題「新しいエプロン」4
 京楽邸からの帰り道を二人だけで歩いていると、一護が小さくクシャミをした。
「っくしゃん!」
「寒いか?」
「ん、少し」
と心配させまいと微笑むと、仕事が終わってそのままの姿で京楽邸に行っていた剣八が隊長羽織で一護をふわりと包んだ。
「これでちったぁマシだろ」
「うん、剣八あったかい・・・」
その逞しい身体に寄り添いゆっくりと歩いて帰る二人。

「剣八、あんまりご飯食べてなかったね、口に合わなかった?」
「あん?そんな事ねえよ、そうだな、小腹が空いてきたな。風呂の後でなんか作ってくれよ」
「うん、何がいい?」
「適当でいいさ」
「じゃ、剣八がお風呂に入ってる間に・・・」
「風呂はお前も入るんだよ」
「へ?いいよ後で、剣八疲れてるんだし・・・」
「良いから一緒に入っとけ。久し振りだろうが」
「あ、うん・・・」
いつもは子供達と一緒に入っている為、剣八とは入れない。
「じゃ、ゆっくりになるけどお風呂から上がったら何か作るね」
「簡単なので良いぞ」
「分かった」
そんな話をしているうちに隊舎に着いた。

 二人分の寝巻きと手拭いを出して風呂場へと行くと剣八は先に入って髪を洗っていた。
「遅かった?」
「いいや、ほれこっち来い。髪洗ってやるからよ」
「わ、久し振りだな」
と剣八の足の間に納まって身を委ねた。剣八は一護の髪を梳いてやり、お湯を掛けて丁寧に洗ってやった。
「ん・・・気持ちいい・・・」
はふ・・・と吐息を漏らした一護。
「そうかよ・・・、すすぐぞ」
「うん」
キレイに泡を落とされ、髪の水気を取ると、
「今度は俺が剣八の背中洗ってあげる」
と手拭いを石鹸で泡立て、広い背中を擦っていった。
「だいぶ力付いてきたな」
「ふふ、だてに毎日お買いものと家事やってないよ〜だ」
「言うな」
と笑いあい、今度は剣八が一護の背中を洗ってやった。
お互い身体を洗い終わると、一緒に湯船に浸かった。
「ふう〜、気持ち良い〜!子供達にぃにのトコで暴れてないと良いけど・・・」
「大丈夫だろ、ホレ十分温もったか?」
「うん、出よっか」
と二人で上がり、風邪を引かないように身体を拭き、髪を乾かした。
「一護、ちゃんと前掛けして料理作れよ・・・」
「ん?あ、そうだねぇ、寝巻き汚しちゃいけないもんね!」
と言うと台所へ行き、何を作ろうかと食材を見る一護。

