手の平から零れていった幾つもの輝きは、もう取り戻せない。
たとえ、心の中で生きていくとしても。



「急げ!! グズグズするな!!」

綱手の怒声が廊下に響く。
担架で運ばれるに付いて処置室前まで来たカカシは、その中へは入れず、
締まる扉を怒りと焦りに満ちた顔付きで見つめた。
怒りは自分の判断の甘さ。
焦りは大切な人を失う事への恐怖。
強く握り締めた拳は、指を動かす毎に軋んだ音をたて、手甲が歪む。
それは己の骨が砕けそうな程の力で。
カカシは握った拳を、の血で染まる自らの左手に叩き込んだ。


強さとは何たるかを模索し、これでも里を守ってきたつもりだ。
しかしそれが、この様。
最も大切な人を守りきれないなんて、これでは意味が無い。



─────── この命、捧げてもいい。
        だから、どうか彼女を───────






粉雪 後編







今まで寒さで縮こまっていた血管が開き、
痛いほど冷たくなっていた末端が、熱く漲って来る。
強く感じる暖房は、自分が外の装備と同じ所為。
温かい空気の為なんだろうか、病院独特の匂いが余計鼻に付いた。

長椅子に座る気にもなれず、カカシは壁に寄り掛かりながら、
処置室の灯りを黙って見ていた。
廊下を通る人の気配に、首をそちらへ向ければ、結露した窓の外は灰色と白の世界。
刻々と濃くなる灰色は、いつしか黒へ変わって行く。

指先に付いたの赤を只管(ひたすら)見続けて、また拳を固めた時、
処置室の扉が開いて綱手が姿を見せた。

「間一髪だ。もう少し遅れてたら、命の保障は出来なかったよ……」
「じゃあ……」
「ああ、大丈夫だ。その内、目が覚める。御苦労だったな、カカシ」
「……いえ」
「さて、次はお前だ」
「……私は………」
「平気だとでも言うのかい?私を誰だと思ってる」

カカシはストレッチャーで運ばれるの顔を垣間見て、安堵して、
心は彼女の傍に居たいと願ってて。
それを綱手も分かっているのだろう。

「済んだら、一緒に居ておやり。だから……つべこべ言わずサッサと来る!!」

カツンと踵を返した綱手の後を、カカシは渋々着いて行き、治療を受けた。





へと繋がる管の輸血は終わり、点滴が交換されたのは何度目か。
未だ目覚めぬ彼女の手を、カカシが握り締めて迎えた朝は過去。
カーテンを閉め、備品の無い病室では、正確な時間は分からず、腹時計も作用しない。
ベットサイドに置かれているのは、彼女の傷だらけのベストとポーチ、額宛て。
クナイホルダーには、お守りのクナイが一本入っている。
を抱き起した時に、彼女の親指に引っ掛かっていたリボンは、彼女の血に濡れていた。
リボンを結んで持ち歩いてくれていた事に、普通の状態で気づいたのなら、喜びが込み上がって来ただろうに。
あの時はそれを感じる余裕は無く、が本来とはまだ云えないけれど、顔色を取り戻しつつある今、それを思い出し、カカシは眠るに笑い掛けた。
彼女を抱き起したあの瞬間を思い出しながら。





『……医療班!!!』

カカシの只ならぬ声を聞きつけて、医療班が駆け寄って来る。
医療隊員は保温用の薄い銀幕シートで彼女を包み、裂けた血管を遮断する事で、どうにか出血は止めた。
の顔色は、青白いなんて生易しいものじゃない。
出来る事なら、己の手首を引き裂き、赤い血を分け与えたい位だった。
いつもは温かい彼女の肌が、氷のように冷たく、カカシの心も同じ分だけ凍り付いていた。
助かる、助ける、そう心で叫びながら、の名前を連呼して。
彼女が温め開かせれくれた自分の手の平に、彼女の命を握って、カカシは走った。
自分の怪我など忘れ、ただ一つ、木の葉の灯を目指して。







