題「新しいエプロン」5
 剣八に抱かれて寝室まで行くまでの間、先程の快感の余韻で一護の身体は小刻みに震えていた。
紅潮した頬やぴるぴる揺れる耳に潤んだ瞳。その全てに煽られる剣八の中心は萎える事は無かった。

 寝室へと連れて来られた一護は、既に敷かれてあった蒲団の上に静かに下ろされた。
「ん・・・、ど・・したの?今日の剣八、へん・・・」
見上げる一護の寝巻きを剥ぎ取ると、ぐちゃぐちゃになったエプロンの上から中心を弄った。
「やう!も、ばかぁ・・・、お気に入りだったのにぃ・・・」
「新しく買ってやるよ・・・」
と瞼にキスをしてやった。
「もうドロドロのぐっちゃぐちゃだなぁ?脱いじまうか?」
エプロンの上から一護の中心を揉みしだきながら言うと、
「ん、うん!うん!脱ぐ!さ、触って?剣八に直接触ってほしい・・・」
と剣八の首に腕を絡ませ、若干勃ちあがったそこを剣八の腹筋に擦り付けた。
「そうだな、もうどのみち使いもんにゃあならねえな」
と笑いを含む声でエプロンを脱がせていき、一護を生まれたままの姿にした。
「あ・・・」
「すげえな・・、ぐちゃぐちょで糸引いてるぞ?」
「やあん・・・、剣八のせいだもん、ばか!」
「おっ、そんな事言ってると入れてやんねえぞ?」
いまだ熱を持ち、ピクピク震えている蕾に指を這わせ、撫でて行く。
「は・・・、やぁん、剣八のいじわるぅ・・・」
知らず揺れる腰で、自分から擦り付ける一護。

 くちゅ・・・、と剣八の指先に濡れた感触が伝わった。
「あん・・・?」
今日はまだ出していないはずだし、ローションの類も使ってない。風呂から出る時に身体も拭いた。
なのに、何故濡れている?
くぷぷ、と指を一本入れてみる。
「は、あぁん、剣八ぃ・・・」
中はいつもより潤んで、動かす度に奥からぬるぬるしたものが指に纏わりついた。
クンッ、と前立腺を押し上げてみると、更に溢れては一護の嬌声は一段と大きくなった。
「け、剣八ぃ・・・、入れて?もう剣八のちょうだい・・・!」
くねっくねっと揺れる尻尾で誘う一護の腰を掴むと身体を反転させ、後ろから覆いかぶさった。
「ひゃっ・・・!あ・・・」
宛がわれる熱に身体が期待して震えるのが分かった一護。
「いくぞ・・・」
「うん・・・」
ぐ・・・、と腰を進めると、グプッと一番太い所が入ると後を貪欲に飲み込んでいった。
「ん、んあ、んああぁあん!善いッ!善いッ!奥まで来てるよぅ!」
「気持ち善いか一護?もっと!奥まで入れてやるよ・・・!」
掴んでいた腰を少し引くと思い切りぶつけた。剣八自身が根元まで這入り、恥骨がぶつかった。
「ひぃあぁあ!すごぉい・・・!んん・・・!もっとぉ!剣八ちょうだい・・・」
腰を振り、それにつられて尻尾も揺れた。
「もっと・・、欲しいか?一護」
「うん!うん!欲しいの!剣八が欲しい!」
「だったら、あの短ぇ前掛けはもう使うんじゃねえぞ?」
「ふぁ?エ、エプロンのこと?」
「ああ・・・」
「なんで・・・?」
「約束出来ねえんなら・・・」
ずるるるる、と引き抜いていった。
「やっ!やだぁ!約束するからぁ!もう、お願いぃ!」
「んん?何をお願いしてんだ?一護。入れるだけか?それとも・・・」
「やあぁ!いじわるぅ!突いてよぅ!奥まで突いて、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜて!いっぱい出して!」
涙に浮かんだ顔で振り向くと、
「お願い・・・、剣八の熱いのでお腹いっぱいにして・・・?」
「・・・!どこでそんなセリフ覚えて来やがった!この!」
ガツガツと奥を突いては、大きな耳に歯を立てた。
「きゃう!だって!剣八が言わせて!ああっ!ダメ!ダメ!尻尾はダメェ!」
尻尾の付け根を握り込み、コリコリと骨の感触を楽しんだ。
「ダメェ!イッチャウぅ!」
「イケよ、何度でもイカせてやるからよ!出すモン無くなるまでイキやがれ!」
じゅくっ!と奥を穿ち一護をイカせた。
「くあぁああっ!はあぁああん・・・、今日、おかしいよぉ・・・?」
「そうか、こっち向け・・・」
一護の足首を持って身体を反転させると正常位で組み敷いた。
「あ・・・、剣八のお顔見れた・・・」
「そんなこと言ってる余裕なんざ無くなるぜ・・・」
剣八は中の一護の様子を敏感に感じ取っていた。
いつもよりも、ぬめりが多い分蠕動が激しいようだ。危うく持って行かれそうになった。
自分も今日は手加減しないで存分に出してやろう、と考え一護の腰を抱え直した。
「ん!もっと来て?剣八、大好き・・・」
「っ、ああ、俺もだよ・・・」
「嬉しいな・・・」
「動くぞ・・・」
「うん・・・」

