エロガキ!

 キスをされると、バノッサははっきり判るほど頬を赤らめる。カノンのことを睨みつけて、しかしうようよと目線を泳がせて、あまり上手く回らない舌で、

「ななな、何しやがるこのエロガキ!」

 と頑張って怒鳴る。

 言ったら怒られるから言わないだけで、カノンは心から「バノッサさんって可愛いなあ」と思っている。

 そう思う心の拠り所に、彼よりも自分のほうが明らかに強いという深層の優越があることは否定できないだろう。これはカノン自身も思っている。けれど、出来るだけそんな偉そうな心理の割合は少なくしたいとも思う。

「ごめんなさい、バノッサさんの横顔見てたら、すごく綺麗に思えたから」

 バノッサの顔は、「可愛い」と感じられなくとも、「綺麗」の部類には間違いなく入るものであろう。「可愛い」と「綺麗」は多分紙一重のものであるから、ちょっと間違えて「可愛い」と思ったところで問題はなかろうとカノンは考える。透き通るような肌に、ちょっとキツイ、けれど、二重瞼に長い睫毛で縁取られた「その目がぼくだけを見るとき」、カノンは心が揺さぶられるような気になるのだ。勿体無い、ぼくなんか相手に、と思う半面、ぼく以外の全てを見ないでいて欲しいなどとも思う。いっそのこと、バノッサさんはほんとは綺麗なんかじゃなくて、ぼくの目がどうかしていて、ぼくだけがバノッサさんを綺麗に思うというのもいいななどと妄想する。残念ながら、バノッサが美しいというのはカノンのみが感ずるものではなく、その当然の結果として、バノッサに恋をする者は多い。当然の如く、女性に限られてはいるが。

 だからその「美」は何処まで行っても男性としての美の集約なのである。同性愛者でありバノッサ以外の肌を全く知らないカノンが、こうしてバノッサの外見に一種の陶酔をするのは、女性の感覚としてのそれに近いといえる。

 キスをされてぷんぷん怒り、怒りながら嬉しくてしょうがない、嬉しくてしょうがない自分を感じ、一層不機嫌になるという、あまり意味もないし当の本人もよく判らない喜びと怒りの追いかけっこを内面で繰り広げながら、バノッサはぷいと向こう向き、

「アホらしい……」

 と邪険な声で呟く。

「何処行くんですか?」

「うるせえ、付いて来んじゃねエ、風呂入んだよ」

「あーじゃあぼくも一緒に入ります」

「付いて来んなっつってんだろ!」

 力以上の意志を――あまり強固とは言えない意志を――篭めて、左腕で振り払う。そうされると、さすがに気の強いカノンと言えど、バノッサに怒られたくはないので退く。バノッサは振り払った左腕を、逆に未練するように一瞬泳がせて、それから改めて怒りなおし、一人で浴室へ入って行った。

 一人残されたカノンは、口を尖がらせて、ベッドの上に座る。

 また洗ってあげようと思ったのになあ。

 バノッサの真っ白い肌に触れ、洗うのはカノンの悦びだった。その美しい肌を本当に曇り一つなく仕上げていくのは、最後の段階の芸術家が感じるのと同じ興奮が付き纏う。湯で身体を流した後に、遅れて滴る水滴が珠と散る。白銀の裸体はカノンにとって唯一であり、至上のものである。その身体に触れるだけで、いや、見るだけで、カノンの身体の中で卑猥なものが疼くことを、誰が責められよ。ましてその身体しか知らぬ、その心を純に愛する、カノンが性感を確かに感じることを、どうして責められよ。それはカノンという得意な存在に限られた感慨ではない、あらゆる生命存在が共通して持ちしかし各個独立した美を求むる心である。

 髪の先から足の爪の先まで愛したい、そう感じるほどの相手がどうしたって誰にでも生まれてしまう。カノンにとってバノッサはそれだった。

 その身体を洗うとき、カノンはほとんど恍惚と言っていい感情に包まれる。神を洗っている至福なのだ。そうして自分が清めたその身体が自分を求める為に勃起したり、射精したりすることは、もうただただ平伏さんばかりの、痛いほどの、福音となる。真剣にそれを考えたら、もうセックスなんて出来ない。だから、考えのウェイトは半分くらいにして、だけど、やっぱり、どうしたって、嬉しすぎる。癖になる。だから今日も身体を洗ってあげたかったなあ。

 一緒の入浴は、セックスを始めるに潤滑であるという意味を、間違いなく包含していた。神の身体の最も俗的で、だから神聖さではほかのどこよりも上回る場所をも、カノンは洗うからだ。手のひらの中でバノッサが成長し、硬化し、熱を持ち、脈動するに至っては、カノン自身早くもこみ上げるものを感じてしまう。バノッサは口でそれを拒みながら、その手を無駄と知りながら解こうともしないことで、肯定を表明し、スムーズに濡れた身体、ベッドへと移行する訳である。だから、バノッサが風呂に入るとなると、カノンは当然それに付き合いたいと思う。カノンは、セックスはバノッサ以外の者とする行為ではなかったから、セックスが大好きだった。一度でも多くバノッサと交わり合いたいと思うから、その機会作りにうってつけの入浴は、どうしても付き合いたいと思っているのだ。

