迫感がありますが、ステージ自体は開放感があります。
ステージ上の天井が高いので、もう少しセットが上の方まであればいいのになぁ〜、とも思いました。
が、全国のいろんな会場を同じセットで回っているワケですから、そういうワケにもいかんのだろうな、と。

実は俺っち、ゴスのこういうお芝居ありのライヴをナマで見るのは初めての経験。
もう数日前から緊張のあまり体調不良でした!(苦笑)どんだけ弱いんや?!

 

さて、次に内容。
19XX年!世界は核の炎に包まれた!・・・っていうのはウソ。ただ言ってみたかっただけでござる(忍)

コホン・・・(咳)
改めて仕切り直し。

 

時は1964年。クリスマスが押し迫る12月18日。(←うろ覚え)
東京ツリーがオープンしたちょうどその頃、ウエスタンカーニバルの公演会場では、多くの人々がそのパフォーマンスに熱狂していた。
そんな観客の中に、「いつか俺たちもウェスタンカーニバルの舞台に」と夢見るふたりの若者―――テツヤとカオルの姿があった。(と、意外と大マジメにあらすじをつづり始めてみた。笑)

ふたりはその帰りに、大学の音楽サークルに忍び込む。
正確には、以前から同様に何度か侵入していたカオルに、テツヤが強引に連れて行かれた格好だ。
そこにはバンド活動に必要な楽器がひととおりそろっており、当時売れていたレコードなどもたくさん置かれていた。
カオルは、このサークルの部室ですでにギターとベースを盗んでおり(飽くまで本人的には「借りた」ということらしいが)、今回はドラムを持って帰ろうと企てる。

そんな折、音楽サークルのメンバーであるアンザイ(特典DVDのあの人)と、カルロス(S氏)、ジミー(Y氏)が戻ってくる。
そして、実は部室内で爆睡中だったケンジ(K氏)も起床しメンバーに合流。(セット内でずっとシーツをカブって潜んでたK氏!)

予想外のハチ合わせに、何とかごまかして帰ろうとするテツヤとカオル。
しかし楽器の持ち主であるアンザイはふたりを警察に突き出そうとする。(当然)

当初は「すべて自分が企てたことでテツヤは関係ない」とテツヤをかばい逃がそうとしていたカオルだったが、テツヤに「明後日の妹の結婚式はどうする?」と指摘される。
するとカオル、「3日後の日没までに必ず帰って来るから」とテツヤを人質にし、妹の結婚式がある長野の諏訪に向かって駆け出していったのだった。

 

・・・と、まぁ起承転結の「起」はそんなカンジ。
つづけます。

 

3日後の公演に向けて練習するサークル(バンド名:ファイブ・オーシャンズ)と人質のテツヤ(新称:チャッピー)のパートと、
諏訪に向かうカオル(新称:メロス)とその見張り役カルロスのパートが交互にやってきます。

テツヤパートでは、当時の音楽について語り合うシーンや、傍若無人にバンドを仕切るリーダー・アンザイの秘密が明らかに。
その中で、テツヤがただ単なる人質ではなく、同じ音楽を志す同士として、メンバーとの間に絆を築き始めます。

一方のカオルパートは、ナニゴトにおいてもちょっと抜けているカオル(しかも相当なハラペコキャラ)と、それに延々振り回されるカルロス、という構図になってました。
このふたりも、カルロスが式に友人として出席して一緒に歌を披露したり、式の夜にカオルの実家にそのまま泊まったりして、こちらも友情が芽生えている様子。

あとは約束の最終日、3日後の日没までにカオルがファイブ・オーシャンズの元に戻ればメデタシメデタシ。
・・・なのだが、自分が東京に戻り逮捕されれば、結婚したばかりの妹夫婦に迷惑をかけてしまう、と発車直前になり列車に乗るのをためらうカオル。
カルロスはカオル本人の意思を尊重し、単身東京へと戻ることに。

