GoodMorning

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ある日。
(アレ・・・?)
日も昇りきらぬうちに目が醒めた。









(っつかしーなぁ・・・)
窓の外から小鳥のさえずり。
目はバッチリ。
頭もすっきり。
普段の自分なら考えられない現象に、スタンは布団の中で首をかしげた。
いつもなら誰かに起こされるまで惰眠を貪りつづけているはずなのに・・・
頭の中で疑問符を躍らせながら、スタンはごろりと体を反転させた。
と。
(うわっ!)
目の前に突如端整な顔。
驚いたのは一瞬で、直その正体がわかってほっとする。
目の前にはリオンがいた。
昨日は同じベットで眠ったのをすっかり忘れていた。
最近、リオンと別に何をしないでも("何か"する方が圧倒的に多かったけど)同じベットで眠る事が多くなった。
最初のあの人を寄せ付けようとしない態度からはだいぶよい方向に進歩している。







"でもこんな無防備な姿は、自分だけが知っているんだ"






密かな優越感。
なんだか嬉しくて自然と笑みが零れる。
間近で見るリオンは本当に綺麗だ。



まるで世界最高の人形師が魂を込めて作ったかのよう。
いまだ少年の形を残したしなやかな肢体。
小さな白皙の顔。
今は閉じられた紫水晶の目。
形のよい柘榴色の唇。
澄んだ水晶質の声。
それが熱を帯びて自分の名前を呼ぶ。




そこまで思い出して、スタンは赤く上気した顔を枕に突っ伏した。
隣を盗み見ると、大丈夫。リオンはまだ寝ている。
スタンはほっとして顔を上げた。
規則正しい寝息。
こんな時でもきっちり唇は閉じている。
自分は時々半開きになって涎をこぼしているのに・・・











スタンはもそもそと布団の中を移動し、リオンに擦り寄った。


――普段はこんなことしないけれど。


シャツ越しに温もりが伝わる。


――起きていたら、絶対しないんだけど。


スタンはゆっくりと目を閉じる。


















今はただ、身近に感じる愛しい人の体温でまどろんでいよう。

あとがき

リオスタで甘甘〜(いつもそうだろ)
実際こういうリオンはいないかもしれないけど、いいんです。
しょせん作者のボンノーですもの(爆)

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