題「結晶」4 | |
寝室に入ると蒲団に押し倒された。 「ん・・・」 少し伸びた髪が蒲団に広がって色っぽい。 「一護・・・」 口付けながら寝巻きの袷を開いて行く。胸の小粒に触れると身を捩る一護。 「ん!あっ!痛・・・」 「痛いか・・・?」 「ん・・・、ちょっと・・・」 良く見るとそこは赤くなって少し熱を持っていた。 「弄り過ぎたか」 と呟くと指ではなく舌と唇で愛撫を施す剣八。チロチロと舌先で転がしてはやんわりと唇で食んだ。 「あ、あ、あ、んん!」 白い絹の様な肌はしっとりとして手に吸い付く様だ。 ちゅ、ちゅ、と軽く吸っては舌を這わせ下肢へと向かう。 先程の行為で敏感になっている一護の中心は既に蜜を零していた。 剣八は一護の身体を反転させると項から背中にかけて吸い付いては赤い跡を付けた。 カシカシと肩甲骨を甘噛みしては背骨に沿って舐めて行く。 「あ!あぁ!んん!やぁ・・・!」 腰まで来ると双丘を割り開き、息づく蕾に舌を這わせた。 「ひぁん!だめ!だめだったらぁ・・・ん!んん!う!」 熱く長い舌が中に入って来ては掻きまわしていく。にゅぐにゅぐと抜き差しされれば先を強請るかのように揺れる腰。 「あ、あ、あぁ!も!もう・・・!」 「もう入れるか?」 「ん!うん!うん!お願い、きて・・・!」 熱く滾る自身を一護の蕾に宛がうと、ゆっくりと中に納めて行った。 「あ、ああ・・・!あう、ううぅん・・・」 ぐぷぷぷ、と貪欲に飲み込んでゆく。 「あ、はあ、はあ、ぁ、熱い・・・」 根元まで全て納めると剣八は大きな手で一護の腰を掴んだ。 「一護・・・、はぁ・・・あったけぇ・・・」 「あ、ん、剣八、剣八・・・」 己の中でびくびくと脈動する剣八自身が愛おしい。 動かずにちゅ、ちゅ、と背中にキスの雨を降らせる剣八。 「ん、ん、や、ぅん・・」 その度にきゅ、きゅ、と締め付ける一護。 「くっ!動くぞ・・・」 「ん、うん・・・!さっきの分も、中に出して・・・!」 ずるりと引き抜くと一気に奥まで貫いた。 「ああんッ!あ、あぁ!あ!ああ!あっ、あっ!」 グチュッ!グチュッ!ぷちゅ!ぷちゅ!ぐちゅ!と濡れた音が響き、一護が背を撓らせ後ろを締め付けた。 「あっ!あっ!んん!も!イく!イク!んあぁああっ!あーーっ!」 「クッ!」 ドクドクと一護の最奥に精を注ぎ込む剣八。 「あ・・・あぁ、熱い、の・・・」 剣八が一護の身体を反転させ正面から抱きしめ、大きな手で一護の手を包みこんだ。 「まだ・・・、イけるか?」 「うん・・・」 ずる、と動かすと吐き出した白濁が溢れてくる。 「あ、あん・・・」 「一護・・・、一護・・・!」 ぐちゅぐちゅと抜き差しを繰り返す。 「あ!あ!剣八、いい!気持ち、いい・・・!ん、ん、あぁ!」 「一護・・・」 「剣八・・・」 一護が剣八に向かって両手を伸ばした。その手を取って背中に回す剣八。 「ん、ん、剣、八!ああ!もっと・・・!」 「ああ・・・!」 ぐりゅっ!と前立腺を突きあげると背を反らせ剣八の背を引っ掻いた一護。 「んああぁっ!」 「っつ・・・!なんだ?そんなに善かったか?」 ぐりっ!ぐりっ!と狙い澄ましてそこを抉る度に声を上げる一護。 「あうっ!ああんっ!やっ!ああっ!ンッ!」 ぱちゅ!ぱちゅ!と奥を突くと極まった一護が剣八の肩に噛み付いた。 「ん、ふ・・・!うう!うう!ぅあ!あ!あ!あう!」 お返しとばかりに剣八も一護の肩に歯形を付けた。 「ああ・・・あ、あん!もう!もう!イく!イッちゃう!剣八!けんぱっ・・・!」 きゅうぅう!と締め付けると自分の腹と剣八の腹に白濁を吐き出した。 「ああぁっ!ん・・・」 一拍遅れて剣八も一護の胎内に熱い精を注ぎ込んだ。 「う、くぅ!」 自分の最奥に注がれる熱い精に震えるほど感じた一護。 「あぁ、熱い、剣八、剣八・・・」 剣八に口付けをせがみ、薄い唇を舐めるとその舌を絡め取られた。 「ん、んふ、あん・・・、ふぁ・・・、ん・・・」 ちゅ、と離れるとふわりと笑いながら、 「気持ち良かった・・・」 と呟くと眠るように気を失った一護。 残された剣八がいつものように風呂に入れて清めてやり、二人でゆっくり眠った。 