←BACK


店員3「お待たせいたしました。アイスコーヒーです。」

店員3、テーブルにアイスコーヒーとフレッシュ、ガムシロップを静かに置く。

刑「あっ、どうもっ。」
店員3「コーヒーというものは、アカネ科の常葉樹であるコーヒーノキに実った果実の中に含まれる種子を精製・乾燥し、焙煎して粉砕したものを水や湯で抽出したものです。
ワインに似た覚醒効果があることから、アラビア語でワインという意味の『カウア』という言葉が訛って『コーヒー』になったという説と、エチオピアのコーヒーの産地『カファ』がアラビア語に取り入れられたという説があります。
(くりぃむしちゅ〜上田のように片手を前に出しながら)」
刑「んだぁ〜っ!もう、うんちくがなげぇよ!アイスコーヒーの氷が溶けて、薄く薄くなって、『モンカフェ』で2杯目作ったみたいになるわっ!」

刑事以外ストップモーション。

刑「こいつは陽一。俺より年下なのに頭脳明晰、冷静沈着、容姿端麗。鼻につくったらありゃしない!」

ストップモーション終え、動き出す4人。

 

店員4、刑事の向かいの席に腰掛ける。

店員4「昼下がり。いつもの店のいつもの窓際の席に座り飲むアイスコーヒー。グラスについた透明の雫が指先に心地よい。
しかしグラスの中の琥珀の水は、あの日味わったほろ苦い別れのように・・・」
刑「俺のアイスコーヒーで素敵な物語を作るなぁ!」

刑事以外、ストップモーション。

刑「最後に、優。ロマンティストでポエマーな奴。しかも感情籠もりすぎててヤだ。

・・・なんでこんな暇そうな喫茶店に、ええ年こいた男4人が勤めてるんだ?
みんな俺と同年代ぐらいだろ?経営破綻しないのだろうか?
こいつらの給料はどうなってるんだろうか?食っていけてるのだろうか?
国のおっかさんが心配してるぞ!」

ストップモーション終え、動き出す4人。
カウンターの中に4人並んでいる。

 

店員1「うん、まぁ、コントだからね、そういう細かいことは心配しなくても大丈夫だよ。」
刑「さっきの俺の説明は聞こえてない体(てい)にしといてくださいよ!」
店員3「おっかさんって小林千登勢のこと?」
刑「『ヒントでピント』の土居まさるかっ!象印ホットプレート『やきやき』かっ!」


→NEXT

→コントメニューへ戻る