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今回はチャイナ。
……ですよね?(訊くな)
服の皺に関してはいつもの事です、見逃してください(爆)
そして異様にキールが張り切ってます(笑)
下書きの時点じゃそんなに変には見えなかったんだけどなぁ。
自分の中じゃチャイナというとどうしても幽幻道士(キョンシー)のイメージが強くて、
当初はリッドをキョンシーにしようかと思いましたが、髪の毛邪魔でお札が貼れませんでした(泣)
仕方ないので設定変更。
以下は作者の勝手な妄想です(爆)


今は昔。ひょっとしたら別の世界。
壊れたビルの陰、雑踏、ポリバケツの中、ネオンの下、そして――――人の心。
すこし捲ればすぐさま闇が顔を出す、そんな街、九龍(クーロン)
牛耳れば世界の全てを統べるといっても過言で無いこの大都市の一角に、ある組織があった。
組織の名は『蓬莱幽幻議会』
陰と陽を行き来し、互いのバランスを保つ事を目的として組織され、今現在多数の風水師などが在籍している。
その中、主に直接現場へ赴き、退魔、除霊を専門とする部署『白虎』
この話は、そこに所属する二人の少年の話である。

*リッド
『蓬莱幽幻議会・陰者対策課・白虎』所属。
主に功夫(カンフー)を得意とする。
右手に包帯状の霊符を巻きつける事によって、通常与えられないはずの物理攻撃を『陰の者』に与える事が出来る。
また、『気』を立体化し、様々な武器を作る事も可能。
霊的干渉を一切受け付けない特殊体質のため、盾代わりにされる事が多い。
性格はめんどくさがりで、進んで事件に関わる事は無い。
昔、鬼に父親を食い殺された。

*キール
リッドの相棒。
呪術、符術、風水、いずれにおいても『特級』の資格を持つ、エリート。
また、『陰の者』の対する知識も豊富で、現場では調査、封印と多彩にその才能を発揮する。
霊符に『陰の者』を封印し、強制的に使役(ただしいったん封印をとくと一定時間後に灰となる)する事が出来る。
しかしいかんせん体力が無いため、肝心な時に役に立たない場合がある。
性格は多少人を見下す所があるが、案外良心的。
幼馴染のリッドとは部署でも『割れ鍋に綴じ蓋』コンビとして親しまれている。
昔、リッドの父親が死んだ瞬間彼と共に居合わせた。



「ったく、『蛇劉』(マフィア)がらみの事件にはろくにイイ思い出がねぇ。どーすんだよ、この僵屍(キョンシー)」
「今霊符を用意している。合図したら適当に封印してこいつらを操っている『道士』(黒幕)を引きずり出す!
それまでこっちに来ないよう蹴散らしておいてくれ」
「なるべく早くしてくれよ。――――オレがこいつらの仲間になんねぇうちになっ!」
「善処するよ……っ!」

背景素材 Miracle Page
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