題「結晶」3 | |
一護が瀞霊廷に留まって一ヶ月。一護の姿をハッキリ見た者はごく僅かで接触しているのは剣八以外ではやちるだけである。 一角ですら見ていない。いつだったか一度だけ見たのは庭から剣八の部屋の前を通りかかった時。 その時も顔も見ていない。 庭を歩いていると剣八が部屋の前の廊下を歩いていた。 すると部屋の障子が少し開き、白い寝巻きを纏った腕だけを外に出し、手招きしていた。 ゆっくりおいでおいでと上下する白い腕。それに気付いた剣八がその手を取り、跪いて手の甲に口付けていた。 その後、一護の手は剣八の片頬を撫でて、自分に近づけると部屋へ引き込み口付けをしているようだった。 頬を撫でていた手はいつの間にか両腕になり、剣八の首に絡み付いていた。 部屋から出て来た剣八は一角に気付くと濡れた唇を舐めると口の端を持ち上げ笑った。 暫く固まったままだった一角を弓親が見つけ話しかけた。話を聞いた弓親は、 「あぁ・・・、隊長も意外と独占欲強いからね。それに今は大事な時だしね」 そう言うと二人で隊舎に帰っていった。 その時の部屋では・・・。 おいでおいでと剣八を呼び、口付けする一護。両腕を首に絡め、剣八の項を撫でさする。 「ん、ん、ふぁ、ンッ!」 ちゅ、と離れると一護の髪を撫で剣八が、 「このまま抱いちまいそうだ。後少しで今日中の書類が片付くからよ、良い子で待てるか?」 と言った。 「うん、剣八は四年待ってくれた。一日ぐらいどってことない」 「良い子だ・・・」 ちゅ、と額に口付けし部屋を出た剣八。庭の向こうに一角を見つけニヤリと笑ってやった。 終業。 剣八が部屋の帰ると食事の用意がされていた。 「これ、どうした?」 「つ、作った・・・」 「お前がか?」 「うん、暇だったし、テキトーなモンだけど・・・」 味噌汁とご飯に揚げだし豆腐、豚の生姜焼きが並べられていた。 「剣八、酒はどうする?飲むか?」 「イヤいい。飯にする」 二人でゆっくり夕飯を食べた。食休みした後で一緒に風呂に入った。最近は二人で入るのが常になっているので隊士達は共同浴場を利用している。もちろん文句を言う者は一人も居ない。 風呂で身体を洗い湯船に浸かる二人。 「ふぅ!気持ちいい・・・!」 「一護・・・」 「ん?」 と振り向く一護に口付ける。 「んあ、ふぅ、っん!ん・・・」 指で耳朶を愛撫しながら口付けを解くと目を潤ませた一護が、 「なぁ・・・、こんな毎日ヤってて、あ、飽きねぇ・・・?」 と不安げに訊いてきた。 「あ?お前にか?飽きる訳ねえだろ・・・」 項に吸い付き跡を付ける。 「んあっ!ああ!」 するすると胸に手を這わせる剣八。 クリクリと両方の小粒を摘まみながら、一護の耳朶を甘噛みする剣八。 「んやぁ・・・!んん!あう!」 「は・・、敏感だな・・・」 「んん・・・!だって!」 すすす、と下まで手を這わせて行くとそこはゆるりと頭を擡げていた。 「可愛いな・・・一護、ちょっと出ろ」 「?」 二人で湯船から出ると一護を鏡の前に立たせた。 「ちょっ・・・!何すんだよ!」 「良いから前向いてろ」 そう言うやしゃがみ込み、一護の双丘を割り広げるとヒクヒクと息づく蕾に舌を這わせた。 「んああっ!や、や、それやだって!ンンッ!」 チロチロと舐めて中に入れて行く。 にゅぐぐ、と入っては中で蠢くそれに一護の中心は止めどなく雫を零していた。 「は、んん!ん!ん!や!もう、イク・・・!」 熱く柔らかい舌がぬちゅぬちゅと出入りを繰り返す。堪らずキュゥ!と後ろを締め付けるとピュクン!と精を吐き出した。 「あ、はあぁ!ん・・・」 はぁ、はぁ、と息を乱す一護の身体を反転させると今度は前を口に含む。 「ば!やめ!あ!あ!」 視線を下げると自分の下肢を口に含む剣八が目に入ってさらに興奮する。 「ふっ!ふっ!ああ!やっ!剣八・・・!」 下から上へ舐めあげては袋を揉みながら先端を刺激する。その姿を見ながら一護は片方の足で悪戯を仕掛けた。 足の甲で剣八の下肢を弄った。大きくて立派な陰嚢は熱くて重かった。それをやわりやわりと甲で撫でさする。 「ん、おっき・・・、熱い・・・」 うっとりと呟く一護の蕾に指が這入って来た。 「はう!あ、あぁ・・・!剣、八!やだ、や、や!」 「は!人を煽っといて何言ってやがる・・・!」 ぬちゅ、と指を抜くと物欲しそうにヒク付く其処をベロリと舐めると一護を鏡に向かい合わせにして後ろから貫いた。 「んああっ!」 「一回ここでやってくぞ」 と言うと細い腰を抱え込んで揺さぶった。 「ひあぁっ!あ、あ、あ・・・!」 ぴゅくん!と鏡に向かって吐精した一護の膝裏を抱えて抱き上げた剣八。ガクガクと震えながらも必死に縋りつく一護。 「これが終わったら部屋で続きだ・・・!」 壁に一護を押し付けて、ガツガツと奥を突いて性急に昇りつめ一護がイクと剣八は抜き取り外に出した。 「あ、ん、んん・・・」 「部屋に行くぞ・・・」 「う、ん・・・」 身体を拭かれ、髪を乾かして寝室へと抱かれながら帰った。 第4話へ続く 11/1/28作 お風呂エッチでした。お返しする一護。倍返しされました(笑) |
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