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ス「ちなみに今日は黄色と黒のボーダーですね。」
ウ「ええ。これ、普段着なんです。ジャングルで赤と白のストライプ着てると目立っちゃってね。
『さがせ』って言われなくても見つかっちゃうんです。」
ス「・・・迷彩とかの方がいいんじゃないですか?」
ウ「迷彩だと家族も私のこと見つけられなくなるんでね。
しかも黄色と黒だと、猛獣も俺を虎だと思って近寄って来ないんですよ。」
ス「はは・・・それはナイス・アイデ〜アですね・・・。」

ウ「それはそうと、あなたが噂のひとし君人形ですか?」
ス「違います!」
ウ「あ、すいません、スーパーひとし君でしたか。」
ウ「違〜う!そんなことばっかり言ってるとお前の命をボッシュートしちゃうぞ!」

スタッフ、丸めた地図を日本刀のように持って構える。

ウ「お〜。うまいうまい。」

拍手するウォーリー。

ス「うまくないっての!」
ウ「・・・で?」
ス「ん?」
ウ「私に何のご用で?」
ス「あっ!申し遅れました。わたくし、日本のテレビ局の人間でして。
今日はウォーリーさんに出演依頼にあがりました。」

スタッフ、リュックから番組の台本を取り出し、ウォーリーに渡す。

ウ「(表紙を見ながら)『あの人は今』・・・」
ス「はい。」

ウォーリー、台本をパラパラと見る。

ウ「お断わりします。」
ス「えぇっ!なんでですかぁ!?」
ウ「だってあなたこれ・・・『キョンシーの映画に出てたテンテンちゃん』と『スクールウォーズのイソップ』の間じゃないですか。
そんな何度もやってるネタの間に私を入れないでください。」
ス「え〜?そこをなんとか!」
ウ「私だけで2時間スペシャル組んでくれたら考えます。」
ス「・・・ウォーリーさんで2時間もちますかね?」
ウ「もちろんです。何パターンか新作作って隠れますから。」
ス「はぁ。じゃあその案持ち帰ってもう一度上の者と相談してみます・・・」
ウ「いい返事、期待してますよ(笑顔)」
ス「(小声でぼそっと)社交辞令が通じなかった・・・
結果伝えにまた来ないといけないのか?誰が?俺が?!やだ!(だんだん声のボリューム上がる)」


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