QLOOK?A?N?Z?X????

1231/0101

2011/01/13 Thu
m25



!注意

ジェネラル×オズワルドでR18話。
年越しのお話で、まったり同棲してたりします。
糖度高めでいちゃついてます。


========================


塗りつぶしたような黒に彩られた空からは、細かい氷の結晶がチラチラと降り注ぎ、街の喧騒を呑み込み静寂を振りまいている。
そんな静かな夜を密やかに震わせるように、遠くから響く鐘の音を拾った。
ジェネラルは手にしたティー・カップをソーサーへと戻すと、隣に腰掛け、寄り掛かっているオズワルドへと視線を向けた。
硝子細工の美しいグラスに洋酒を満たし、それを舌に馴染ませるように少しずつ含んでは虚ろな視線を窓越しの夜空へと向けている。

「―――オズ、年が明けたぞ」
「ええ、そのようですね」

囁かれた言葉に釣られるように視線がジェネラルへと向くと、酒精の香りが一層濃く香る。
香りだけで酔ってしまいそうだが、それよりもトロリとした視線の方に酔いしれそうだった。
ジェネラルの心中を過ぎった邪な感情に気づいているのかいないのか、オズワルドは邪気のない笑みを浮かべて見せた。

「明けましておめでとうございます、閣下」
「おめでとう、オズワルド」

恒例の挨拶を交わし、オズワルドの手からグラスを奪う。
グラスと氷のぶつかる澄んだ音を聞きながらテーブルに置いてしまうと、隣から抗議を含んだ視線が突き刺さる。
正月休みとはいえ、夜更かしの習慣をつけると休み明けに苦労するのは必至だ。
ジェネラルは小さく溜息を吐くと、酒のお陰で血色の良くなった頬に手を滑らせた。

「そろそろ寝るぞ?」

まるで幼子に諭すように優しく促せば不満げに眉根が寄る。
折角取れた休みをもっと謳歌したいのか、単純に呑み足りないのか。

「……もう少し良いじゃないですか」

もっとジェネラルと夜を愉しみたいのでは、というのは余りにジェネラルに都合の良すぎる邪推だろう。
オズワルドはグラスへと手を伸ばし、酒宴を続けようとする。
それを緩く阻止しながら、どうしたものかと視線を天井へと投げた。
このまま付き合っても何ら問題はないのだが、後日必ず弊害があるのだと認識している以上、甘やかすのも憚られる。
ジェネラルは悩んだ末に一計を案じ、ゆっくりと口を開いた。


[9] >>
-
-


<< 眠れぬ夜は七転八倒
夢に見るほど甘い生活 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.23R]