先「はい、ドンドンいきますよ〜。」
安「いかなくていいから!」
先「(黒板に書きながら)はい、『歩く』という字は〜、」
酒「その漢字大喜利シリーズ、そろそろ終わってくれませんかね・・・?」
先「じ〜っと見てたら帽子かぶったやさしそうなオジサンに見えてこないか?!
(黒板に『歩』という字をいくつも書きながら)ほら!ほら!畑で穫れた白菜を分けてくれそうなタイプのオジサンだろ間違いなく!ほら!ほら!」
黒「いや、見えなくはないけどぉ〜。」
先「ほら!今度は『公』!だんだんチャールズ皇太子の顔みたいに見えてこないか?!ほら!(黒板に『公』という字をいくつも書きながら)
もうチャールズ皇太子以外のモノに見えなくなってきただろ!ほら!ほら!」
安「イギリスの全国民に謝れ!」
先「はいっ、まだまだあるぞ〜!(黒板に『谷』『益』『丞』『という字を書きながら)これが有名な『文字のゲシュタルト崩壊』という・・・」
北「へぇ〜、おもしろそうな話ですねぇ。その話、詳しく教えてください。」
先「・・・・・・(無視)はい、え〜、」
酒「また無視しやがった・・・」
先「というワケでね、」
黒「どういうワケだよ・・・」
先「これから学校の横にある川の土手で、タイトルコール収録するから、みんなついてくるように。」
北「タイトルコールって何?!」
先「タイトルコールってのは、あれだろう、お前たちテレビで見たことないかぁ〜?
有名なヤツ、あるだろ〜、ほら、『3ね〜ん!B組〜!』『村八・・・」
安「ここ3年G組ですけど!!」
沈黙。
先生、廊下に一度出て教室のプレートを確認して、教壇に戻ってくる。
沈黙。
先「・・・♪思〜えば〜遠くに〜来た〜もんだ〜」
先生、肩を落とし、小声歌いながら教壇から降りる。
黒「なんだ、うまく普通に歌えるじゃんかよぉ〜。」
先生、カバンからハンガーを取り出し、ハンガーヌンチャクをしながら教室を去っていく。
先「(小声・女声で)♪オトコは〜 アナタ 哲也〜☆
(小声・男声で)哲也〜!」
黒「いや、やっぱキモい・・・」
先「(小声で)・・・ボクは死にましぇ〜ん!・・・なんですかぁ?!なんですかぁ?!」
酒「最後に強引に持ちネタ詰め込んだな・・・」
(暗転と同時にBGM『言葉にすれば』流れる)