題「新婚旅行」5 | |
皆が宿に戻ってきた。 「一護、あんたいつの間に宿に戻ってたのよ?」 「えと、さっき・・・」 湯上りで取り敢えず今は宿の浴衣を着ている一護。 「まっ、いいわ、お風呂に入ったらご飯、ご飯っと!水着ちゃんと洗ったの?」 「うん、剣八のも洗ったよ、朔、十六夜、水着洗うからお風呂に入って来て?」 「はーい」 今日は幾望のお風呂は乱菊達が入れてくれると言うので言葉に甘えた。 「何だか悪いな」 子供達の着替えを用意しながら呟いた。 「良いじゃねえか、折角の新婚旅行なんだからよ」 と剣八が額にキスしてきた。 「ん〜、そうだね。じゃあ子供達の水着、洗ってくるね!明日も海で遊ぶんでしょ?明日は海に入りたいな」 「ああ、そうだな」 子供達の水着を洗いに行く一護。 皆がお風呂からあがって、夕飯になった。 初めて旅行に来た子供達や白と一護は興奮気味で並べられた料理に興味津々だった。 「剣八、これは何?」 「あん?舟盛りだ、ここの海で取れたばっかの魚の刺身だよ」 「とと様!このとげとげのオレンジ色のは?」 「ウニだ、喰ってみろ。トゲには触るなよ」 「はーい!」 パクッと食べる十六夜。 「ん、甘い?変わった味!でも美味しい!」 「白、わさびは?どうする?」 「ん〜、少しだけ」 「にぃに、わさび食べれるの?すごぉい!俺だめだよ」 「そうなのか、俺も駄目だったぞ」 和やかに過ぎていく夕飯。皆が食べ終わり、落ち着いた頃、 「さあ、次は花火よ!たっくさんあるからね!一護も白も、子供達も遠慮なんかしないで楽しみましょ!」 と言って浴衣に着替えるように言ってきた。 「男女分かれて着替えるから、一護、白!あんた達もこっちよ」 「え、でも・・・朔と幾望は?」 「いい、俺がやるからお前はさっさと着替えろ」 「剣八、ありがと」 「ねえねえ、あんた達の浴衣ってどんなの?」 「えっとね、俺はこれで、十六夜はコレ!」 一護の浴衣は紺色に朝顔の絵。十六夜は同じく紺色に胡蝶の絵の浴衣だった。 「あらー、かっわいい!白と朝月は?」 「これ」 白は、白地に牡丹の花、帯は薄い紫、朝月も白地にユリの花の浴衣だった。帯は水色。花の所だけに薄く青や水色で色が付いていた。 「あらっ!良いじゃない!あんた達色が白いからそういう薄い色が似合うわ」 「そうか?あんがとよ」 皆、着替え終わって部屋から出ると、男性陣から歓声があがった。 「ひゅう!綺麗どころがいっぱいだな!」 「一護君、十六夜ちゃん、浴衣似合ってるよ」 「えへへ、ありがと、どう?剣八」 藍色の浴衣に黒の兵児帯を締めている剣八の前でくるり、と回ってみる。 「似合ってるよ、ほれ、朔と幾望だ」 「わあ、朔、かっこいい!幾望とお揃いなんだね!」 朔と幾望は、十一番隊の隊長羽織の模様を染め抜いた甚平を着ていた。 「かっこいいですか?とと様みたいに?」 「うん!とと様にも負けてないよ」 「うん!朔にぃ、かっこいい!」 「一護、ほれ・・・」 「なに・・?」 すっと髪に挿されたのは、ヒスイで出来た飾り櫛だった。 「ありがとう!」 「あらぁ、いいわねぇ、新婚さんは。さ!早く花火しましょ、あんたも初めてでしょ」 「うん、楽しみ」 皆で浜辺に着くとローソクを用意して、点火した。 各々勝手に楽しみ始め、子供達も始めはおっかなびっくりだったが、だんだん楽しみ始めた。 「きゃー!キレイキレイ!虹みたい!」 「ほんとね!」 朔は重國の所に甚平を見せに行った。 「おじいちゃん!見て見て!カッコいいでしょ!とと様とお揃いなの!」 と、背中の染め抜きを見せて自慢した。 「おお、おお、よう似合っておるぞ、朔や」 なでなで、と頭を撫でてくれた。 「おじいちゃんも花火しましょう!僕あんなに綺麗で楽しいの初めてです!」 