題「馴れ初め」14
「かかたま?」
横たわる白は、ヒュー、ヒューという息を繰り返すだけで起きてはくれなかった。
「かかたま・・・、きっとととたまがいたら元気になるよね」
朝月は父を探す決意をすると、名前の書かれた紙と髪飾りを持って巣穴を後にした。
だが朝月は人間で言うと3歳児位だ。とても護廷までは辿りつけない。
「ととたま、どこにいるの?」
朝月は、通りがかった狐に訪ねた。
一護と白の一族は力が強いので、大概の狐は協力的だ。朝月の懐の紙の匂いを嗅ぐと背に乗せて護廷まで走ってくれた。
「わあ!ありがと」

 護廷では、この二か月仕事の合間や終わった後に白と朝月を探す京楽が居た。
まともに寝ていないのか、目の下にはクマが出来、頬もこけていた。
「だめだ、もう限界だ。ごめんよ白。一護君に探すのを手伝ってもらうね・・・」

 十一番隊。
「済まない、一護君はいるかい?」
「あん?てめえが一護の何の用だよ?」
「剣八ったら」
第三子を抱きながら隣りの一護が諌める。
「お願いだ!一護君が最後の頼みの綱なんだ。協力してくれないか!」
「取りあえず、落ち着けよ。何があったか、その説明が先だろ?」
「実はね・・・、僕の大切な人と子供が居なくなっちゃったんだ・・・」
「はあ・・・」
「ああ、なるほど。で、こいつに手ぇ貸せってか?」
「駄目だろうか・・・」
「隊長ー、何か呼んでますよー?」
「あん?」

 同じ頃護廷の外では、耳と尻尾の生えた女の子が人探しをしていた。
「ととたま、ちりませんか?こういう字をかくの」
とすり切れた紙を見せては聞いていた。流魂街の住民から死神に至るまで・・・。



「ととたま、ここに居るって言ってたの。かかたまにあわせたいの。ちりませんか?」

「あれ?アレって更木隊長んトコの子じゃないの?」
「ほんとだ、迷子かな。呼んで来よう」
「うん、私見てるね」

「あの子なんですけど・・・」
「あー・・・、一護連れて来い」
呼ばれた剣八がその子供を見て一護を呼ぶように言った。
「おい、お前京楽の娘だな?」
「・・・ととたま、ちってうの?この字?」
「ああ、その字だ」
「かかたまにあわせたいの。どこにいるの?」
「ちょっと待ってろ」
「なぁに?剣八、どうしたの?」
「あ、かかたま?」
「え?」
「俺は京楽呼んでくるから、隊舎で乳やっとけ。お前の兄貴のガキだ」
「えっ!にぃにの?」
「ああ・・・」
「かかたま、ちってうの?」
「うん。俺のにぃに、同じかか様から生まれたんだよ。おいで、お腹空いてるでしょ?お乳あげる」
「う・・・うん・・・」
隊舎で一護にお乳を貰う朝月。よほどお腹が空いていたのか、すごい勢いだった。
「おむつも替えような?」
「あい、ありがとう」
「いいよ。にぃにの子なんだもの」

「一護、ガキ連れて来い」
「あ、うん。おいで、きっと君のとと様だよ」

 庭には、京楽のほかに、浮竹と白哉の姿もあった。

 京楽は朝月の前で膝を折り、
「朝月・・・かい?」
「あい。ととたまですか?この字の?」
「そうだよ!あぁやっと見つけた。白は?かか様は?」
「あのね、かかたま起きないの」
「どう、いう事だい?」
「昨日は起きてお話してくれまちた。でも朝、あしゃちゅきにお乳くれたら寝ちゃったの」
「そんな・・・!」
「あのねととたま、かかたま寂しいの。ととたまに会いたいの」
「うん」
「あしゃちゅきが喋れるようになって耳と尻尾が隠せるようになったら会いに行きなさいって、ちゃんと愛してくれるからって、かかたまは?要らないの?」
「そんな訳ないじゃないか!」
「これ、かかたまの宝物なの」