自分の手に触れているものが握りしめていたクナイじゃないと、朧げな意識の中、は感じた。
それは、温かくて、もっともっと心強いもの────



の指先がピクリと動いたのを感じ取り、カカシは手の平を強く握り締めて、声を掛けた。

……?」

自分が声を掛ける度、彼女が覚醒していくのが分かる。

っっ」

カカシが何度も彼女の名前を呼べば、徐々に開いて行く瞼。
手を握り締めたまま、その瞳に映ろうとカカシは覗き込む。

、分かるか?」
「……………カカ…シ」
「良かった……」

カカシの溜息が降って来る。
大きく息を吸い込み、心から安堵した声と一緒に。

「ここは……木の葉病院?」
「そうだよ」

手を離さず、カカシは椅子の位置をよりベットに近づけ、再び腰を降ろした。

「何が起きたか、覚えてる?」

カカシが聞くのは、自分が救助したとか、
そんな恩着せがましい事を問うのではなく、これは記憶の確認。

「……うん。途中までなら。
カカシが雷切で水閣倒して、走って行く辺りまで……かな。その後は真っ白」

倒れる直前までの記憶が確かな事を確認して、一層の安心感がカカシを覆った。
そこに零れたカカシの呟き。

「怪我……」
「ん?」
「すぐに処置してやれなくて、ごめん」
「なに言って──あの状況なら」
「分かってる」
「だったら、そんな事言わないでよ」

身を乗り出したカカシがを覗き込んで、ゆっくり唇を近付けながら聞く。

「キス…してイイ?」

小さく頷いたと唇を重ねて。
空だったの片手が、カカシの背中へと回った。

─────────!

欲を引き出す口付けではなくとも、誘発されているが如く、
の指先がカカシの背中を弄るように蠢いた。

唇が離れてすぐに見せたカカシの頬笑みは、誤解の証。
がキスの波に飲まれたのは、最初の一瞬だけだった。
でもカカシには、彼女が自分のキスに応えてくれたと感じている。
その証拠に、未だにこやかな目でを見下ろしているのだから。

「ねぇ、カカシ。あれから何日経ってるの?」
「何日もなにも…二十四時間って所かな」
「ずっと一緒に居てくれたの?」
「ああ」
「ごめんね……カカシ」
「其処で謝るのは違うデショ。でも悪いと思うんなら、早く良くなってね」
「うん。……あの子たちは?」
「みんな無事だよ。蓮華は二、三日様子を見るらしいけど、後の二人はすぐ家に帰った」
「……そっか、良かった。私はもう大丈夫だから、カカシもゆっくり休んで。どうせ寝てないんでしょ。顔色悪いよ」
「そうかねぇ?そんな事ないでしょ」

顔色が悪いと言われたカカシは、考えながら視線を一度上に上げ、またへと戻す。

「ううん。顔色ダメ」
「そんなにダメ?」
「うん。ダ〜メ。休める時はちゃんと横にならなくちゃ」

任務に出たら野宿も徹夜も茶飯事。
取り分けカカシの任務は危険性が高く、体も精神も休める時間が少ない。
というよりも、任務中は休めないと言った方が正しい。
だから里に居る時位は、まともに休んでもらいたいから、
そんな思いが言わせた冗談が口から出て来る。
実際は無理だと分かっているけれど。