「簡単なの、簡単なの・・・。夜も遅いし、軽い物が良いよね」
と残り物で雑炊を作る事にした一護がエプロンを着け、竹輪や残り野菜などを切り、出汁を作ると冷ご飯を洗った。
ざぶざぶとご飯を洗っていると、不意に後ろから抱きつかれた。
「きゃぁ!剣八かぁ、もうびっくりさせないでよ!包丁使ってなかったから良かったけど・・・?」
もぞもぞと動かされる手が寝巻きの帯にかかっているのに気付いた一護。
「な!何やってるの!ちょっ!剣八!」
抵抗空しく、しゅるり、と帯は引き抜かれ袷がゆっくりと開いていった。
「や、やだ・・・、剣八・・・」
無言のままの剣八はそのまま下帯も抜き取った。
「やん!なにするのぉ!」
「うるせぇよ・・・、黙ってろ・・・」
いつもよりも低い声に黙るしかない一護。そのうち寝巻きの袖を器用に抜きにかかった剣八。
「やめ・・・」
ぐいっ、と腕を取ると片方から抜いていき、袖が抜けた寝巻きは、ぱさり、と儚い音を立て一護の足元に蟠った。
「何するのぉ・・・」
あまりの恥かしさに、ほんのりと肌に朱を指す一護。
「お前が悪い・・・、そんな格好で出歩きやがって・・・」
剣八の頭の中では昼間の隊士たちの声がぐるぐる回っていた。
「? 何がぁ?これ似合わない?」
とエプロンを摘まんだ。
「っ!この・・・!」
「ンッ!んん!くふぅ!ん、あ、んふ・・・」
突然深い口付けをしてきた剣八に驚きつつ、懸命に付いていく一護。
「ん、はぁ・・・」
くちゅ、と音と共に離れると二人の間を透明な糸が伝っていた。
「キレイな背中だな、一護・・・」
背骨に沿って腰から項にかけてを舐め上げる剣八。形の良い尻が見え隠れしている。
「う・・ふぅん!」
ぞくぞくとしたモノが這いあがる感じに震える一護。エプロンの上から乳首を探り当て布越しに擦っては勃ちあがったそこを摘まみあげた。
「きゃうん!」
「感じるか・・・?」
耳元で囁かれる熱い吐息と共に耳を食まれ、項を舐められては吸いついて跡を付けられる。
「ん、ん、や、やぁん・・・」
胸から下へと指を這わすと、一護の中心は布を押し上げるほどに成長していた。
「くくっ!可愛いな・・・、ちゃんと勃ってやがる・・・」
一護をこちらに向けると徐にしゃがみ込み、エプロン越しに口へと含んだ。
「ひゃああ!やめ!だめだよぉ!」
必死に剣八の頭を引き離そうとする一護。それでも剣八は布越しでもはっきり分かるほど成長するまで離れなかった。
「くくっ!ほれ一護、こんなになったぞ・・・?」
「やっ!」
「しょうがねえなぁ・・・」
と今度はエプロンを持ち上げ直接口に含んだ。きつめに吸い上げて一護をイカせた。
達した後で敏感になっている一護の中心を舐め上げ、袋も口に含んでは舌で転がした。何度もイカされ、がくがくと足に力が入らなくなってきた一護が、
「やあぁ!も、もうだめえ!な、なに怒ってるのぉ・・・?剣八ぃ・・・」
剣八の頭に縋りながらも問い掛けた。
「・・・怒ってねぇよ・・・」
と低い声で返された。
「あ、あう!も、もう・・・!」
ぷるぷると震える一護に、
「なんだ、またイクのか?いいぜ、イケよ・・・!」
グチュグチュと上下に扱くとエプロンの内側で吐精した一護。
「あっ・・・!んん!ばかぁ!汚れちゃったぁ・・・」
「汚れてもいいように付けるもんだろ?これはよ・・・」
まだ中で手を動かしながら、エプロンの上からでも分かるくらい固くなった一護の乳首に噛み付いた。
「きゃう!あ、あ、ダメェ・・・!」
「ほら、後ろ向けよ・・・」
「だめ、だめ、ここじゃだめなのぉ・・・」
いやいやと首を横に振るも嫌がる一護を後ろに向けると、先走りや精液で濡れた蕾に指を這わし解していった。
「あう!や、や、ダメって言ってるのにぃ!」
「関係ねぇ!お前だって感じてんじゃねえか、布の上からでも分かるぞ!乳首勃てやがって!」
片方の手で摘まみあげた。
「きゃううん!だめぇ・・・」
ぽふっ、と尻尾が出てきた。頭を見ると耳も出ていた。
「はッ!やっぱ感じてんじゃねえか、ここもぐずぐずだぞ?」
焦らすようにゆっくり動いては前立腺を掠めていった。
涙目の一護が振りむいて腰を揺らした。
「なんだ?ここでやっちまっても良いのか?台所だぞ?ん?」
自分の事は棚の上、焦らされて限界の一護にそんなことを囁く剣八。
「あ・・・!あ・・!でも、もう・・・!」
ガクガクと震える一護の膝の内側を唾液や先走りなどが伝っていた。
「こんなに濡らしちまって・・・」
れろり、と内腿を舐める剣八。
「きゅうん!」
一護は骨盤の内側から湧き上がる痺れに耐えられなくなり、その場に座りこんでしまった。
「しょうがねぇなあ・・・、ほら、こっち来い」
「あ、あうう・・・」
一護を腕に抱きかかえると、膝裏に手を入れ持ち上げた。
「あ!ま、まさか・・・!」
剣八はヒクついて待ちわびている一護の蕾に熱く滾った自身を宛がうと一気に奥へと刺し貫いた。
「あ、あーっ!」
「はっ!はっ!もう這入ったぜ、一護・・・!」
「あうう、ばかぁ・・」
「動くぜ・・・」
そう言うと動き始めた剣八。ぎしぎし、がちゃがちゃ、と食器や調理具が揺れて音を立てた。
「くふう!う!う!んん!」
「んだよ、声出せよ・・・!」
剣八が一護の前立腺を抉った。
「きゃふう!あっ!あっ!やあん!ばかぁ!」
ぴゅくぴゅくと何度目か分からない絶頂に達し、くたり、と剣八の肩口に寄りかかった。
「部屋に行くか・・・?」
「は・・・ん・・・」
一護の中の剣八はまだ達しておらず、自己を主張していた。
「あ・・ん・・・けん、ぱちは?」
「部屋に行ってからな・・・」
と言うと一護の中から抜き取ると寝巻きを乱雑に巻くと姫抱きにして寝室へと向かった。


第5話へ続く




10/01/16作 やっとこさの裸エプロンでした!まだまだ続くよ!エロのターン!


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