名前の書かれた紙と赤い紅玉の髪飾り。京楽が初めて贈った髪飾りだ・・・。

「夜寝る前に話してくれるの、ととたまの事。しゅごく優しい人だよって、かかたまは邪魔になるから会えないけどお前は良いよって。なんで?かかたまは寂しいのに・・・。ととたまは優しいんでしょ?どうちて?」
「朝月・・・」
「みんないっしょが良いのに・・・!かかたまだけ一人はだめなの〜!」
「朝月・・・!」
「わぁああん!あぁああん!だめなの〜!わぁああ〜!」
「朝月、泣かないでおくれ。とと様も泣きたくなるじゃないか」
「ふえぇ〜ん!ととたまもかかたまも一緒が良いの〜!」
「分かったよ。今からかか様迎えに行こう。これからずっと一緒だって、愛してるって伝えるよ」
「ほんと・・?」
「ああ。本当だとも・・・!寂しくならないように祝言も挙げよう。誰にも文句なんか言わせられないくらい幸せにするよ」
そこへ剣八が、
「おい、卯ノ花連れてけよ。そんだけ弱ってんだろ?下手に動かすとヤベえぞ」
「ありがとう。剣八さん」
地獄蝶で呼ばれた卯ノ花隊長と勇音が来た。
「卯ノ花さん、そう言う訳なんだ。お願いできるかい?」
「当たり前です!早く行きますよ!」
剣八と一護が道案内をして巣穴に辿り付いた。浮竹も白哉も同行する。

「あそこなの」
朝月が指差す巣穴に入って名前を呼ぶ。
「白!」
そこには力無く横たわる白が居た。
「白!白!起きて!白!」
目を覚まさない白。
「京楽隊長、結界を張りました。そこへ」
「あぁ・・・」
抱きあげる、まるで羽の様に軽くて泣けてくる。あんなにも輝いていた毛並みはパサパサだった・・・。
外に連れ出すと、口から、白の青い舌が力無く出ていた。
「にぃに・・・!」
結界の中の布の上へ下ろされる。そこで治療が始まった。
「なんて事・・・!内臓がぼろぼろです、ここでは応急処置しかできません・・・!」
「僕の霊力を使ってくれ!全部使ってくれて構わないから!」
「京楽隊長」
「おい、俺のも使え。どうせ余ってんだ」
「剣八さん・・・」
「では、遠慮なく」
「ねぇ、かかたま大丈夫?元気になる?」
「えぇ、大丈夫ですよ。とりあえず、一護君。朝月ちゃんをお願いしますね」
「はい。にぃにのこと、お願いします」
「はい。では、京楽隊長、更木隊長。いいですね?」
「はい。思いっきり使ってください」
「おぅ、一護の悲しむ顔は見たくねぇんでな」
「ふふ、いきますよ・・・!」
「ぐっ!」
「う・・」
三人の霊力で治療される白。ビクッと身体が揺れ、薄く目を開ける白。

「白!白!僕だよ!起きて!」
「くぅ・・・?」
「僕だよ!あぁ、こんなになって・・・!」
「かかたま?かかたま、ととたまです。来てくれまちた。起きて?」
ぐぐっと人型になると裸だったので、京楽は羽織っている女物の着物を掛けてやった。
「な、んで、こんな・・・とこ、いんだよ・・・?」
「朝月が護廷に来て教えてくれたんだよ・・・」
「朝月が・・・、そうかよ・・・。お前は・・・さっさと、俺を忘れて、人間と一緒になれ・・・」
「嫌だよ・・・。どうして愛してない人と一緒にならなきゃいけないの?僕が愛しているのは君と朝月だけなんだよ?他には何も要らないんだ。貴族が嫌いなら、家を捨てるから!全部だ。全部捨てるから戻ってきておくれよ・・・。愛してるんだ・・・」
「ば〜か・・・こんな狐に何言ってんだ・・・」
「関係ない!君が居なきゃ死んでしまう・・・。お願いだ・・・」
「ごめんな・・・、あんたの立場考えないで・・・、愛してくれたのに・・・、愛してごめん・・・、しゅん、すい」
「何言ってるの?どうして僕を信じてくれなかったの?君が居なかったら意味ないんだ・・・。貴族なんて捨てるから、戻ってきておくれよ・・・」
「俺なんかの事より、朝月を、朝月を愛して?大事にして・・・?お願いだ・・・」
「白・・・、いやだ、君も居なきゃ嫌だ!君も!朝月も居なきゃ僕はもう駄目だ!家なんか捨てるから、ここで君達と暮らすから・・・、僕こそお願いだ・・・、傍に居ておくれ・・・。愛してるんだ・・・、こんなに誰かを愛したのは初めてなんだ・・・」
「でも・・・、いいの?俺なんかで・・・」
「白じゃなきゃ駄目なんだよ!今までずっと探してたんだ。帰ろう、朝月と一緒に暮らそう」
「でも・・・」
「何も心配なんか要らない。君達は僕が全力で守るから。ね?白」
「ん、ありがと、春水。・・・ねむい・・・」
「白!」
「眠っただけです。もう動かせます。早く四番隊の詰所へ!」