「でもまあ……、しかたないかなあ」

 ひとりごとを言って、カノンはごろんとベッドに横になった。そう言う日だってあるのだ。バノッサさんだって疲れてる日はあるんだろうし。いつもぼくの我がままにつき合わせてばっかりっていうのも、申し訳ないしなあ。

 大好きだから、多少の礼節も必要だとは思う。いつだって崇拝するバノッサの顔に、畏れ多くも臀部をはしたなく広げて見せるような愚かな弟でも、そういう慎み深さは――浅くとも――持ち合わせていない訳ではないのである。

 バノッサが言うように、カノンは「エロガキ」だ。他にどういう呼称が当てはまるかバノッサは知らない、カノンもぼくにはぴったりだなどとあぐらをかいている。ここ五年、つまりバノッサが十八、カノンが十一の年の時に初めてセックスをしてから、その「エロガキ」っぷりをカノンは次々と露呈していく。勿論十一の少年にそれほどの「素質」があったわけではない。ただ、カノンのバノッサを思う気持ちには、いささか強すぎるものが在るというのも事実。バノッサがしてくれる行為が全て嬉しい。罵詈雑言も性的快感も同質だ。特にセックスなら、バノッサさんのことを気持ちよく出来る……。ぼくの恥ずかしい姿を見てバノッサさんが笑ってくれるなら、ぼくを苛めてバノッサさんが悦んでくれるなら、ぼくはそれだけで嬉しいしそれだけで幸せだから。

信仰し崇拝し希求する、それらを一まとめにして愛する、その強さは、愚かなほど真っ直ぐで、止まらぬ、強さを持つ。馬鹿の一念岩を通すで、バノッサの胸を何往復貫いたか判らぬほどに愛しすぎている。この上、利己的な愛情方法しか持ち合わせていなければ破滅だが、器用なところも在る子供、先ほどのようにバノッサのことを慮ることも出来るから、今日まで続いているのである。

 バノッサが風呂から出てくるまで起きていよう、おやすみなさいを言ってから寝ようと、思っていながら、寝転がるとだんだん瞼が重たく感じられるようになる。バノッサがシャワーを浴びている音が遠のいて、それが不意に止んだ。がちゃ、とドアが開く音がする、はっと飛び起きて、

「寝てないですよ」

「……知らねエよ、そうじゃなくて、……シャンプーどこやった」

「……え?」

 バノッサは銀の髪からぽたぽた水を垂らしながら、カノンを睨んだ。

「石鹸で髪洗えってェのか」

「あ……ああ、そうだ、買ってきたんです、新しいの。ちょっと待ってください今出しますから」

 石鹸なんかで洗ったらバノッサさんの髪、ごわごわになっちゃう、綺麗な髪が、さらさらの優しい髪が。

 カノンは目を擦りながら立ち上がり、食料品と一緒の袋に入れたまま忘れていた液状洗髪石鹸を手に持って戻ってくる、そして、それを素直にはいとバノッサに渡しかけて、じっと、気付く。

「……んだよ、早く渡せ」

「……洗ってあげましょうか?」

「あア?」

 ぎ、とバノッサはカノンを睨む。カノンは怯まず、

「洗いたいです。ぼく、バノッサさんの髪の毛洗ってあげたい。ぼくに洗わせてください」

 と言い募った。

 この扉くらい、本気を出したなら打ち破ることなんて簡単。しかし、それはしたくないと思うカノンだった。あくまで純粋に素直に、裸でバノッサに触れたかった、バノッサに触れられたかった。

「……シャンプーとっとと寄越せ」

「駄目ですか? ぼく、バノッサさんの髪の毛洗っちゃ駄目ですか?」

「それだけで終わった例がねエだろうが。オラとっとと渡せ」

「今日もバノッサさんのことを気持ち良くしてあげますって言っても駄目ですか」

 一瞬、ほんの僅かな一瞬、きっとカノン以外の誰も気付かないような揺れだったろう、バノッサの濡れた髪が、微かな微かな、震えを見せた。

「バノッサさんのこと一杯気持ちよくします、たくさん良くなれるように頑張ります。だから、……駄目ですか?」

 問題の本質がすり替わっていることをバノッサに意識させぬよう、カノンは真面目に言い募る。そもそも、バノッサは「気持ちよくなりたくないから」カノンを風呂に入れたくないのだ。

