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【第1回戦/ポーカー】

5人は配られたカードを早速手に取った。

「・・・・・・」

カードをチェックしてから、視線を他の4人に向けて表情を窺う。
皆一様に苦々しい顔。
表情を読み取られないように、自分も眉にチカラを込めて再びカードを睨む。

「誰から行く?」
「言いだしっぺのホクさんからでいいんじゃないか?」
「おけ、それで。」
「時計回りだよねぇ?じゃあ、こう?こう回るってことだよねぇ?」
「そうそう。」
「じゃ、早速。北山さん、どうぞ。」
「うん。じゃ、俺からいくね。」

北山、何の躊躇いもなく手早く手札2枚捨て、テーブル中央に裏向きに積んだ山より2枚取る。

「じゃ、次、俺だな。」

酒井、少し考えた末、3枚交換。

「あ〜、もう俺の番か〜・・・う〜ん、くそぉ〜っ・・・じゃあ、えいっ!」

黒沢、悩みに悩んだ末、5枚全て交換。

「えっ、ぜ、全部?!」
「だって5枚全部バラバラだったしさぁ〜、賭けだよ賭けっ!」
「なんで包み隠さず言っちゃうんだこの人は・・・」

「よっしゃ、次俺は〜、交換なしで!うひゃひゃっ。」

村上、嬉しそうに笑いながらパスを宣言。

「じゃ最後は俺ね。」

安岡、1枚だけを交換し、これにてゲーム終了。
これから自分の手札を公開することとなる。


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