 四番隊、白の病室。
清潔なベッドの上に寝かされる人型の白の細くなった身体には幾つもの点滴のチューブが繋がっていた。口には呼吸器も付いていた。
そのベッドの横で寝ずに座る男が居た。
「入るぞ・・・、京楽・・・」
浮竹と白哉が入ってきた。
「これは・・・」
「っ・・・・」
あまりの光景に言葉が出ない二人。
「悪いけど、出て行ってくれないか?今の僕の顔を見せたくないんだ。今のこの子を見せたくないんだ・・・」
「・・・分かった・・・」
「・・・」
病室を後にする二人。
「この子が何を、そんなに悪い事をしたって言うのか?なんでこんな姿に・・・!」
「あまり大きな声を出されると身体に触りますよ?」
「あ・・・、卯ノ花隊長・・・」
「コレを・・・。滋養強壮スープです。あたなが倒れたらこの子はまた自分を責めますよ?」
「ああ、ありがとう」
「もう、点滴も終わりです。呼吸も自力で出来ているようですね」
「良かった・・・!」
「あなたと更木隊長のお陰です。さ、一護君」
「え?」
「あの、朝月がにぃにの所に行くって泣いちゃって・・・」
「そうかい。とと様の所へおいで、朝月」
「あい・・・、かかたま大丈夫?」
「ええ。明日中には退院出来るでしょう」
「そうかい、良かった。さ、かか様の隣りで寝なさい」
「あい・・・」
白の横に入るとすぐ眠った朝月。
「ありがとうね。一護君」
「俺こそ、にぃにを助けてくれてありがとう。愛してくれてありがとう・・・!」
「さ、私たちは出ましょうか・・・」
「はい。また明日来ますね?」
「うん」
京楽はそのまま、ベッドに頭だけを乗せて眠ってしまった。

「う、ん・・・」
朝の光で目が覚めた白。横を見ると、朝月と京楽が居た。
「夢じゃなかったんだ・・・」
自分の手を握り締めて離さない京楽。蒲団の上に掛けられていた京楽の着物を肩に掛けてやる。
ふわりと優しく笑い、京楽を見る白の瞳の色は向日葵の様に温かった。
京楽の髪を撫でると、
「起きた?白」
「うん・・・、春水、寒い」
「え!じゃあ何か掛ける物でも・・・」
「あんたがここに来れば良い」
朝月を抱き寄せ蒲団をまくる。
「うん」
同じベッドで一緒に眠る。
「あぁ、やっと3人で眠れた」
嬉しそうに笑う京楽。

「ねえ白?」
「ん・・・?」
「祝言を挙げよう。僕達の。とても豪華なのをね」
「な・何を・・・」
「君が僕のモノだってみんなに知らせなきゃ、取られちゃうじゃない」
「やだよ、一護・・・に」
「一護君知ってるよ?朝月の事もね。護廷に来た時にバレちゃった」
「ばか、やろう・・・」
「馬鹿だよ。祝言はね、西洋風にしよう。ウェデイングドレスが似合うんじゃないかな〜。お色直しも沢山しようね」
「好きにしろよ・・・。俺はお前のなんだろ・・・?」
「うん!好きにする!たくさん愛してたくさん幸せにするからね。だから・・・」
「なに?」
「僕と夫婦(めおと)になってくれないか?」
「あ・・・、う、はい」
「良かった・・・」
ぎゅうっと抱き締めた。
「苦しいだろ、馬鹿春水」
「ごめん!あんまり嬉しくて・・・」
触れるだけのキスをしてお昼まで眠った二人。