「私が運んであげようか?自宅まで」
「何言ってんの、そんな体で」

お互いを心配しあう視線が絡んで、カカシはの想いを汲み取った。

「……分かったよ。家で大人しく寝ます。もゆっくり休むんだよ」
「うん」

じゃあねと、もう一度キスをしたカカシが、
病室のドアを開けて立ち去ろうとした後ろ姿に、は声を掛ける。

「カカシ………ありがとう」

彼にとっては当然の事をしただけ。
礼には笑顔を返しただけで、カカシは病室から出て行った。


────あんな体で……助けに来てくれたんだ……
      カカシ………ごめん…


抱き合った時に気づいた、カカシの身体を巻く包帯。
彼の実力と敵の衰弱具合から、戦闘はすぐに決着が付いただろう。
カカシがあの時、怪我をする事は多分なかった筈だ。
そこまで敵を追い込んだ自負はある。
だからあの怪我はその前の任務。
負傷した体で駆け付けてくれたのだと気づいた。
しかも医療忍術で完治出来ない傷だ。
忍術と自然治癒、その兼ね合いを専門家は判断するが、
包帯の量から想像するに、ある程度までしか治療をしていないのだと察する。
かすり傷程度なら、包帯なんて巻かない。

そんなカカシに全てを任せて、自分は気を失った。
助かったと
これであの子たちは里へ戻れると
安堵して────

今もカカシの感触が残る手を思いきり握り締めて、は一つの答えに辿り着く。

翌朝、回診に来た綱手には「間に合いますか?」と話を切り出した。





数日後────

「調子、良さそうだな」

ベットのリクライニングを起して座っていたは、昼間開け放たれている事の多い病室の扉から入って来た男へ顔を向けた。

「二回もお見舞いに来てくれるなんて、珍しい。雪でも降るのかな?」

紅が持って来てくれた雑誌を、この男の訪問の為閉じながら、は声を落とした。

「雪はこの前降ったろ。お前が担ぎ込まれた日に」
「まぁね。で、何か用?」
「顔見に来たっつっても、通用しねぇよな」
「そうだね。ゲンマだもん」
「あのなぁ……俺だって仲間の心配ぐらいはする」
「………そんなのは分かってる。本題は違うでしょ。顔に描いてある」

ゲンマの訪問は二回目。
一度目は仲間と本来のお見舞いに来てくれた。
今回はその内に何を持ってやって来たかにも分かるし、それを彼女が悟っている事もゲンマは分かっているから、こんなやり取りになる。
恋愛感情はなくても、他の仲間同様、かなりの信頼関係は築き上げている二人。
隊長格ともなれば、忍としての年数も多い。
みんな部下を持ち、同じチームで任務に就く事は少ないけれど、その分、同じ立場同じ目線で物を見れる相手との横の繋がりはやはり深いのだ。

「可愛くねえなぁ……」
「…可愛くなくていいわよ」

奥へと進んだゲンマが窓の外を見つめた。
あの日積もった雪はもう溶けて、いつもの木の葉に戻っている。

「お前……志願したんだな。同盟国連合遠征班」
「…………うん」
「二、三年は軽く帰って来れねぇぞ。なんでまた、そんなのに」
「特上以上なら良いんでしょ。なら問題ないじゃない」
「どさ回りだぞ」
「別に……」
「なに考えてるんだ?ソレが関係あるのか?」

腕を組んだゲンマの顎が、の怪我を指すが、は黙ったままだ。
怪我をしたから修行をして強くなる、という図式を、不本意ながらゲンマは打ち出し、もそれを察する。

遠征班は戦火を消しながら各地を回りつつ、お互いを高め合う特殊部隊だ。
上忍格で結成し、各里、秘術の漏洩に配慮しつつも、磨き合い補足し合いながら、エキスパートの育成を行う。
砂が参加する今日、風遁を使うにチャンスなのは確かだが、修行なら里でも出来るだろうとゲンマは思う。
やられたら、やり返せる程に強くなりたいと願う気持ちは、分からなくもないが。

「援軍が来たから帰って来れたけど、もし来なかったら?最悪、全滅だったかもしれない……」
「来るのは分かってただろう。国境には警備の忍鳥が巡回してる事、中忍以上なら誰だって知ってる。お前が知らない訳がねぇ」
「でも何時来るかは、分からないじゃない」
「そうだけどよ。間に合ったじゃねぇか。部下も無事だ。責任を感じる事はない。
 それにあいつ等、大蛇丸の仲間だ。まあ大蛇丸(ヤツ)は仲間なんて思ってないだろうがな。
 いいとこ実験体だろう」
「そう……なんだ……」
「そんな奴等相手に、怪我の一つや二つ、しょうがねぇと思えないか? 気にする事はねぇだろうよ」
「それ、自分にも同じ事が言える?ゲンマ。結果オーライじゃ済まない事だってあるじゃない」
「…………」

