題「人魚の嫁入り」13
 隊舎に連れて行かれるとすぐ風呂に入れられた一護。
体を洗われると湯船に浸からず、すぐに脱衣所に向かい乾かされた。
「け、剣八?」
「・・・・・・」
始終無言で、部屋に連れて行かれると既に敷いてあった蒲団に降ろされ、いつもより低い声で、こう言われた。
「一護、俺はお前に言ったよな。水浴びは勝手にすんなってよ・・・」
「う、うん・・・でも」
「でもじゃねえ。約束破ったんだからお仕置きだ。あんまこういうのは好きじゃねえが、しょうがねえ・・・」
強引に口付けると一護の口内を蹂躙した。

「んく!んん!んん!」
口付けを解くと剣八は一護の手を肘から拘束し、目隠しをした。
「あっ!な、なにするの・・・」
怯えているのか、声が震えている。その耳元で、
「言っただろ?お仕置きだ・・・」
「けん・・・!」
す・・・っと一護から離れると部屋から出て行く剣八。それに敏感に気付く一護。
「どこ行くの?剣八・・・」

タシン・・・、と障子が静かに閉められた。

一人残された一護は不安に苛まされる。目が見えない分、外の気配に敏感になってしまう。
何も見えない一護は一秒がとてつもなく長く感じられ、時計の秒針が時を刻む音がやけに大きく聞こえた。
(早く、早く帰って来て・・・!こ、怖いよ・・・)

遠くの方から聞こえる足音。スラッ!と障子が開けられた音に安堵した一護。
「剣八!剣八、お願い・・!これ外して、怖いよ!」
「・・・・・・・」
すっ、すっ、と畳を擦る足音。しゃがんだのか、耳元で聞こえる衣擦れの音。なのに、剣八の声だけが聞こえない。
「あ、あの・・・」
するり、と頬を撫でられた。
「ひんっ!」
その指は耳朶をやわやわと揉むと首筋を伝い、胸を這っていく。
「あ!あ、あ、いや・・・!」
見えない分、触られている所に神経が集中してしまう。剣八の指が通った所が熱を持って疼く様だ。
知らない感覚に慄く唇に口付け、ゆっくりと舌を絡ませていく。
「ん!ん、んん・・・、ふ、ぁん・・・」
ちゅ、ちゅく、と音を響かせ続けられる口付け。歯列をなぞり、歯ぐきの境目を擽っていく。
「ん、んふ、ふっ、んあ・・・!」
息継ぎの為に開いた歯の間から舌を指し込み、上顎を舐め舌根を吸い上げ、ねっとりと絡めていく。
「ふっ、く、ん、ん・・」
口付けを解けば充血した唇が赤くぽってりと妖しく濡れ光っている。
「は、ぁ、剣八・・・」
飲み込み切れず唇の端から伝い落ちた唾液を辿り、首筋に吸い付き跡を付ける。
「ひぁ!ああっ!」
そのまま耳朶を甘く噛み、耳穴に舌を入れ犯していく。
「ひぁっん!やだぁ!あっ!あっ!」
身を捩り、逃げようとする一護の寝巻きの前を開き、薄い胸板に手を這わせる剣八。
ぷくりと膨らんでいる乳首を指で捏ね、もう片方を口に含んだ。
「ああん!あ、熱い!剣八のお口、熱いよぉ!」
乳首を捏ねていた手が身体中を這いまわる。
脇に、腹に、腰に・・・。だが一護の中心には触れずに太腿に行く。
「ん、あ、ああ・・・あっ!」
カリッと乳首を噛むと舐め、そのまま下腹部まで舌を這わせる。
「ん!ん!ぃ、いや・・・!」
ここでも中心を通りすぎ、足に吸い付いた。
「あ!」
「くく・・・触っても居ねえってのに・・・」
「剣八!剣八!」
やっと聞こえた声に安堵しつつも見えない不安は続いていく。

「やあッ!な、な、なに!」
いきなり足の親指が生温かいものに包まれた。
柔らかいこれは、足の指を包み込み、ぬちゅぬちゅと音をさせている。
「あ、あ、はぁっん!やだ、やだ、何これぇ・・・!」
指から指股を這っていくその感覚にまるで体全身が愛撫されているように感じる一護。
「くく、お前の足の指舐めてんだよ・・・」
カリッと甘噛みしてやるとビクン!と震える体。
「や、や、そんなとこ、舐めないでぇ・・・」
「感じてるのにか?お前のここ、だらだら濡らしてんじゃねーか」
ピン!と勃って先走りをたらたらと零している一護の中心を指で弾いてやる。
「きゃん!も、もう、これ取ってぇ・・・剣八見えないの、怖いよぉ」
と訴えるので目隠しだけは取ってやった。
目をシパシパさせ慣らしていく。
「ん、剣八、見えた・・・」
一護の足首を掴んでいる剣八が一護の足裏をベロリと舐める。
「ひん!や、や、それ、やめ・・・!」
踝を舐め、軽く噛む。脹脛に吸い付き、舐めては後を付けていく。
「あ、あ、いや、ぁ・・・」
足の付け根まで後を付けると、顔を上げた。
はっ、はっ、と息の荒い一護が見返すと、膝を割り広げ限界まで開かせた。
「な、なに・・・っ?」
剣八は何も言わず、とろとろと濡れている中心を凝視している。
「・・・あ・・・」
ぎらついたケモノの様な眼でずっとそこを見ているだけの剣八。
「や、いや・・・!」
脈動と共に動く自身、溢れる蜜、それが幹を伝い、奥の蕾を濡らしていくのを感じる。

