題「雨」2 | |
愛しげに自分の身体を触る剣八に複雑な思いの一護。 ノイトラは?どうするんだ?二股かよ・・・。 「や、いやっ!離せ!」 冷え切った体じゃ碌に力も出なくて意味無かった。 「暴れんなよ・・・、こないだは自分からして来たくせによ。こっちは2ヶ月待たされてんだ聞けねえよ」 「はっ!誰も待ってくれなんて言ってねえだろ?大体お前他の奴でも良いんだから困んなかっただろうがよ!」 「他の奴?何の話だ、そりゃ?」 「良いから、離せよ!くそっ!」 「喚くな、うるせえ」 強く顎を掴まれると強引に口付けされた。 「んっ!んんー!ん、くふ!んん・・・」 舌を捻じ込まれると途端に力が抜ける一護。 口内を動き回る剣八の舌に翻弄されながらも、剣八の匂いに安心してしまう。 ふるふると震える拳を剣八の胸に押し当てる。 「ん、んん・・・」 「落ち着いたかよ・・・」 「うう、う、剣八、名前呼んで・・・?」 「一護?」 「もっと・・・」 「一護、一護、一護・・・」 「剣八、ん、好き、だよ・・・」 「一護・・・?どうした」 「何でもないから、早く来いよ。それともこないだみたいに俺からやろうか?」 「いい、寝てろ・・・」 「ん・・・」 いつもより優しい指先に戸惑う一護。 「な、んか、いつもと違う・・・」 「気にすんなよ・・・」 言うなり一護の膝を持ち上げ、二つ折りにした剣八は長い舌を一護の蕾に這わした。 「ひっ!やっ!ああっ!だめ!ダメェ!」 逃げようと腰を捩っても無駄だった。 「何が駄目なんだ?テメエのココ、いつもよりも柔らかくてすぐに舌飲み込んじまったぞ」 ずちゅ、音を響かせ舌を動かす剣八。 「いやぁ・・・」 「くく、今日はこれだけでイケるんじゃねえのか?」 「え!やだ!やあ!」 そんな一護の声に耳も貸さず口淫を続ける剣八。 くにゅう、と奥まで舌が入ってきた。思わず締め付けるがよりリアルに舌の動きを感じてしまった。 くにゅくにゅと動かされる度に声があがった。 「あっ!あっ!やっ!もうだめぇ・・・!」 ぽたぽたと先走りが一護の腹に滴っていた。 「ふうん・・・、ホントに感じやすいな、2ヶ月シテなかった筈なのにな?」 「ひん!あ、あ、あ・・・」 今度は、ずる、と出されすぐ根元まで戻された。柔らかい舌の感触にとうとう一護が、 「も、もうダメェ・・・、イ、イク・・・!」 きゅう、と締め付けてイってしまった。 「なんでぇ、ホントにイッチまったのかよ」 一護の顔に飛んだ精液を指で掬い、舐めながら笑った。 「この、ばか・・・」 「あん?生意気な口だな、入れてやんねえぞ」 熱く滾った自身を、蕩けた一護の蕾に擦り付けた。 「やっ!やだ・・、欲しい・・・」 2ヶ月待ってたのは一護も同じ。ただ、会いに行き難かっただけ・・・。 またノイトラが来てたら?剣八に抱かれてたらと考えると身体が動かなかった。 「うん?なんか言ったか、一護?」 「や・・、意地悪しないで・・・、抱いてよ・・・」 自ら腰を揺らして誘った。 「入れて、突いて?奥まで・・・。お願い・・・」 「一護・・・」 「俺も、抱かれたかったし・・・、嫌じゃなきゃ抱いて・・・」 ノイトラみたいに綺麗な髪もしてないけど・・・。 剣八が何の予告もなく奥まで貫いた。 「あああっ!あ、あ、あ・・・」 ガクガク震える一護の腰を掴んで無言で抜き差しを繰り返す剣八。 ずちゅずちゅ、ぐちゅぐちゅ、と音が響いてそれにも感じる一護。 「あ!あう!剣、八!あんん!善いっ!もっと!もっとして!奥まで突いて!」 「一護・・・!」 更に奥まで突いてくる剣八。 「ああんっ!善いよぅ!け、剣八がいるぅ・・・、やぁぁ、イッチャう、イッチャうよ!」 「イケよ、俺も中に出すからよ・・・!」 「ひ!あっ!あっ!ああっ!あーー!」 「くっ!」 「んあ、奥が、あつい・・・」 「一護・・・」 「ああ・・ん、もっとぉ・・・、欲しいよ、剣八が欲しい・・・!」 「今日は素直だな、一護・・・」 「剣八、剣八ぃ、もっとしてぇ・・・、お願いぃ・・・」 「くく!あぁ、良いぜ。気絶しても文句言うなよ?」 剣八は一護を胡坐の中に納めた。 「はぁあん、ふ、深ぁい・・・」 「ほれ、自分で動いてみろ、一護」 「うん・・・」 ふるふる震えながら言うとおりにする一護。ずるる、とギリギリまで抜くと自分の体重を掛けて奥まで飲み込んだ。 「あ、あ、あ、ああん!き、気持ち良いよ、剣八ぃ・・・」 一護は自分の下腹部に手を当て、抜き差しを繰り返した。 「あ、あ、出ていっちゃう・・・、あん、今度は、は、入ってきたぁ・・・」 ゆっくり動く一護は、まるで自分の痴態を見せつけているかの様だった。 「一護!くそ!俺が我慢出来ねえよ!」 剣八は一護を押し倒して、奥まで穿った。 「んああ!剣八!剣八!おっ!俺はっ!お前がっ!お前のっ!」 恋人になりたかった・・・、お前の中の唯一人になりたかった・・・!でも、それは俺じゃなかった・・・。違う誰かだったんだな・・・。 「なんだ!一護!」 「剣八・・・!もうだめ!イク!」 「イッちまえ!また中に出してやるよ!」 「あん!嬉、しい!あぁんっ!ああっ!んあっあーーっ!」 「ぐっ!」 どくん!どくん!と中に注がれる剣八の熱い精を、残さず吸い取るように締め付ける一護。 「奥に、ああ・・・剣八・・・」 「一護・・・」 半分意識の飛びかけた一護を風呂に連れて行く剣八。そこで処理をしてやり、身体を洗い湯に浸かった。 部屋に帰るといつものように蒲団が新しくなっていた。そこに二人で横になる。 「一護・・・」 優しく呟きながら一護の髪を梳く剣八。そのまま微睡んでしまいたかった一護の鼻を知らない匂いが掠めた。 剣八でもない。自分でもない誰かの匂い。 ノイトラ・・・。 一護の中でふつふつと怒りが沸いてきた。隣りの剣八の顔を思い切り殴った。 「嘘付き!浮気者!」 そう叫ぶと部屋を飛び出して、自分の部屋へと駆け込むと急いで着替えた。押入れを開け、紙袋を持って現世へと帰っていった。 「いってぇ・・・。なんだよ、浮気者って・・・?訳分からん」 一護は次の報告日まで来なかった・・・。 第3話へ続く 09/06/28作 エロだけ・・・。 |
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