 しかし、バノッサとしても、セックスをしたくないという風に偽装するのは、単に自分のプライドだけの問題だ。その行為自体は、カノン以上に好きかも知れない、ただ、自分より年下の「エロガキ」の色香に惑わされてホイホイしてしまうのは沽券に関わる、という狭い了見ゆえに洗っているだけで。それはカノンも知っていて、指摘しない点。だから、いつも駄々を捏ねたり、甘えてみたり、誘ってみたりして、「バノッサさんが悪いんじゃないですよ、ぼくが『エロガキ』だからいけないんですよ」とバノッサに教えるのだ。

 バノッサとカノンは、しばらく睨みあった。

 やがて、バノッサはその肩に確かな寒さを感じる。そう、寒さを感じたのだ。寒さだけがいけなかったのだ。決してカノンを好きにどうこう出来るからという訳ではなくて。

「……入れ」

 道を開けた。カノンは満面の笑みで、濡れたバノッサの身体に抱きついて、ちゅっ、と音を立ててキスをする。バノッサは面倒だと思いつつまた一つ怒ってから、一人、腰掛に座る。カノンはさっさと裸になって、その後から手のひらにとったシャンプーで、泡立てる。美しい銀の髪を、自分の手が洗っている、自分の手が中を泳いでいる、どきどきしながら。それでいて、決して下手ではない。バノッサは目を閉じる必要もなく、カノンの指が甲斐甲斐しく自分の頭皮から髪の先まで慈しむように洗い清めていく感触を楽しんでいた。

「じゃあ、目ぇつぶってください」

 シャワーが降って来て、泡を綺麗に流す。びしょぬれの髪を、乾いたタオルで、少しの乱暴さもなくカノンは拭いて、それから細い指の手櫛で緩やかに後へ流す。後から見ているだけで、カノンはバノッサの美しさが全部判った。それから、また少量を手のひらの上で泡立てて、今度は陰毛へ泡を纏わせる。バノッサは舌打ちをして、しかしもう何も言わない、左膝に肘を、頬杖をついて、カッコばかりはまだ、俺様は許容していないんだぞこのエロガキが。泡立てた陰毛の中に両の指を潜らせ、袋を指で撫でる。そうされることが判って、予め心の準備だけはしていたから、バノッサは容易にカノンの指で硬くなっていく。

「……エロガキが……」

 うめくようなバノッサの声は笑いそうになるのを必死に堪えているような震えを伴っている。

「エロガキです。ぼくは、バノッサさんのエロガキです」

 背中に唇をつけて、

「バノッサさんだけのエロガキです」

 バノッサは震えひとつと、よく解ってやがる、息を飲み込み自分の中に散らした。そうだぜお前は、このエロガキは、俺様だけのもんだ……。

 ほんの少しのプライドもなかったなら、もっと好き放題言って愛されているだろうとバノッサは予測する。しかしその「ほんの少しのプライド」のあるうちが華とも思う。もしなかったら、自分はタダの性的存在に成り下がり、カノンが人間かどうかという以前の大前提として、自分自身が人間なのかどうかという疑念が付き纏うようになるだろう。

 あ、でもいいや、いらねエ。

 そんな気に、ふっとさせられる。

「う……っ」

 降り積もる誇りも、ぬるつく襞に蓋われた沽券も、いいや、いらねえ。

 射精の瞬間そう思っただけで、すぐ次にはまた、不機嫌の芽があちらこちらからぽつりぽつりぽつり。ただ、それを実行するだけの体力気力が伴わないから、がっくり俯いて、放出の余韻をまだ、楽しむつもりもないまま、流れで楽しんでいる。

 こうなってしまっては、自分だけ気持ちよくてお終いと言うのは反則になってしまうだろう。そう我がままばかりも言ってはいられない、相手は、実は自分以上に「俺様」で我がままのカノンであるからして。

 バノッサは、……頑張っている。どんなに罵ろうと、カノンのことが好きでしょうがないから。

「ちょっと休んでもいいですよ」

「……余計な気ィ使ってんじゃねえよ」

 すっかり冷えた身体でも仕方なくバノッサは立ち上がる。カノンはにこにこ笑っている。じいっと、バノッサを見つめて、

「……大好きです」

 頭一つ以上、身長が違う。バノッサは長身であり、カノンはずっと小さい。鈴の鳴るような声をしているし、服を着ればまだ少女にも見えるほど、優しげな顔立ちで、その身体はピンポイントで見なければ総じて中性的である。