 ぐちゅっ!ぐちゅっ!じゅちゅっ!じゅっ!ぢゅく!ぷちゅ!ぷちゃ!ぐしゅ!ぐしゅん!
「ひっ!ひああん!おっきい!剣八、おっきいよぅ!ああっ!ああっ!ぁあーーっ!」
びゅくんっ!と一護が達すると剣八もまた中に注ぎ込んだ。
「ふっ!く・・・」
「あぁ・・・あついの・・・剣八の・・・」
きゅっと剣八の腰に足を絡めて、ガクガクと震えている一護の中はひくんひくんと絡み付いてきて剣八を復活させた。
「あ・・また・・おっきく・・・」
「当たり前だ・・・」
剣八は、もうすぐかと思いながら腰を動かした。
「はンッ!気持ちいい・・・」
「もっと奥まで突いてやるし、奥まで出してやる・・・溢れだすくらいにな・・・」
一護の髪を梳きながら、首筋に吸いつくと赤い跡を付けていった。左右の首筋に、項、耳の後ろ、見える所に重点的に付けているようだ。
「あ、あん、剣八ぃ、あの、奥、疼、くの・・・」
もじもじと告げると、
「ああ、悪い・・・」
ずるると際まで抜くと一気に奥まで突いた。
「ああんっ!ああっ!ああっ!やあっ!今日なんか違う!なんで!なんでぇ!」
「はッ!台所であんなコトしたからじゃねえの?」
「あう!あれは剣八が!はん!」
「気持ちよかったろうがよ?」
「ばかぁ・・・」

 剣八は一護を胡坐の中に納めると、背面座位で抱いた。
「やぅ・・・、奥まで、んん!来てるの・・・」
「気持ち善いか?ん?」
項を舐め上げると耳に舌を這わせた。
「あんっ!うん、気持ちいい・・・、ああ・・・、なんか奥から変な感じするの・・・」
「変な?」
「し、痺れるみたいな・・・、ちょっと怖いな・・・」
「大丈夫だ、お前を抱いてんのは俺だろう?ずっと隣りに居てやるよ・・・」
「うん・・・」
身体をひねって口付けを強請ると応えた剣八。
「ん、ん、あ、んく、んくん・・・」
「一護・・・」
襟足を掻きあげると、項に噛み付いた剣八。
「ああうっ!い、痛・・・」
「お前ここ噛まれるの好きだろ?」
「う・・・、そ、だけど・・・」
「くく、ほらいくぞ」
一護の膝裏に手を入れると持ち上げ、ずるんと抜くと手を離し一護の自重で奥まで貫いた。
「ひゃああん!ああ、ひっ!ひぃいい!あっ!ああっ!やぁあ!ごりごりしてるぅ・・・!あ!あ!イク!イク!イッチャウ!また!イクゥ!」
ぴゅく!ぴゅくん!と若干薄くなった精液を吐き出した。
「ふああ・・・、あっ!ああん・・・」
一拍遅れて剣八も達した。
「クッ!まだいけんだろ?こっち向け・・・」
「ふぁあ・・・」
向き合うと一護は剣八に凭れかかり、息を整えていた。剣八が身じろぐと、
「んあ、うごかないで!」
と身体をびくつかせながら言った。
「何だぁ?」
「腰が痺れてるの・・・、も、立てない、かも・・・」
「・・・しょうがねえな・・・、これで終いにしてやるよ」
「ん・・・、剣八・・・」
「なんだよ」
「大好き・・・」
「お前なぁ、煽んなよ・・・、手加減しねえぞ?」
「だって・・・、好きなんだもん・・・」
「で、どうする?このままでやるか?正常位でやるか?」
「・・・正常位で・・・」
「よし・・・」

「はあんっ!ああっ!すごいっ!奥まで来てるよぉ!あ!あ!剣八!剣八!来たことないとこまで来てるよぉ!すごいぃ!」
一護の蕾が天を向くように腰を抱え、ずっぷりと肉棒を咥え込ませ、最奥を突いては、前立腺を擦りあげた。
「一護・・・」
「ひっ!ひぃあぁあ!んんんんっ!あーーっ!!」
一護が達すると内壁が絡み付いては、剣八から絞り取ろうと締め付けてきた。
「くうっ!こいつ!」
どくん!どく!どくん!と断続的に注がれる熱に一護は最後にイッて、気絶した。
「おい?一護、一護、寝てんのか?」
ぴしゃぴしゃ、と頬をはたいても起きなかった。
「たく、今日はこいつにやられっぱなしだったな・・・」
と一人ごちると、二人で風呂に入り直し、新しくなった蒲団で一緒に寝た。

 翌朝、起きると一護の隣りには剣八が居てくれた。
「・・・腰は、大丈夫か・・・?」
「えっと、ちょっと、痛いかな・・・」
「今日は一日寝てろよ」
「え?でも子供達帰ってくるよ?」
「メシは食堂でも良いし、たまにゃ良いだろ」
「うん、分かった、ありがと」
俺のせいでもあるんだけどよ・・・。とは口に出して言わなかった剣八。

情事の跡を色濃く残す一護に他の隊士たちは、ああ、やっぱり隊長には敵わないなと思い知らされたのだった。

 後日、
「ほれ、一護、新しい前掛けだ」
「わ!買ってきてくれたの!嬉しいな!・・あれ?二枚あるよ?長いのと・・・、短いの?」
「長いのは普段使え」
「?、短いのは?」
「俺の前だけで着けるんだよ・・・。誰にも見せんじゃねえぞ・・・?」
とそっと耳元で囁かれた。
「ふぇ?ぇ、あ!馬鹿!」

ミニエプロンは、やはり一度で使いモノにならなくなった・・・。


終。




10/01/17作 子狐で「裸エプロン」消化!いかがでしたでしょうか?
何か、まだ数本残ってた様な・・・。がんばろ〜・・・。



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