「そうかそうか」 やはり初めに気付いたのは、乱菊だった。 「・・・一護と更木隊長が居ないわね、みんな子供達から目ぇ離さないでね!」 「はい!にしても、仲良いですねぇ・・・」 「ねえ、一護のとこも、子供増えるかもねー」 などと悠長に笑っていた。 その内、白と京楽も消えていた。 「まぁったく!新婚だからしょうがないけどね、今晩はみんなで一緒に寝ましょ!十六夜、朔、幾望、朝月!」 「わあい!楽しみ!」 「やち姉も一緒?」 「一緒だよー」 「ほらほら、花火まだまだいっぱいあるわよー!」 一方の一護達は? 「ちょっと、剣八?花火はー?俺楽しみにしてたんだけど」 「良いからこっち来い」 建物の影で見えにくい場所で一護を膝に抱く剣八。 遠くに見える花火を見つつ、一護の浴衣の袷に手を入れてくる剣八。 「ばっ!ばかぁ!昼間も外でやったのにぃ!」 「別にいいじゃねえか、俺は今な、気分が良いんだぜ一護」 「? なんで?」 一護の肩に顎を乗せて、遠くに聞こえる子供達の声を聞きながら、 「くく!こんな、可愛い格好したお前が手の中に居るからなぁ」 浴衣の裾から手を忍ばせ、茂みに指を這わせた。 「ひゃっ!ダメ!剣八!」 「お?何も着けてねえんだな」 「んあ!だって線が出ると駄目って乱菊さんが・・・」 「十六夜は?」 「大丈夫だよ」 「ふん、なら良い。おっ、濡れて来たぞ」 くちゅくちゅと音を響かせる剣八。 「やっ、やっ、だめ、浴衣が、汚れちゃう!」 「くく!そんなになるまで濡らすのか?」 「ばかぁ、剣八の意地悪・・・!」 「汚さねえように気を付けてやるからよ、後ろ向いて立て」 「こ、こう?」 「ああ、ちゃんと壁に手ぇ付いてろよ」 そう言うと、バサッと浴衣の裾を捲りあげ、一護の形の良い尻を剥き出しにした。 「きゃあ!剣八!な、何を!あん!」 「この格好なら浴衣は汚れねえだろ、入れるぜ」 熱く滾った自身をくちゅり、と宛がうとゆっくり奥まで埋めていった。 「んあぁぁあ、熱くて、おっきいよぉ・・・」 「一護!夜は声が響くぜ?気をつけな」 「あっ!んっ!んっ!くふうんっ!ふっ!ふっ!んんっ!」 「は!は!指、噛んでんじゃねえよ、血が出てんじゃねえか!」 「だってぇ・・・!んは!もう、イクゥ!」 「お前外でヤルと興奮すんだな」 「やぁ!違うもん!」 ガクガクと震える足には、愛液が滴っていた。 「は!は!俺がイッたらここじゃ終いだ!後は部屋で楽しもうぜ!一護!」 グンッ!と奥を突かれて、達した一護。 「ひいん!ああっあー・・・!」 「う、く!」 どくどくと熱の塊が吐き出された。 「あん!熱い・・・」 ずるり、と抜くと剣八が懐から手拭いを出してきて、一護の下肢を拭ってやった。 「ん・・・、ふ、あ、ありがと」 「いや、歩く時気持ちワリいだろ?」 自分の下肢も拭くと、手拭いを捨てた。 「帰んぞ」 「え、花火・・・」 「もう終わってんな」 「あう〜、楽しみにしてたのに!剣八としたかったのに!」 「悪かったよ。ホレ」 「? なぁに、これ?」 「線香花火だ、これくらいしかねえが、乙なモンだぞ」 と一束の線香花火を一護と楽しんだ剣八。 パチッ!パチチッ!チチッ!チッ!ポト・・・。 「あ、落ちちゃったぁ」 「楽しいか?」 「うん、これ、綺麗ね・・・」 「ほれ、最後の一本だ、お前やれ」 「え、剣八は?」 「俺はいい、今度は長くもたせろよ?」 「あ、うん!」 シュっと火が点けられ、火花が散る。 始めは大きく、どんどん小さく・・・。ぷるぷると火の玉から、チッ!チッ!チチッ!と最後の火花が散るとぽたり、と砂に落ちてしまった。 「ああ・・・、終わっちゃった・・・、少しさみしいね」 「そうか?帰るぞ」 「はーい!」 ちゃんとゴミは持ち帰る一護。 「火薬くせえな・・・」 「これの匂い?