日没にまでカオルが戻らなかったことで怒ったアンザイ。
しかしテツヤを警察に通報するようにメンバーに命令するが、誰も従う者はいない。
この3日間で、テツヤはグループにはなくてはならない存在になっていたからだ。
この日のステージにテツヤと一緒に上がりたいというメンバーの思いに、アンザイもとうとう折れる。

ステージで、テツヤとカオルの合作「くれないの街」を4人で歌っていたその時、客席にひとりの男の姿が。
カオルが戻ってきたのだ。
5人で歌う「くれないの街」。

後日談として最終的にグループは解散となってしまったようだが・・・この現代に、どこかファイブ・オーシャンに似たゴスペラーズが活躍してるよね!的なオチ。

 

うん、オオマカな感想としては、ストーリーは少々ベタかな。
もうちょっと意外性というか、フシギな展開があってもよかったかも。
って素人のクセに何言ってんだ、その前にお前の書く文章の方がヒドいだろ、何とかしろ、っつ〜か早く何か書けよ、っていうね。(自虐&セルフツッコミ)

でもね、お客さんはすごく盛り上がっていたし、よかったと思う!
ゴスが大好きな人も、あまりくわしくない人も、みんな楽しめる内容とセトリだったんじゃないかなぁ。
とにかく一体感がすごかった!
楽しかった!マジ大満足!

あと、歌手なのにセリフも歌詞もちゃんと覚えてて、みんなすごいね(感心)
覚えることいっぱいあるじゃん。(当たり前)

 

と、サラッとザックリと感想を書いたところで、次に順不同の覚え書きの羅列。

☆パンフがミュージシャンのライヴ用の大きいサイズじゃなく、お芝居系っぽい小さめのサイズ。
☆5列目までのお客さんは紙テープ投げ担当。(プロレスの試合以外で紙テープ飛ぶとこを初めて見た。笑)
☆8:2ぐらいの横分けをはじめとする、P氏の全身からにじみ出る本格的な昭和感!だからスキなんだ俺は!(誉)
☆テツヤの推しメンはミッキー・カーチス、カオルの推しメンは山下敬一郎。
☆劇中でテツヤとカオルの合作となっていた「くれないの街」は、実際は小池竹見さん作詞・S氏作曲である。
☆劇の内容と「くれないの街」の歌詞の内容がリンクしているのは、つまりそういうことなのか!(納得)
☆アンザイがカルロスに通報を促す。(←伏線?)そのたびに「待って」とさえぎるカオル。(テンドン)
☆当時流行っていた、もしくは流行り始めたミュージシャンや曲をふんだんに盛り込んだセトリ。
☆(ルームランナーで)走るカオル。自転車で伴走して見張るカルロス。
☆しかしカオルはすぐに音(ね)を上げ、カルロスにバスの運賃を払わせ、なおかつ、おごりでカツカレー3杯。(ハラペコ)
☆諏訪に向かう列車の中でも駅弁3杯(←たぶん)をかき込むカオル。
☆↑野猿の「♪弁当ふた〜つ!」を思い出してしまう。(どうでもええ)
☆ケンジはメガネ。蝶ネクタイしてた?(うろ覚え)兄の名はヨウイチ。
☆ファイブ・オーシャンズのリーダー・ヨウイチは、楽器を買うためにアンザイに借金をしていた。
☆アンザイによって急に決められた返済期日に、ヨウイチは完済できず姿も現さずじまい。グループはアンザイのものに。
☆K氏の「ローハイド」とY氏の「ベサメムーチョ」がすごく合ってた。
☆ジミーの彼女はアンザイの妹で、イギリスに留学中。
☆渡英の航空チケットをくれたアンザイに強く出れないジミー。
☆テツヤは、アンザイのエアギター(当時はそんなコトバはない。つまり演奏してるフリ。)をやめてもらいたいと思っている。
☆結婚式で歌ったのは「Looking for your love」。
☆盗まれたギター2本のうち、1本は実はカルロスが盗んでた。(←伏線回収?)軽すぎる犯行動機。
☆「HIT ME」「MOVIE☆STAR」がめさカッコイイ!
☆「LAZY RAIN」でひとりキメキメなP氏(と好きすぎて半笑いで見る俺っち)
☆たくさんのカバー曲を歌い終わり、最後にM氏が「自分たちも歌い続けてもらえるような曲を(要約)」と胸に迫るMCをして、直後に歌ったのが「SING!!!!!」!!
☆↑「SING!!!!!」の前フリにしては感動のMCすぎひん?!いやそういう意味の曲やけど!でも曲調も軽すぎるし!振りつけもなんつ〜か・・・!(動揺)
☆アンコールの「3月の翼」が最高によかった!ラスト曲は「カーテンコール」。(公演後メモしていた際になぜか「エンドロール」と誤記していたオッチョコチョイどことら)