ゲンマの言葉はすぐには出なかった。

水鳥は悠々と水面を滑る下で、賢明に足を動かし、また羽ばたいて行く。
ゲンマにも敗北があり、その裏で必死に修業を重ねてきた。
特別上忍という特務の性質上、今回ののような選択は取れないが、もしその立場なら同じ選択をしたかもしれない。

「言えねぇな……」
「でしょう。だから行くのよ」
「それが建前か……やっぱ本音は…吐く気、なさそうだな」

幾らに実力があっても、今まで無傷で来た訳では無い。
ここまでの大怪我では無かったにせよ、上忍ともなれば、入院経験の無い者の方が少ない。
だから引っかかるのだ、ゲンマには。
何故今回に限ってと。

「……ゲンマ……」
「まぁいい。登録しちまうぞ。いいんだな」
「はい。お願いします」
「分かった」

ゲンマは窓枠から離れ、歩み始めるが、その足がの足元で止まった。

「カカシさんには洗い浚い吐き出してから行けよ。俺みたいに丸め込もうとするな」
「うん………ねぇゲンマ」
「なんだ?」
「カカシの事よろしくね」
「俺にヨロシクされても嬉しくないと思うがな」

気障っぽく笑ったゲンマがゆっくり歩き始める。

「俺も瀕死の彼女(オンナ)運ぶのは御免だ。
 ……まぁ男の為に強くなろうとする女も嫌いじゃねぇよ。
 ただ強さを間違えるなよ、可愛くねえから。 特にベットの中な」
「馬鹿!!」
「お、やっと元に戻って来たか。出立前に飲もうぜ。皆に声掛けとく」
「分かった」
「それまでに、しっかり話付けとけよ。…じゃあな」

振り向く事なくゲンマは手を振り、病室から出て行った。

部下達を守りたい、これも本当の気持ちだ。
けれど、ゲンマの言うように、理由は別の視点からもある。
根本は自分が強くなるという事に、変わりないけれど。

目覚める前の、薄っすらとした意識下で感じたカカシのチャクラ。
その乱れが、自分の覚醒と同時に落ち付き出したのが手に取るように分かった。
かなりの心配をかけたのだろうと思うし、自分が同じ立場でもそうだけれど。
このままでは、いつか自分はカカシの弱点になる。
そうはなりたくない。

だって、自分を刻んで行くような人だから。

自らの行いを懺悔していた苦悩の日々。
治めても治めても、争いは消えない。
依頼人を守り、里を守り、いつでもその身を盾にして、みんなを守ってる。

自分の経験や技術を惜しみなく生徒に与えて。
自分を越えるであろう存在でも、それを認め育んでいく彼の強さと優しさ。
手塩にかけた生徒達は、これから心強い同僚、チームメイトとなる筈だったのに、それぞれ別の師を仰いで、カカシはまた一人孤独な任務に就く事もしばしば。
人の痛みには敏感で、自分の痛みには鈍感な男。
そんな彼の使命と皆の期待は大きい。
カカシならと、最後の手段にする事が多いんだ。

そして、それは自分もだった。
カカシが来てくれたから、大丈夫、助かったと、全てを任せた。
カカシの怪我に気付きもしないで。

カカシの実力は他里も認める程なのは分かってる。
それは間近で見て来たから余計に。
自分の実力がカカシに及ばない事も十二分に分かっているけれど。
みんなカカシに頼ってばかりだから、
少数派の守れる側の人間になりたい。
公私共に。
まだ忍は辞められそうにないから。自分自身が。

