小休憩
2010/08/31 Tue
m25
!注意
グスタフが主人公で社長なストーリー動画設定。
ですが、動画とは一切関係ないただの捏造話。キス描写有り。
キャラ崩壊、嘘設定などを受け付けない方は要回避。
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「――…ふぅ、」
「休憩するか?」
暫くデスクに向かっていたグスタフが漏らした吐息を耳で拾い、
サイキカルは労うように問いかけながら、視線をグスタフに向けた。
カンパニーの会長と言う椅子に腰掛けるグスタフの日常は忙しい。
会社運営も手広くやっている上、最近では得体の知れない連中に、
熱烈なラブコールを受けていて疲労も倍率ドンである。
幾らタフな男とは言え、流石のグスタフも溜息の一つ出てしまうらしい。
因みにグスタフの身辺警護を受け持つサイキカルは、
グスタフの傍に居ることが最大の仕事であるため、
応接セットのソファに腰掛けて、本を開いているのが常だった。
火種の多いグスタフといえど、四六時中渦中に居るわけでもなく、
当然、サイキカルの仕事も退屈なものになってくる。
それでもグスタフの仕事を邪魔するつもりはなく、
ソファに懐いて大人しくしていたところだったため、聞こえてきた溜息に即座に反応を示した。
「いや、もう少しでキリがつく」
しかし、あっさりと否定の声を返されて、サイキカルはソファに身を沈めなおした。
グスタフはその暇を持て余している背中を視界に入れて、ふ、と吐息のみで笑いを漏らす。
その笑い声が耳に届いたサイキカルは視線を持ち上げなおし、
言葉を選ぶような間を置いてから、再び唇を開いた。
「――…しかし、働き詰めでは倒れるぞ」
基本的には護衛だけがサイキカルに与えられた任務だったが、
だからと言って、目に見えて無理をするグスタフを放っておく気にはなれなかった。
サイキカルは膝で開いていた本を閉じると、ソファに捨て、上体を捻りグスタフへと座ったまま向き直る。
その気配を感じ取ったのか、グスタフも手元の書類から顔を起こすとサイキカルと視線を合わせた。
「確かに、そんな失態を見せてはお前の立つ瀬がないな」
先ほどよりもあからさまな苦笑を見せて、
グスタフは手に持っていた書類を、執務机の上にバサバサと音を立てて落とした。
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