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保健室へようこそ

2010/08/28 Sat
m25



今にも零れてしまいそうな涙を懸命に堪えて吐き出す声も酷く弱弱しい。
己が声を出すだけで振動がゲーニッツの指先を擽るらしく、ク、と性器裏を指腹で捏ね回されて巧く言葉が紡げない。

「止め、て……っ、く…、」
「……“止めてください、先生”」

言い聞かせるように耳元で囁かれ、指を折り曲げられるとヨハンに逆らうことなど出来なかった。
じわりと眦に新しく熱い液体が浮いたのを自覚したが、ヨハンは諾々とゲーニッツを享受する。
自分でも恥じ入るほどに掠れた声を出しながら、ゲーニッツが求める言葉を復唱した。

「………ッ、て…、くだ……ぅ――ッ、ぁ…っ、………せん…、…せ…ぃ」
「―――…はい、良く出来ました」

言葉と言うには途切れすぎて、小さすぎたが、それでも満足してくれたのか、
ゲーニッツは指で粘膜を刺激しながら、ズルリ、と内側から引き抜いた。
しかし、ゲーニッツの声が余りにも楽しそうで反射的に身が強張る。

「では、ご褒美をあげましょう」
「――――ッ!!」

抵抗も出来ない身体に押し入ってくる熱い塊、緊張した肢体を看破する欲に喉が引き攣った。
大きく脈を打ちながら、ヨハンの身体を蹂躙し、思わず仰け反るほどの衝撃を受けた。
自分の中を他人に満たされる感覚に目を見開いて、眦から涙が絶え間なく零れ落ちる。
赤い髪がシーツに波打ち、ゲーニッツは満足そうな吐息を漏らす。
そのままヨハンの両足を抱えて、腰を浮かせると見せ付けるような角度に固定して、ゆっくりと腰を揺らした。
グズグズ、と結合部から肉同士が擦れ合う生々しい音が聞こえてくる。
そのたびにヨハンは喉を引き攣らせて、初めて齎される熱量に忙しなく息を吐き出す。
ゲーニッツが腰を引くたびに身体の奥が燃えるような熱が生まれて喘ぎ声に変わる。
舌が回らず、不規則に母音を漏らすだけの唇で切れ切れにゲーニッツの名を呼ぶ。
身体の奥で痛みは甘い疼きに摩り替わり、名を呼ぶことで溺れてしまいそうになる自分を叱咤した。

「ヨハン……ッ」

ゲーニッツの声が何処か切羽詰って聞こえる。
グッ、と強く、深く押し入ってきたゲーニッツが熱くて、苦しくて、それなのに身体の中が満ちていく。
どうして、とヨハンは思わずには居られない。
――――どうして、もっと柔らかく、優しく出来ないのだろうかと。

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[Serene Bach 2.23R]