カカシを守るなんて、おこがましいし、身の程知らずだと自分でも笑ってしまう。
でも自分を人質に取られたら、カカシは迷わず己を刻む。
慰霊碑に名を連ねるような事にでもなれば、彼は己を責める。
カカシと明るい未来を歩んでいきたいから────






示し合わせたように、カカシが任務から戻り休暇へと突入になった日、は退院した。

カカシが病室に入って来た時の顔色で、話は聞いたのだと悟ったが、
会話は退院の手続きや準備の事ばかりで、話を切りだしては来ない。

の部屋に入り、カカシが荷物を置いた時点で、彼女から口火を切った。

「話は聞いた?」
「……ああ」
「なんで何も言わないの?」
「言いたい事なら山ほどあるよ」
「じゃあなんで?」
「もう決めたんでしょ?オレに言われて辞められるの?」

は黙って首を振り、カカシはソファーに座ると、額に手を当て溜息を溢した。

「理由は?それだけ教えて。オレと別れたくなった?」
「そんなんじゃない!!」
「じゃあなに?」
「カカシといつまでも一緒に居たいの。これから先ずっと。だからその為の修行」
「どういう事?それ」
「カカシ、助けに来てくれた時、怪我してたんでしょう?私それ知らなくて……カカシに丸投げした」
「あの怪我だったんだよ?丸投げじゃなくて、出血のショックで、倒れたんでしょ。命が危なかったんだよ。ナニ言ってんの?」
「それでも、助かったって、カカシが来てくれたから大丈夫だって、甘えた」
「援軍が来て、助かったと思うのは普通でしょうよ」
「普通はそうだけど……カカシにこれ以上心配かけたくないの……分かって……」
「……オレの為?」
「……半分は。もう半分は自分の為。カカシとずっと一緒に居たいから」

この命、半分は自分の。
もう半分は貴方の。
それは、きっと彼も同じ。
だから、強くなりたい────────

「私を待っててくれる?……じゃなくて、絶対待ってて!!浮気なんかしたら許さないから!!」

何処に居ても任務に危険は付き物。
戦地を転々とするとなれば、その可能性は低く無いと思うが、この部隊の帰還率は100パーセント。
参加メンバーは毎度異なるけれど、それだけの実力者が集まるという事だ。
だから死を前にした状態ではない。
修行の旅だ、ちょっと過酷な。

「寂しさに泣いて、欲求の高まりに震えて待ってるヨ」
「たっぷり苦しんで。でも笑ってて」

どうやって過ごしてても、同じく時間は流れるのだから、笑ってて欲しい。

「酷な事言うねぇ」

また逢える日の分まで、
何度も何度も何度も、二人は求め合った。
服を着てる時間なんて僅か。
貪り合って、激しく絡んで、お互いを刻み込む。
頭に、心に、身体に。


出立の日、見送りの一団にカカシの姿は無かった。
遠く、木の頂点に立ち、木の葉を旅立つを一人見送る。
から貰ったクナイの輪に指を通しクルクルと回して、がカカシに放った風に包まれ、髪を揺らしながら。






数年後────

「援軍到着時刻は?」
「およそ二十分後の予定です」

負傷した部下を守りながら、森に潜むカカシとその仲間。

「オレが囮になって時間を稼ぐ。だから早く行け!!」
「分かりました」

怪我をした仲間の肩を抱き、同僚はカカシを一人その場に残して、立ち去ってゆく。
替わりに来たのは、風を操る美人。
春の蘭よりも、秋の菊よりも美しい彼女は、唯一無二の花。
その名は
カカシの為に咲き、ずっと傍に居続ける。

「風遁・金盞花!!!」

妻の援護を背に、カカシは今日も守ってる。
彼を取り巻く全てを。
大切なものたちを──────



粉雪 完
2009/01/22 かえで



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BGM Keen Shiny Beauty




お返しに書かせて頂きました作品です。
リクエストは≪戦闘中、死にそうな所をカカシに助けてもらう≫でした。
金鳳花さん、いつもありがとうですv
カカシを愛するすべての皆様と、金鳳花さんに捧げます。