 お昼、一護達がお見舞いに来てくれた。
「にぃに、身体の調子はどう?」
「もう大丈夫だってさ。すぐ退院出来るよ」
「ねえ、この子が白にぃの子供?」
「ああ」
「へえ、あたし達と同じに尻尾と耳があるのね」
「だぁれ?」
「あたし十六夜って言うの。よろしくね」
「僕は朔だよ。よろしく。君は?」
「あたちは、あしゃちゅきっていうの・・・」
「あさつき?良い名前ね!あたしの耳と尻尾は黒いの。とと様に似たのよ」
「僕は栗色。かか様似かな」
「あたちは、え〜と、二人分はいってる」
「ああ、ほんとだ二人足したらこんな感じね!」
えへへ、と朝月が笑った。
「おい、外で一緒に遊んでやれ」
「は〜い!行こ!」
「あい!」
子供達が出て行ってすぐ、
「で、どうすんだ?おまえら」
「うん?そりゃ祝言挙げるさ。ね!」
「あ、ああ・・・」
心なしか赤い。
「ホントに!にぃに!良かった!にぃににも大事な人が出来たんだ・・・。でもどうして教えてくれなかったの!お祝いしたかったのに!」
「ワリィ・・・。なんか言い難くてよ・・・」
「うん、でも、おめでとう、にぃに」
「ありがとう、一護」
「おい、京楽。お前これから大変だぞ・・・」
「何がだい?」
「アッチだよ。身体持つのか?乳やらなきゃなんだろ?」
「ふふ、経験者は語る、だね。何とかやってるよ。卯ノ花隊長の薬もあるしね」
「ふうん。で式は次の満月の晩か?」
「そうだね、後一週間だね〜。楽しみだ」
「ふん・・・、帰んぞ、一護」
「あ、うん。またね、にぃに」
「ああ」

「良いかい、京楽」
「あぁ、良いよ、なんだい?」
浮竹と白哉が訪れた。
「いや、君と奥方にお詫びがいいたくて・・・。済まない、子供まで巻き込んで傷付けてしまって!」
「済まぬ・・・。私も兄の気持ちを無視していた。同じく流魂街の出の妻を娶った私が一番分からなければいけなかったものを・・・」
「もういい・・・。怒ってない」
「白君。一護君のお兄さんだったんだね。これからは仲良くしてもらえるかな?」
「別に、構わねえよ・・・」
「良かった・・・」
「おいおい、浮気しちゃ駄目だよ?」
「馬鹿か!」
ごすっと殴られた。
「そう言えば、祝言挙げるんだってね?さっき剣八に聞いたよ」
「ああ、うん。西洋風にするんだ〜」
「それでなんだが。その、お詫びも兼ねて、俺達で用意させてくれないか?」
「私も手伝おう」
「嬉しいけど・・・、良いのかい?お色直し何回もさせるよ?」
「いいんだ。それを頼みに来たんだ」
「それで君達の気が済むなら、お言葉に甘えようかな」
「ああ!甘えてくれ!盛大に祝おうじゃないか!」
「うむ・・・」
そう言って帰っていく二人。
「変な奴ら・・・」
「ね?悪いやつらじゃないんだ」
荷物をまとめて、詰所を出る時卯ノ花隊長に呼び止められた京楽。
「なんだい?」
「コレを。もう無くなる頃だと思いまして」
「ああ、コレ。助かるよ」
「お乳も沢山出るように頑張ってくださいね。お父様」
「はあい」
笑いながら別れる。
途中、朝月を連れて帰る。
「また明日ね〜。朝月!」
「うん、また明日ね!いざ!さく!」
「もう友達出来たんだねぇ。良かったね」
「あい!嬉しいです」
「そっか、早くうち帰って飯喰いてえな」
「はいはい。たくさん食べてね?何が食べたい?」
「あー、そうだな。ハンバーグがいいや」
「じゃあ買ってくるよ」
「ん」