 

最後にもう一度ストーリーに戻ります。

今回のお話、総括すると以下のとおりになります。

・ジミー→アンザイが彼女の兄ということもあり逆らえない部分もあるが、「比較的マトモな人」。

・テツヤ→カオルの起こす騒動に毎度巻き込まれてかわいそうだが、渋々といえど最終的にカオルに流されてしまう意志の弱さが垣間見える「ちょいクズ」。

・ケンジ→アンザイに兄ヨウイチのバンドを横取りされたと言うが、実際バンドのカネを出してたのはアンザイだし、ヒイキ目に見てもちょっと擁護がヒドすぎる「ほどほどのクズ」。

・アンザイ→ギター弾けないのに弾いてるフリしてグループを我がもの顔で仕切っている「普通のクズ」。

・ヨウイチ→アンザイにカネ借りすぎ、計画性なし、期日になっても姿さえ現さずトンズラしたまま謝りもしない「ガチクズ」。

・カルロス→盗難騒動にのっかって自分もギター1本盗んでた「ドクズ」。

・カオル→ギター・ベースを盗んだだけでは飽き足らず、ドラムまで盗もうとして、なおかつテツヤを勝手に人質にしたてたうえ、自分は妹の結婚式に出席するため「走れメロス」っぽく走り出したはいいが、早々に走るのをやめ、あろうことかカルロスのカネにたかってタダメシ食うわ走らずに諏訪に向かうわで、式で熱唱後意味深なアイサツしたにもかかわらず翌朝駅で自分だけ列車に乗らず、そのせいでカオルのためにとカルロスが買ってくれた大量の駅弁を東京まで運ばせる手間までかけさせ、大事な友人が自分の代わりに警察に突き出されるかもしれないのに約束の日没になっても戻らず、公演中に戻ってきたかと思えばナニゴトもなかったかのようにシレッと「くれないの街」を歌い始める、まさに「クズ中のクズ」。(長)

というワケで、出てきた6人中5人が「クズ」という結果になりました。(当社調べ)
そこがちょっと引っかかって感情移入しづらかった部分であります。
別に全員がイイ人じゃなくたっていいんです。人間誰だって弱い部分はあるんだし。
ただ、借金滞納と泥棒はアカン!笑われへんのですよ。(未遂ならセーフ←?)
やっぱりメンバー全員好きなワケですから、できればそういうのは演じてもらいたくないのです。特に犯罪は。

でも、さっきも言ったように、公演自体はすごく楽しかったです!
ゴス5人+田中総元さん(アンザイ役)の演技と歌のパワー+会場の活気・盛り上がりに全身包まれるようなね、感覚がありました。
幸せで、「あ〜、帰りたくねぇ〜」と思いました(笑)

またこういうスタイルの公演があればいいね!また行きたいね!
またやってね!あと今回のDVDも出してね!(欲張り)


古。

新。

項。