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悪「・・・なんやねん、またお前ら。」

男2「5人揃って、」
5「ゴス・・・」
悪「だから!なんや言うとんねん。こんなん闘われへんわ。」
男2「いや、そんなこと言わないで!今週こそは闘いましょ・・・」
悪「あかんあかん!こんなんあかん!闘えるか!?」
男2「・・・なんでなんすか・・・」
悪「『なんで』、て・・・まずお前。なんや?」

悪者、男4を指差す。

男4「僕のことですか・・・?」
悪「そうや。おかしいがな。なんでお前ひとりで7色も独占しとんねん!
そんなんやったら“戦隊”の意味あらへん。『レインボーマン』とか、そんな名前でひとりでやっていけばええがな。」
男4「いや、ひとりでやっていくつもりは全くないん・・・」
悪「ほなひとりで7色も使うな。みんなに色、分けたれよ。な?」
男4「・・・はい。」
悪「ほんで・・・お前や。」

悪者、男1を指差す。
男1、自分を指差し、首を傾げる。

悪「お前、なんで前回のまま出てけぇへんねん。お前、前回いけとったのに。」
男1「そう、なんですか?」
悪「そうや。それをなんや、なんで『カレー』になってんねん。『カレー』なんか色の名前やあらへんがな。」
男1「『カレー色』だと思ったんですけどね。」
悪「なんや『カレー色』て。『恋人はワイン色』みたいな言い方して。」
男1「あ、ホントだ。ドクロさんうまいですね〜!」
悪「そんなん褒めていらん!うまいやあらへん!とにかく、ちゃんとちびっこがわかる色にせぇよ。・・・で、次。お前。」

悪者、男5を指差す。

悪「お前からだんだんおかしなっとんねん。なんやそれ。」
男5「LOVE涙色スンジャイ、ですけど・・・?」
悪「なんやねん。お前色関係あらへん。お前の格好、ただの『あやや』やがな!」

男5、頬を膨らます。

悪「ほっぺた膨らますな!かわいないわ!」

悪者、男5の頭を叩く。

男5「痛っ!・・・歯がガチーンってなった・・・」
悪「お前、あややというより前田健のマネになってるやん。似てへんねん。ほんでなんやねん、『涙色』って。」
男5「それはつんくさんに聞いてください。」
悪「人に聞かな答えられへんような色、チョイスすな!アホかっ!説明できる色にしてこい!・・・ほんで・・・お前・・・」

悪者、男3を指差す。

男3「俺っすか?」
悪「そうや、お前や。なんや。」
男3「ラブマシーン、ですけど。」
悪「なんやねんそれ!『スンジャイ』ついてへんがな!」
男3「あっ!!・・・そっかぁ〜っ・・・!」
悪「今気づいたんかい!」
男3「いや、でも、だってドクロさん、色がカブらないようにって言ったから金色に・・・」
悪「色はカブってへんけどやな、『戦隊』からも逸れとるがな。」
男3「そっ、か〜。イケるって思ったんだけどな〜。(くやしそうな顔)」
悪「まぁ、あれや。来週はちゃんとしよ。な?」
男3「・・・はい、すいません、ども・・・」
悪「んで、次・・・」

悪者、男2を指差す。

悪「お前ホンマええ加減にせぇよ!」
男2「え〜・・・」
悪「『え〜』やあらへん!なんや、『金目鯛』って。おかしいがな!」
男2「だって先週赤着ろって・・・」
悪「言うたけど!お前だけヒーローやあらへんがな!衣装もお前だけタイツになってるがな!どっちか言うたらこっち側の人間やで、それ。」
男2「え!?」
悪「見た目で言うたら『怪人』やんか。」
男2「・・・怪人・・・?!」

男2、悪者に言われたひとことにショックを受けた様子。


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