すごいね、髪にも付いちゃった」 「風呂入るか」 「うん・・・、ねえねえ、剣八。目を閉じるとね、さっきの線香花火が見えるよ。なんで?」 「そりゃ残像だ、暗い所であんな光るモンで遊んだからな、目に焼き付いたんだろ」 「ふうん」 旅館に帰る一護と剣八。風呂に入り、火薬の匂いを落とした。 京楽と白の場合。 「おい、春水!」 「なんだい?白、喉でも渇いたの?」 「違う、この匂いなんだ?鼻が痛い」 「ああ、花火の火薬だよ」 「うう〜!この匂いやだ!どっか連れてけ!」 「どっかって、どこに?」 「二人になれるとこ、ここ多すぎる・・・」 「そう?じゃあ、散歩に行こうか?」 「ん・・・」 連れだって歩く二人。 ざざ・・・、ざざん・・・ざざ・・・、ざざん・・・。夜の海の潮騒に、 「何の音だ、コレ?」 「ん?波の音だよ、昼間も聞いたでしょ?」 「ん、でも感じが違うな・・・」 きゅっと京楽の浴衣の袖を掴む白。 「怖いかい?」 「追いかけられてるみたいだ・・・」 「大丈夫さ、僕が護ってあげるよ」 「ん・・・」 珍しく、甘えてきた。すり、と顔を擦り寄せるとキスを強請った。 「白?どうしたの?珍しいね」 「んん・・・!なんか身体、疼く」 「・・・発情期かな・・・?」 「かも、しんねえ・・・」 「我慢出来ない?」 「出来、ない!」 「じゃあ、そこでもいいかい?」 「誰もいねえから良い!」 石段に座ると、白が自分から口付けてきた。舌を絡めて貪り合った。 「んっんっ!んふっ!はっあっ!春水・・・!」 「ああ、白・・・、お月さまが見てるねぇ」 「やん!」 浴衣の袷に手を差し入れ、乳房を揉みしだく。 遠くで聞こえる歓声にピクッと反応しながら、京楽に身を委ねていく白。 「はあ、春水、もっと、触って?」 京楽の上の跨って、誘う白。 「白・・・、綺麗だね・・・」 浴衣の裾から手を差し入れ、茂みに這わすと、そこはもう濡れていた。 「あん・・・」 「もう濡れてる・・・、おやぁ、指まで入っちゃったよ?白」 「くんん!あ!あ!もっとぉ!」 ぐちゅぐちゅと掻き廻せば、軽くイってしまった。 「んはぁあ、春水、早く、入れて・・・」 「うん、ちょっと待ってね」 前を寛げ、欲望のままに形を変えた自身を取り出した。 「こっちにおいで、白。この上に、そう、腰下ろして・・・」 「あ、春水の・・・、ん、熱い・・・」 くぷぷ、とゆっくり中に入ってきた。 「ああ!奥まで来たよ!春水!」 「動くよ!白!」 「うん!きて、きて!」 浴衣が皺にならない様に、汚れないように気を使ったのは最初のうちだけ。興奮してきた二人は構わず乱れていった。 「あああん!善いっ!善いっ!春水!中で出して!」 「くうっ!」 どくんっ!と全てを出し終えると、懐から手拭いを出し、白の秘部に押し当てた。 「な、なんだ?」 「浴衣、汚れちゃうでしょ?ゆっくり立って?」 「ん・・・、ふんん!」 ずるん、と抜き終えると、白の下肢を拭ってやった。 「あん!」 「キレイになったよ、さて僕のも、っと」 自身を拭くと手拭いをゴミ箱に捨てた。 白の浴衣をキレイに直してやって、自分も正すと、 「宿に帰ろっか」 「ん、なあ、まだ・・・」 「うん、続きはお風呂の後でね」 「ん・・・」 宿に着き、風呂からあがると部屋に帰る二人。朝月が居ないので、隣りの部屋の一護に聞くと、 「なんかね、子供はみんな、乱菊さん達のお部屋で寝るんだって、楽しそうだったよ」 と言われた。 「そうか、なら安心だな」 「そうね!お休みにぃに!」 「ああ、お休み、一護」 さて、二人が眠るのはいつ? 第6話へ続く 09/07/14作 エロばっか・・・。次もエロの予定。 |
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