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「ダメだダメだそんなこと!そんなことが許されてたまるか!」
「酒井さんこれ食ってりゃいいじゃん。」
と言って、安岡が白いコーティングのあられを指差す。

「アホか!こんな甘ったるい謎のあられいらんわ!こん中でこれが一番いらんわ!こいつの存在価値がわからん!」
「そこまで言ってあげなくても・・・」
北山が白いあられを気遣う発言をした。

「じゃあお前が食ってやれ。」
「いや、遠慮しとくよ。」
「お前な!」

「もうさ〜、食べようよ〜。さっきから話進んでないだろ〜?」

酒井と北山の会話を遮るように皿に手を伸ばす黒沢。
酒井にその手を叩き、持ち上げていたチョコあられを皿に落とした。

「いてっ!」
「油断も隙もないなアンタはっ!・・・もう仕方ない、ここは勝負といこうじゃないか!
負けたやつがチョコなしで白だけを残さず全部食うこと!全部食い終わるまでお茶には口をつけれない!これでどうだ!」
「え、マジかよ?!白全部って・・・6つもあるじゃねぇかよ!こんな甘いのばっか6つも食ったら、歯ぁ浮くわ!」
「それぐらいしないとおもしろくないだろう!・・・村上くん、君はもしや戦いから逃げるとでも言うのではあるまいな?」
「くっ、そ・・・!やればいいんだろうが、やればよぉ!」
「よしきた!」

「ねぇ、早く食べたいんだけど〜!」
「何で勝負するの?」
安岡と北山に急かされ、酒井が待ってましたとばかりに笑顔を浮かべ、高らかに叫ぶ。

「有名人しりとりだぁ〜!!・・・っと、どうだ?」
「『どうだ』って、ねぇ。」
「オオゲサに発表した割にね。」
安岡と北山は呆れ顔。

「もうさぁ、何でもいいから早くしようぜ?」
「早く食べたい!」
村上と黒沢はとにかく一刻も早くあられが食べたいらしい・・・

「じゃあ、早速始めましょうかね〜♪・・・第1回!チキチキ!チョコあられ争奪有名人しりとり〜!(タイトルコール)」


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