翌朝。 「隊長、朝早くからすんません。緊急の書類の事でちょっと・・・」 寝室の前で一角が中に声を掛けているが返事が無く、少し焦れて障子を開けた。 「隊長?まだ寝てん・・・で、すか・・・」 その目に飛び込んできたのは、半裸で寝ている一護の姿だった。 夏掛けに包まっているが背中が丸見えだ。 その背中には咲き綻ぶのを今か今かと待つ、紅梅の蕾の様な紅い跡が一面にあった。 「・・・え、と・・・」 目のやり場に困っていると後ろから声を掛けられた。 「何か用か?一角・・・」 「!!」 振り返ると寝巻き姿の剣八が手に盆を持って立っていた。 「あ、の、昨日の書類の事で、ちょっと・・・」 「急ぎか?」 「はい、すいません・・・。他隊の書類が、混じってたらしくて・・・」 「ふぅん、おい、一護。起きれるか?」 「ん・・・、う?眠い・・・」 「もう朝だ、水でも飲め」 一護に寝巻きを着せてやる。 「うん・・・、あ、一角だ」 「お、おう・・・」 一護の横に腰を下ろし書類に目を通す剣八。 その剣八の項に口付けし、寝巻きを脱がせていく一護。 「こら・・・」 「ん・・・」 ちゅ、ちゅ、とキスしながら、昨日噛んだ傷に吸い付いていく。 「こら、悪い子だな、一角が見てんぞ?」 「ん・・・、俺を放ってそんな紙なんか見てるからだ・・・。それにいい男の間違いだろ?」 ぺろりと舐めて口付ける。 「ん、んふ、あ、ん・・・」 「ほら、良い子で寝てろ。一角」 「ッ!はい!」 「この書類、誰が片付けた?」 「え〜と、荒巻ですね・・・」 「そいつに新しい書類取りに行かせとけ。この隊には詫びに行っとけよ」 「はい!失礼しました!」 「またな〜。一角」 一護が手をひらひらさせている。 「おお、またな」 一角が居なくなると着替え始める剣八。 「もう行くのか?」 「まだ朝飯食ってねえだろ」 「うん、お腹空いた」 朝食を運び込み、二人で食べる。 「こっちもだんだん暑くなってきたな」 「ああ、そうだな。一護、今日は外に出掛けるか?」 「ん?どこに行くんだ?」 「お前がいつも行ってた甘味処で新商品が出たとかやちるが騒いでたぞ」 「行く!行きたい!」 楽しそうに笑う一護。 「おかわり」 「ん」 ご飯をよそって一護に渡してやる。 ぱくぱくと見ているこっちも気持ち良いくらいの食べっぷりだ。 「御馳走様でした」 「おう、昼休みに呼びに来てやるから、それまで寝てろ」 「ん〜、分かった。待ってるな」 食後に一眠りしていると、時間になり剣八が呼びに来た。 「起きろ一護。出掛けるぞ」 「ん〜・・・」 ばさばさと着物を渡される。水色の涼しげな着物だった。 「ほら、髪も梳かしてやるから、こっち来い」 「ん〜」 ふらふらと剣八の膝に座ると、髪を丁寧に梳いてもらって、着替えも終わらせてくれた。 「ほれ、顔洗って来い」 「うん・・・」 顔を洗ってさっぱりした一護と一緒に出掛ける剣八。 「新商品ってなんだろうな〜」 「さあな」 甘味処に着くとお品書きにあった新製品のフルーツパフェを頼んだ一護。 「剣八は?」 「俺は、団子で良い」 「ふうん」 やがて運ばれたパフェを食べる一護。 「んー!美味い!剣八も頼めば良かったのに」 幸せそうに食べる一護を穏やかな目で見ている剣八。 「俺はこれで良いさ」 と一護の口の端に付いたクリームを指で取ると舐め取った。 「あ・・・」 「ん?どうした、一護」 「な、なんでもねえ!」 パクパクとパフェを口に運び食べ終わる一護。 「もう食ったのか、まだ何か食うか?」 「え〜?ん、と、じゃあ俺も団子」 と追加した。 きな粉とタレと餡子の串団子を頬張りながら、お茶を飲む一護。 「良く食うな」 「ん、なんかいつもより美味しいから」 と返す一護。 食べ終わると店を後にした。 帰り道で八百屋で甘夏を見つけたので一つ手に取ると、 「買って帰るか?」 と言われ、返事をする前に大量に買い込まれてしまった。 第5話へ続く 11/1/31作。 甘甘エッチとおデートでした。 02/24修正しました。 |
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