 屋敷で待つ白と朝月。
「お前はまだ食えないからなー。ご飯すんだらお乳やるからな」
「あい!」
「ただ〜いま!待ったかい?僕の白!僕の朝月!」
「・・・おかえり」
「ただいま」
白はたくさん食べた。おかわりもした。次は朝月のお乳だ。
久し振りにたくさんのご飯を食べてお乳の出が良くなった。
んっく!んっく!ちゅう!ちゅう!ちゅぱちゅぱ!とお腹一杯飲んだ朝月。げっぷをしておむつを替えると眠ってしまった。
「白・・・、お風呂、入ろっか?」
「うん・・・」
お風呂で身体を洗い、温まり一緒に蒲団に入る。朝月は隣りの部屋だ。
「白・・・、愛してるよ・・・、もう居なくならないで?」
「ああ。分かった約束だ・・・」
久し振りの口付けを交わす二人。
「ん、ちゅ、んは、ぁ、ふう・・・」
「白・・・、白・・・、僕の白、愛してる、誰にも渡さない・・・」
「あん、春水、跡、たくさん付けて?」
「うん、君も付けてよ」
「ん・・・」
ちゅうっと首筋に吸い付いて跡を付ける白。
「ふふ、かわいいね」
ちゅ、ちゅ、と胸に吸い付き跡を付ける。乳房の頂点にも吸い付くと、
「ん、甘い・・・」
「あ、お乳が・・・」
「ん、美味しい・・・」
「ばかぁ・・・、あっ!はあん!」
自分の下でぴくぴくと感じる白が愛しくて堪らなかった。
「ん・・・、春水、俺、も」
と起き上がると、京楽の中心を口へと招き入れた。
「ああっ!白!そんな!」
「ん、んん、ね、出してよ・・・、飲みたい・・・」
「もう!どうしてそんなに僕を煽るの!我慢出来ないじゃない!」
「んん!あぁ、おっきくなった・・・」
「はあ、はあ、白、も、出るよ・・・!」
「ん、んん・・・!んく!んく!んくん!ん・・・、ぁ、はぁ・・・」
「どうだった・・・?」
「うん、濃くてすごかった・・・」
「そう、じゃお礼しないとね」
ちゅう、とキスをすると押し倒し、白い茂みに指を這わした。
「ひゃっ!あ、あ、やん・・・」
「でも濡れてる・・・、感じてくれたんだよね?」
「あん、知らないよ!」
「じゃあ、感じてね・・・」
「あっ」
あっという間に顔を埋める。甘い匂いのするソコを舌で舐めあげると奥から溢れだした。
「すごい・・・、どんどん溢れてくるよ、白?」
「や、言うなぁ!」
「どうして?気持ち良いなら言ってよ、もっと気持ち良くなって欲しいんだ・・・」
「やあ、恥ずかしい・・・」
「かわいい・・・」
「やっ!ダメ!いや!あん!あん!お、おかしくなるよぉ・・・」
「なってよ・・・、僕の身体で、声で、、ゆびで、目で、僕なしじゃいられないくらいにおかしくなって・・・」
「とっくだ、そんなの・・・、ばかぁ・・・、責任取れ・・・」
「一生掛けて!ああ!嬉しい!もう君の中に入りたいよ」
「きてよ・・・、早く・・・!もう子供居ないから、激しくして?」
「白!ああ、行くよ・・・」
「ん・・・」
熱く滾った自身を宛がうと一気に奥まで貫いた。
「あ、ああー!善い!春水!熱い、春水が奥までちゃんと居る・・・、ああ、愛してる・・・」
「ああ僕もだ・・・」
「ああっん!善いんっ!気持ち良い!イ、イクッ!イクよ!しゅんすい!」
「僕も・・・!ああっ!」
「んああ!熱い!春水のがきた・・・」
「白、まだ満足できないよ・・・、もっとしてもいいかい?」
「うん、もっときて・・・」

甘い夜は続き、翌朝のお乳はたくさん出て朝月は満足気にお腹を丸くして眠った。


第15話に続く



09/04/30作 再会の喜びと、祝!婚約。結婚式どうしよう?ドレス着せたい放題だろうな、京楽さん。


きつねのおうちへ戻る