 そんな外見のカノンに、下から見上げられて、愛らしい瞳で、そう言われるのだ。カノンをことさら愛しいと思うバノッサが言われるのだ。喉がぐっと苦しくなる。

「バノッサさんの側にいると、嬉しくなれて、幸せです」

 バノッサも素直なら、同じ事をカノンに言っただろう。

「知るかよ……」

 低い声で呟いて、ぷいと浴室を出る。

 そんな様子を見てカノンはまた少し「バノッサさんはかわいいなあ」と思う。思うけど、きっとぼくがもっと可愛かったらもっとずっとスムーズでバノッサさんとしても楽なんだろうなあとも思う。どこかでぼくが、大好きで大好きでもう大好きすぎてバノッサさんの全部可愛く思えちゃってるからだ。しょうがないよ、だって、バノッサさん可愛いし、大好きだし。

「バノッサさん?」

「……んだよ」

 ベッドの上に仰向けになったバノッサの身体に、そっと乗っかって、頬に頬をつけて、耳へそっと呟いた。

 バノッサの身体を見下ろし、ああ、ほんとうに、ほんとうにきれいだ、きれいだなあ、カノンはこの身体が自分のものと、震えるような恍惚。その首に口をつけ、鎖骨に、胸に、脇腹に、自分だけの存在として、そして自分もまたこの肉体だけの存在として、接点を設けていく。好ましい関係であっても、望ましいものであるから、そこを拠り所に自分は生まれ、バノッサにとりつくことが出来るのだ。

神秘的な存在にすら思える形状をした、いきり立つ肉茎を頬張り、白い太股に手を這わせ、戯れに股の間の暗がりへと指を伸ばす。バノッサさんにもちゃんとあるの、わかってますよ? 当たり前のことが、妙に嬉しい。バノッサは唇を噛み締めて耐えている。我慢していても、何度あの科白を吐きつけてやろうかと思ってしまう。それを必死に飲み込むのは、カノンの舌が否定し様のないほど気持ちいいものだから。裏筋へ袋の裏へそして足の間へ、悪戯っぽく歩き回る舌の齎す、至上の幸福。

カノンは半ば滅私奉公的にバノッサに尽くす。自分の身体も同じように、あるいはそれ以上に熱く滾っている。それを脇に置く。いとも簡単に脇に置いて。

 こうすることだけでも気持ち良いのだと言うように、バノッサの閉じられた扉を浚うように舌を伸ばす。

「あ……、ア……!」

 バノッサの喉が、青く仰け反った。

 カノンの砲身の先に、清らかな蜜の光が宿る。

 白い太股に指を這わせて、そっと、吸って、跡をつけて、それから。

「……バノッサさん……、すごい、綺麗ですよ……」

「……うるせエ」

 共に、激しく興奮をし、互いの身体を求め合っていた。

「んん……!」

 引き続き、バノッサの身体を愛でつつも、カノンは決定的にどこかで、この関係を反転させることの不必要さを感じていた。

 バノッサは美しい、自分より美しい、それを理解した上で。

 バノッサにそれが不可能ではない、それも、考慮した上で。

 決定的な我がままを言えば、自分はバノッサに抱かれたいと願う一つの命だから。バノッサを抱くことは叶おう、しかしそれは、自分の欲求を十全に満たす行為ではない。カノンは腸道を穿たれる痛みと切なさと愉楽を、しっかりと握っていたかった。

 だから、こうして、今日も一つ手前で、自分の肛門へ指を差し入れるのだ。

 自然、バノッサを愛でる口は、徐々におざなりになった。それでも、ぎりぎりの執着で、バノッサの乳首に唇を当てて、執拗に吸う。そうされて、バノッサが喉で掠れた声を、微かに漏らす。その扇情的な摩擦音に、確かに欲情しながら。

 バノッサの心音を一番側で聞きつつ。

 カノンは、――このために生きている、自分をはっきりと認識するのだ。

「バノッサさん……、バノッサさ……ッ」

 繋がれた時に感じるのは、強い強い強い、命の弾ける触感。

 見上げるバノッサの視線を皮膚で感じる。勿論、多少の羞恥が伴う。だが、羞恥が快楽に転ずる。

 バノッサは、根元から無理矢理に千切られるような苦しさを感じつつも、心底カノンを愛しく思う自分にぶち当たる、そんな自分の素直なこと、優しいこと、穏やかなることに、やや慄き、しかしされるがままに、カノンを今日も抱いている。

「……何してやがる……とっとと、動け」

 尻の穴の冷たいような思いをさせられてなお、この子がこんなに愛しい。

「あ……、あっ、ああ、あああ……あ……ああ!」

 エロガキが。

 そう呟きつつ、……その子供から快感を得る自分も同等の者であることが辛い。せめてもの逃げ道に、これだけ高等な性愛の仕方をする子供が単なるエロガキであってたまるか、もっと性質の悪い悪魔的なものだ、だから俺様だって、と、上手い言葉をバノッサは探る。

 探っている間に限界は来た。既に射精し終えて、なお健気に泳ぐカノンのぬめる胎内へ、バノッサはそれぞれに命を持ち、間もなく死ぬさだめの精子を、子を作るためではなく殺すために、射精した。

 


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