それを全て剣八に見られている。全てを余すことなく、無言のまま・・・。

ヒクヒクとはしたなくヒクついてしまう蕾も・・・。
「やぁ・・・」
隠したくても腕は拘束され足は剣八が掴んで開いている。身を捩ってみても無意味で誘っているかのようだ。

ふいに剣八が動いた。
一護の体を倒し、足が胸に着くぐらい折り曲げられ、次の瞬間には自分の股間に顔を埋め、蕾を舐めてきた。
「ひッ!やあぁん!やっ!やっ!やめて、ぇ!あ、あ、ああ!」
さらさらと剣八の髪が足を擽っていく。ヒクつく動きに合わせて舌をねじ込まれる。
「う、うあぁ、あ、ああ、や、いやあ」
ぽたぽたと自分の身体に蜜が落ちてくる。
「ん、く!や!も、出る!」
にゅぐにゅぐと出入りする舌の動きに限界を告げるが根元を戒められ、吐き出せない。
「ひんっ!い、痛い・・・!あっ!ああんッ!」
つぷりと指が入って来た。まだ一本しか入ってないと言うのに、それをきゅうぅと締め付けてしまい爪の形まで感じてしまう。
「そんな締めんなよ・・・」
「だ、って!あ、ああ!う、動くぅ!」
ゆっくりと慣らしていき指を増やして行く。その間もイかせはもらえない一護。
3本の指に翻弄されながら、中心を口に含まれ、舐められ、溢れる蜜を啜られた。その一部始終を剣八に見られ、また自身も見てしまう。
「ひ・・・っ、ひ・・・っ、ご、ごめんなさいぃ・・・!もう、ゆるしてぇ・・・」
もう限界なのか、体がピクッ!ピクッ!と小刻みに震えている。
「ちゃんと、覚えたか?」
「うん・・・!うん!」
はふはふと息の荒い一護の腕の戒めを解くと抱きついてきた。
「おねがいぃ・・・もう、もう・・・!イかせて・・・!剣八の入れてぇ!」
ぽろぽろと涙を流しながら懇願する一護。
「は・・・っ!しょうがねえな。入れてやるから泣くんじゃねえよ」

剣八は指を全て抜くと既に熱く滾っている自身をヒクつく其処へと擦り付けた。
「あ、あ、いじわる、しないで・・」
すん!すん!と鼻を鳴らす一護。
「いくぞ・・・」
蕾が天を向いたままの格好で奥まで一気に貫いた。
「ッあーーッ!あ、あ、あ・・・!」
ずっぽりと奥まで入って来たそれに、一護は達してしまった。戒められていた分、大量に出て、自分の顔を汚してしまった。
「は・・・!トコロテンかよ・・・!」
その締め付けに持って行かれそうになったのを堪え、一護の顔に飛び散った精を舐め取っていく剣八。
ずるりと抜けるギリギリまで抜くと奥まで突くのを繰り返しては、のの字を書くように腰を回した。
「ひッ!あひ!あっ!んあああっ!イく!イク!またイくよぉ!」
「ハッ!好きなだけイッちまえ!」
剣八も惜しげもなく中に注いでいく。激しい動きで溢れだし、卑猥な音が響いていた。
「あっ!あっ!けんッ!ぱちッ!ああっ!ああっ!ん!ンンッ!ンッんッーーッ!」
何度もイかされ薄くなった精を吐き出し、もう何も出ないと泣いても続けられた。

「あうっ!うっ!ううっ!」
四つん這いで後ろから貫かれ、蒲団に突っ伏す一護。
「あ!ひッ!も、出な!ゆるし、ゆるしてぇ・・・!」
何も出ないと言うのに前立腺を抉られれば感じてしまい、一護はもう透明になっている精をだらだらと吐き出しながら剣八に許してくれと懇願した。
一護の項に甘く噛みつきながら、低く喉の奥で笑う剣八。その動きでさらに奥まで這いって来た。
「うああン!あ!あ!ああっ!やあぁああーーッ!」
最奥に熱の塊が弾けるのを感じた一護がもう出す物が無いのか、小水を漏らして気絶してしまった。
「・・・やり過ぎたか?まぁ良い。これで外で泳がねえだろ」
満足したように一護から抜くと栓を失ったそこから白濁が溢れて止まらなかった。
一護を風呂に入れ、処理をしてやり部屋に帰ると、既に片付けられていた。
真新しい蒲団に入り、一護を抱き寄せながら、泣きすぎて赤くなっている目尻に口付けた。

それ以後、暫くは外で水に入る事は無くなった一護だった。


第14話へ続く



11/11/17作 久々の鬼畜剣ちゃんでした。裏行きじゃねえの?って勢いですがここで・・・。だってここ18禁だもん!開き直り。翌朝一護は拗ねてますけどね。(笑)違う意味で歩けないし、喉痛いし!
まぁ、もう一個程お仕置きされる話ありますけどね!




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