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先「♪どぼ〜くまで〜、び〜えどぅ〜びじ〜ぃで(♪遠くまで見える道で)」
北「さっきから歌いたいだけだろ!それにぜんっぜん似てないし!」
酒「濁りすぎでしょ!歌い出し、ハッキリと『どぼく(土木)』って言ったでしょ!ちゃんと『遠く』って歌いなさいよ!」

先「はい、じゃあね、今日はみんなに大切な話をしま〜す。」
安「無視かい・・・」
黒「急に本題入ったし・・・」
先「(黒板に書きながら)はい、『人』という字は〜、人と人が支え合って できてるん・・・」
北「先生、それ『人』じゃなくて『入る』って字です!」

先生、黒板に書いた『入』の字を二度見。

酒「教師のくせにそんなカンタンな漢字間違ってどうすんだ〜!(ヤジる)」
先「・・・『入る』という字は〜、(右側の「はらい」をチョークで差しながら)大きい人が〜、(左側の「はらい」を○で囲みながら)小さい人に支えてもらって〜」
黒安「迷惑です!(ハモる)」

先「(書きながら)ちなみに〜、村八の『八』という字は〜・・・
(左側の「はらい」をチョークで差しながら)この左側の短い方が俺の逃げた女房です。もう支えてくれないようです。」
安「逃げられてんじゃねぇよ!っていうか、逃げられる理由がわかるよ!」
先「見てください、この右側の上の方。(右側「はらい」上部を○で囲みながら)未練タラタラで逃げた女房にすがってる俺です。」
北「ええ、たしかにね!こんなこと生徒の前で言っちゃうなんて、未練ありすぎですよ!」
先「しかも『顔も見たくない』とか言って俺に離婚届突きつけたくせに、慰謝料せびりにしょっちゅう会いに来ま〜す。」
安「聞きたかないよそんな話!」
先「子供の養育費だけで勘弁してくださ〜い。」
黒「知らないよ!俺たちに言うなよ!」

先「(黒板に書きながら)はい、『人間』という字は〜、・・・この『人』という字は、人と人が支え合って〜・・・・・・え〜・・・う〜んと・・・」
酒「オイオイ、まさかのノープランかよ・・・?!」
黒「え、マジ?今考えてんの?」
先「・・・はいっ!はいっ、できました!」
北「大喜利かよ!」
先「この『間』っていう字は〜、『間男(まおとこ)』を表してるんです。」
安「またそんな話ですか・・・」
先「どうやら 女房に不倫相手がいたらしいんだな〜、後半 俺に対してやけに冷たくなったな〜と思ってたら。」
北「いや、アナタの身辺、興味ないし。」
黒「早く授業始めてくださいよぉ〜。」 


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